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ETFを使った株式投資

レイダリオのオールシーズンポートフォリオが強すぎる 読んでるとポートフォリオ組み替えたくなってしまう

「世界のエリート投資家は何を考えているのか」、読んだ方が多いと思いますが、ぼくも6割がたまで読みました。
その中でレイダリオの推奨するポートフォリオのパフォーマンスが強すぎます。

なんと標準偏差7程度で過去30年の平均リターンが9パーセント代
さらに最大の下落幅でリーマンショック時の年間わずか3%台という鬼のような成績を出しています。
肝心の中身ですが
30 株式
40 米国長期債券
15 米国中期債券
7.5 コモディティ
7.5 金
と、これだけです。
こんなんでそんなめちゃくちゃな数字でんやろ・・・と思うのですが、じっさい検討した記事があります。

レイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」について海外ETFを使って検証してみた

本当にボラわずか7パーセントで、過去10年間でトータルリターン110%という夢のような成績を出したようです・・・
ボラティリティ7%代というと、株式の1/2.5~1/3です。
なぜこんな芸当が可能なのか・・・
ひとつはドルで測定しているからです。
米国債券はドルでみると2008年リーマンショック時しっかり株式下落のクッションになれたようです。

そして問題点は現在の債券金利が低すぎることです。
今の債券金利が低すぎるとどう粘っても債券55%の当戦略が今後10年よい成績を出せると思いません。
しかしこの戦略は超長期(1920年代くらいから)のバックテストも載っていますがめちゃくちゃ成績良かったです。
本当かよ、という感じです。

JPモルガンの2017年度の今後10年リターン予測値を使うと
このポートフォリオの今後期待されるリターンは3.6%とでました。
株式は6パーセント程度と予測されている資料です。
信じられないような低ボラティリティで株式の60%のリターンが出るなら優れているように感じます・・・

著者が作中書いていたのが
「ほとんどの個人投資家が、自分が大きな下落にも耐えられると思って、株式を上昇相場で80~90%というめちゃくちゃな比率にしてしまうが、本当に耐えられると思うか?悪いことはいわない、やめておいたほうがいい」
みたいなすごく耳に痛いことを書いています。

たとえばポートフォリオを全力に株式にする人でも
50%をこのオールウェザー戦略にするというのはどうでしょうか。
トータルで見るのではなく、資金を2つに分けるのです。
いうなれば、資金の50%をレイダリオに「貧乏人向けに安全なポートフォリオで運用してくれ」と依頼して預け
残り50%をバフェットに「貧乏人向けに利益最大化するようにポートフォリオを組んで運用してくれ」と依頼して預けるとします。
するとレイはオールシーズン戦略をとるし、バフェットは米国株式インデックス100%戦略をとるでしょう。
すると、レイダリオにあずけたお金は株式の期待リターンの60%を確保しながら
年間数パーセントの上下ブレで毎年運用され
バフェットのほうは最大40%、50%と下落しつつ資産の最大化を目指します。
トータルでは株式100%のポートフォリオの80%のリターンが出ることになります。
これは魅力的に感じないでもない・・・
なぜならこの戦略をとれば、大きな景気交代時に、しかし資産の50%は、ドルでみてとても安全に運用されている、と思うことができます。
また、リタイア後、長期に株価が暴落したとき、株式100%戦略のほうは取り崩しに手を付けず、オールシーズン戦略のほうを長期にわたり崩せば、株価が十分に回復する場で株式を取り崩さないですみます。
それなのに株式100%の80%の成績が確保できるのです。
このように2つにポートフォリオを分断して、リタイア後は株価の状況で取り崩し方を工夫すると、フリーランチのようなものが発生しているようにみえます。


今は債券の超低金利という意味ではオールシーズンを組むのに魅力的な時期じゃありません。
しかし株価が高く、どこかで調整が来そうだという意味では、オールシーズン戦略をはじめる(=株式比率を下げる)のに適した時期にみえます。
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