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ETFを使ったグローバルマクロ戦略

新興国株式と米国金利の関係性

一説には、米国金利の上昇により新興国株式が下落するという考え方があります。
これは新興国が債務をドル建てで調達するので、ドルの金利があがると、借金返済が大変になり、利益を圧迫するという考え方です。
一理あるようにみえます。

しかし思い出してください。
ある国の債券金利があがるとは、理屈の上では、その分、通貨(為替)が他国に対して安くなることを意味します。
(そうしないとある国の高金利債券が、ほかの国の低金利債券より得になるため、為替で調整されるという説)
すると米国の金利上昇は年単位、2019年2020年とみれば、ドル安によって調整されることに。
相対的ドル安になるならその分為替によって新興国株式リターンも改善されるとも考えられます。

短期では債券利回り上昇と共に新興国株式指数は下がるように見えますが・・・
実際米国債券金利と新興国株式指数のチャートを長期で見ると、逆相関ではなく
無相関か、もしくは正相関に見えます。

新興国投資家のマーク・モビアスに言わせると
「(もし米国が利上げを継続した場合)新興国通貨は対ドルで上昇し続けて『ドル安』となるだろう。
過去を振り返っても米国が利上げをすると新興国株が下がるといった相関はない。」

もちろん双方、自分のポジションにとって都合のいいほうを鵜呑みにすることなく
自分で考えること、そしてどう動いても分散によりヘッジを利かせることが大事かと思います。
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  1. 株式投資に関する疑問
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