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平凡な個人投資家の株式は100%がよいか? バフェットとレイダリオの教えから読み取ること

レイダリオの個人投資家に向けた最新のアドバイスが載った本

世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)

が、ブログ村の書評をみるかぎりかなり面白いようです。
レイダリオのインタビューはいろいろな本で読んだしよくネットでも発言を見ているし
オールウェザーポートフォリオも知っているし、この本はスルーかなと思っていましたが買うことにします。
信頼できる山崎元氏が解説なのも大きいです。

さて、オールウェザーポートフォリオについて自分が一度出した結論をかるく書いておきます。
レイダリオはたびたび「個人投資家はよく分散された割合のポートフォリオをひたすらホールドして一切自分のタイミングを介入させるな。金もいれろ。株式の動きを打ち消すには債券何倍も必要だ」といったたぐいの発言をしています。
またそもそも彼の戦略は、リターンがプラスでありかつ無相関、逆相関の資産を10個も20個も集めるというものです。
次に、これを彼らのコンピュータで計算して最も最適にベータを打ち消しあうポートフォリオ比率を決めます。
これをやるとリターン/リスク比率が非常によくなるそうです。
しかし当然リターンの絶対値は、最も効率の良いリターンを生む資産のひとつとされる株式100%のポートフォリオに劣ります。

さてここが問題です。
最後にレイダリオは料理の仕上げとして出来上がったポートフォリオに数倍のレバレッジをかけます。
これは個人投資家には真似できないと思います。

これによりレイダリオのポートフォリオは、株式よりもリターンが高く、リスクが低い究極の商品になります。
(年率リターンが10パーセントを優に超えるのにリーマンショックでも下げるどころか上げるような究極の資産です)
しかし最後のレバレッジの部分が真似できないゆえに、個人投資家は彼の真似ができないというのが僕が思ったことです。

彼のオールウェザーポートフォリオは疑似的にブリッジウォーター的な資産分配になっています。
リーマンショックでドル基準で株式50パーセントの下落に対してこいつは3パーセントしかさげませんでした。
しかし上記の通り問題があります。
つまりたぶんこのポートフォリオはインフレに対して、2~3パーセントしか超過リターンを生みません。
本当ならブリッジウォーターの手法は、最後に安全な範囲で数倍レバレッジをかけるのです。
しかし個人はそれができない。なのでレイダリオの真の力を発揮できない。

バフェットは個人投資家はただ余裕資産の90%を米国株式インデックスにずっと積立つづけなさいといいました。
シーゲルやエリスの考え方も、実質的にほぼ一緒です。(株式は世界分散がより良いという意見の違いはあるが)
これは個人が真似できる簡単な戦略のなかでリターンを最大化する現実的な方法だからです。

ぼくがいろいろ調べて出した結論は、レイダリオの手法とポートフォリオをレバレッジなしで活用する場合
本当に一生働かなくてもいい量の資産をもつひとが、とにかく資産を守りたいとき
お金はべつに増えなくてもいいとき。
具体的には、たとえばポートフォリオの2パーセントの金額で十分生活できる人なんかはこの方法がよいと思いました。
具体的には2~3億を超えたあたりの人からはレイダリオを参考にできるかもしれません。
しかし数千万円とか1億円ではレイダリオの手法ではゆっくりお金が減っていきます。(リターンが低すぎて)
ですのでバフェットが言うように半額以下になるリスクをとって株式にフルインベストメントが適しているのではないかと。


今回の本を読んで、以前に出したこの結論を覆すなにか新しい発見があるか。
それが楽しみです。
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プロフィール

靴磨きおじさん

Author:靴磨きおじさん
資産の大部分をShameless Cloning(恥知らずの模倣者)戦略にあてています

1984年うまれ
2011年に就職して2013年から投資をはじめる

2013年1月〜2020年1月通算成績
総資産額 35,788,437 円
キャッシュ 7,427,184 円 
リスク資産評価額 28,361,253 円
リスク資産元本 20,270,338 円
損益通算(2013年1月~)+8,090,915 円(リスク資産元本に対して+40.0%)

リスク資産運用成績
(2013年~2017年は円建て手数料税金差引後実測値)、2018年~はPORTFOLIO VISUALIZERを使用したドル建て理論値)
2013年 +20.7%
2014年 +25.5%
2015年 +0.2%
2016年 -0.9%
2017年 +15.0%
2018年 -9.7%(S&P500 -4.5%)
2019年 +31.5%(S&P500 +31.3%)

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