FC2ブログ

記事一覧

パッシブなインデックス投資はアクティブな個別株投資の平均リターンに勝てない。勘違いしている人が多い気がする。

ネットの書き込みで、有名な本を読んでミスリードしているのか「アクティブ投資、個別銘柄投資はインデックス投資に負ける」ということを言う人がいますが絶対にそんなことはありえません。
それどころか信託報酬分を考慮すると個別株の期待リターンのほうがおそらく上でしょう。

インデックス投資がアクティブな個別株投資に勝つと思っている人はこういう人間を思い浮かべてください。
ある乗客が飛行機の上で、他の乗客に向かって「わたしの進む速さはあなたたちより上でしょうね。」なんて言ってたら、他の乗客は彼の正気を疑うでしょう。
つまりそういうことです。

すべての個別株投資家のリターン平均がインデックス投資の平均です。
なので個別株投資にインデックス投資が勝つなんてありえないのです。
むしろインデックス投資の場合、継続して信託報酬を払っているので、個別株を半永久的にバイアンドホールドするタイプの投資家と比べたら、信託報酬および手数料を含めた期待リターンは個別株長期投資に負けていると考えるほうが妥当です。

ではなぜ、インデックス投資が勝つというミスリードが生まれるのでしょうか。

一つめは、アクティブファンドは期待リターンがインデックスファンドを信託報酬の差額分、下回るという当たり前の事実がありますが(再び言いますが、インデックスファンドとアクティブファンドは同じ飛行機の乗客なのでどちらかの平均スピードが上なんてこと起こり得ないのですから、手数料が安い分、インデックスファンドが勝つという単純な話です)それを勘違いして個別株に投資するアクティブ投資家がインデックスファンドに平均リターンで負けると勘違いしているのかもしれません。
個別株は購入時に僅かな購入手数料をはらえば、あとは維持費0円なのでインデックスファンドに負ける理由がありません。

二つ目は中央値と平均値の問題です。ある銘柄が100円の場合、大暴落や倒産で株価は0円に近づきますが、暴騰の場合は200円ではききません。10倍にも100倍にもなります。
つまり期待幾何平均リターン年間6%といった場合は、10ある銘柄のうちの5位、6位の銘柄の成績は6%ではなくもっと低いということです。
1位の銘柄が大きなリターンで平均をひきあげるからです。
日本の平均年収と中央値年収の議論と同じです。
中央値が平均値より小さい構造になります。
ですので10人中、5位、6位の人の成績はインデックスファンドの成績に負けるでしょうが、これは平均値ではなく中央値です。

それでは個別株投資家はもし特別な(市場を出し抜く)銘柄選定眼を持っていないと仮定すると、どうすればインデックスファンドに負けないのでしょうか。
それは多くの銘柄に分散投資することです。
多くの銘柄に分散投資すると、自然とインデックスを引き上げた戦犯である、大暴騰銘柄が組み込まれます。
この銘柄が投資家を少なくとも市場平均までは引き上げるということです。

市場平均に勝ちたいのなら、たとえば、シーゲル氏や、他にも多くの研究者が出している結論ですが、高配当、低PERの銘柄の平均リターンは、低配当、高PERの銘柄の平均リターンに勝ちます。
ですのであるインデックスがあるときに、その配当率の上位半分かつPERの下位半分の銘柄だけピックアップして投資すればおそらくこのインデックスにリターンで勝つでしょう。ダウの犬等も原理は同じです。
スポンサーサイト



コメント

ということであれば、あなたは個別株投資をやっているのでしょう。

50年ほど続けてみてください。

あなた自身が、負けることを証明しますから。

判定員さん

インデックス投資と個別株投資両方やっています。
自分では長期では似たり寄ったりのリターンになるのではないかと予測しているのですが、結果が出てみないとわかりません。

運が良ければ言う通りになるかもしれませんね・・・。イコールになるというのは・・・運が良ければそうなるかもしれないですねw

yさん

個別株のリターン平均値がインデックスファンドのリターンなのでイコールにならないとおかしくないですか?
という疑問があります。
何かインデックスのほうがリターンが高くなる、納得のいく理論があれば考えを改めます。

ただひとつ問題となるのは、個別株の中央値リターンはインデックス平均リターンに負けるだろうという点です。
なぜなら少数のリターン上位銘柄がインデックスの平均リターンを大きく持ち上げていると研究結果で出ているからです。
とすればS&P500のリターン250位はS&P500の平均リターンにおそらく負けるのですが、それなら何社程度分散すると、S&P500の平均リターンとほぼ同じ値に収束するのかという点に興味があります。
ダウ30とS&P500の成績がいつも競っていることから、30社程度の分散ではないかと踏んでいるのですが、そのあたりの研究にすごく興味があります。

確かに!!
個別株投資はインデックス投資に負けます、と言ってしまうと間違いですよね。
『最近の良心的な』インデックスファンドであっても、当該インデックスに関連する個別株投資のリターンの平均には信託報酬分の0.1~0.3%程度は負けてしまうことになりますね。
それに、インデックスファンドでは株主優待を全額組み入れることが難しいらしいので、こういう点も個別株に有利ですね。

日経新聞の記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32607510U8A700C1EE9000/
の個別株バージョンの調査結果があればいいんですけどね~

Re: タイトルなし

おっしゃるとおりです
全額VTに投資、最も賢明な方法の一つだと思います

> 確かに!!
> 個別株投資はインデックス投資に負けます、と言ってしまうと間違いですよね。
> 『最近の良心的な』インデックスファンドであっても、当該インデックスに関連する個別株投資のリターンの平均には信託報酬分の0.1~0.3%程度は負けてしまうことになりますね。
> それに、インデックスファンドでは株主優待を全額組み入れることが難しいらしいので、こういう点も個別株に有利ですね。
>
> 日経新聞の記事
> https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32607510U8A700C1EE9000/
> の個別株バージョンの調査結果があればいいんですけどね~

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

靴磨きおじさん

Author:靴磨きおじさん
1984年うまれ
2011年に就職して2013年から投資をはじめる

2013年1月〜2018年9月通算成績
総資産額 33,037,683円
キャッシュ 4,580,307円
リスク資産評価額(IDECO・積立NISAを含む)
 28,457,376円
リスク資産元本 23,184,276円
損益通算(2013年1月~) +5,273,100円

リスク資産運用成績
(2013年~2017年は円建て手数料税金差引後実測値)
2013年 +20.7%
2014年 +25.5%
2015年 +0.2%
2016年 -0.9%
2017年 +15.0%
(2018年~はPORTFOLIO VISUALIZERを使用したドル建て理論値)
2018年 -9.7%(S&P500 -4.5%)
2019年 

FC2カウンター

参加ランキング

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 米国株へ