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ETFを使ったグローバルマクロ戦略

日曜日を使ってレイダリオのオールシーズンポートフォリオ戦略をまじまじ見て思った弱点

日曜日に本のレイダリオの記述やネットサーフィンでレイダリオのオールシーズンをまじまじと眺めて検討してみた
レイダリオによると経済の4つのシーズンのそれぞれでパフォーマンスが良くなる主要資産として
・株式
・金(および商品取引)
・TIPS
・米国長期債券
これらで主役が変わるようだ
なのでこれらを良い塩梅でもつと各シーズンで強いポートフォリオになるらしい
まあそれはいいとして・・・

本の中でとくに詳しいリターンやドローダウンが記載されたのは1984年からだ。
リターンは9パーセント代で最大ドローダウンは年間数パーセント。
すばらしい。
しかし何か腑に落ちない。
それはポートフォリオの55%が債券であるのにリターンが高すぎる点だ。
なぜなら分散によりシャープレシオが改善するフリーランチは理解できるが
そもそも長期で株式単独のリターンとかわらないリターンが(レバレッジなしで)分散ポートフォリオにより実現した場合
株式により大きなリスクプレミアムを受け入れた投資家の行動が正当化されないからだ。
(これは非合理的なはずだ)
そこで米国債券の長期利回りチャートをもう一度みた。
するとなるほど、1940年~1980年代前半で利回りが上昇し続けている(債券価格そのものには下方圧力がかかっている)
そして1980年代中盤~現在で利回りが下落し続けた(債券価格は上昇した)
つまり1984年からのバックテストだと債券利回りが下落し続けたので債券は実力以上のリターンを手にしたことになる。
現在2%まで下がった長期利回りには上昇もしくは停滞の未来しかない。
停滞した場合債券の長期リターンは2%台になる。
上昇した場合、債券の長期リターンはとても悪くなるだろう。
すると55%を債券でもつレイダリオのポートフォリオが今後長期間でよいリターンを実現するのは不可能という結論になった。
現在利回りから考えてポートフォリオリターンは3%程度になるのではないか。
1980年代前半から現在へのバックテストデータによるリターンはシチュエーションが特殊すぎて普遍性にかけると思う。

アメリカ人はどう思ってるのだろうと思い
「yield Treasury Bond All season portfolio」で検索をかけて何個か記事を読んだらやはり同様のことを考えた人間が非常に多いようだった。
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