靴磨きおじさんの米国ETF投資

才能あふれる頭と性格のいい上り調子でつるんできた連中に勝てるよ。そう。株式投資ならね。

いつも勉強になるなあ面白いなあと思っている某さんのブログプロフィールをみたところ
超一流の旧帝国大学でびっくりした靴磨きおじさんですこんばんは。
さて、同好の士なので気兼ねなくブログで声をかけて、みなさん優しく返信してくれるのですが
インデックス投資も米国株投資も、半端なく経歴優秀そうな切れ者の人が多いですよね。
とくに米国株投資のジャンルのブロガーの方々は、聞かなくても
この人は良い大学出て良い会社就職して仕事できて順調に資産形成して、奥さんと子供と楽しい日々を送って
まさに今時いない絵に描いたような順風満帆なんだろうと透けて見える人がゴマンといます。
だからこそ人生の正統派のレールど真ん中で正しい長期資産運用にたどり着いたのでしょう・・・
なんだったらネガティブな記事が多く「ブラック企業で~」「はやくリタイアしたくて~」みたいな記事書いてる人ですら
良い大学でて良い会社に入っている人が多々います。

そんな中・・・
俺みたいなガチで聞いたことない大学に浪人して入って
さらに学校に行かないで留年して就職先が残業異常なブラック企業だったあげく
転勤はげしすぎて最愛の嫁さんについていけないって言われて捨てられて
株式投資が生きがいの腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
と昔のコピペ書くくらいしか人生たのしみがないおじさんは一体全体人生なんなんだと思うことも多いわけです。

ぼくはみたことがないのですが、めだかボックスという人気のある漫画が以前あったそうで、それを好きな友人が当時いました。ぼくは西尾維新の本は字が多くて苦手なので読んだことはないのですが、その中のセリフで見かけてとても気に入ったものがあります。


‘’あいつらに勝ちたい
格好よくなくても 強くなくても 正しくなくても
美しくなくとも 可愛げがなくとも 綺麗じゃなくとも
格好よくて 強くて正しくて 美しくて可愛くて 綺麗な連中に勝ちたい
才能に恵まれなくっても 頭が悪くても 性格が悪くても
おちこぼれでも はぐれものでも 出来損ないでも
才能あふれる 頭と性格のいい 上り調子でつるんでいる できた連中に勝ちたい
友達ができないまま 友達ができる奴に勝ちたい
努力できないまま 努力できる連中に勝ちたい
勝利できないまま 勝利できる奴に勝ちたい
不幸なままで 幸せな奴に勝ちたい
嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!
主役を張れるって証明したい!!’’



いい言葉ですね。
ぼくのような後ろ暗くて人に語れることもなくて頭も悪くて仕事もできなくて愛する人にも捨てられた
今でいう『陰キャ』に突き刺さる言葉です。
この言葉に大いに賛同します。
この気持ちは・・・一矢報いたいという気持ちですかね。
勝ちたいというより、何もできないってみんなに馬鹿にされて生きてきたけど、ここでこれをやったんだ、成し遂げたんだって
示したい。示したいそのこと自体が目的です。
究極の歪んだ投資の動機といえます。



ここから先はぼくと同じようなしょうもない人間に書きますので輝かしいみなさんは読んでいただかなくてOKです。

さて、我々のように、才能に恵まれなくって、頭が悪くて、性格が悪くて、おちこぼれで、はぐれもので、出来損ないでも
勝てるのでしょうか?
才能あふれる、頭と性格のいい、上り調子でつるんでいる、できた連中に勝てますか?
投資クラスタのオフ会に行ってウェイウェイやってる良い大学を出たエリートのイケてる連中や
休日は家族でバーベキューに行く投資ブロガーに、友達ができないまま勝てますか?
嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!主役を張れるって証明できますか!!


あえて言おう。勝てると。
そう、株式投資ならね。



投資をはじめて5年目の後半戦ですが、紆余曲折の駄目作戦やゴミ作戦の山を築いたにもかかわらず
靴磨きおじさんのこの5年間の年率リターンは投入した資金に対して円換算で10%を超えています。
たとえこの5年間株式市場の状態が良かったとしても、世界の株式のチャートやS&P500と比較しても
年10%超えは自分の能力や失敗した過程を考えると十分によい結果です。
いえ、出来すぎた結果です。
たった5年で「イケてる連中に勝てた」というのはあまりにも早計でしょう。
しかし、これを20年、30年と愚直に繰り返したらどうなりますか?
上り調子でつるんでいるイケてる連中もほとんどが到達できない億の資産に到達したらどうでしょうか?
人生において彼らに完全に負けたまま、しかし株式投資でだけは彼らに勝てたらどうでしょうか?


5年間の投資を振り返って自分の行動でよかったと思うことは・・・
・余裕資金ができたその日から20万円だけ貯金を残して他の全てのお金を投資に回した
そのなかでも7割を世界中の株式を買うインデックスファンドに投入した
・買ったあとに、ほぼ売らなかった
それどころか毎月積み立てた


これらのポイントが良いリターンを生みました。
ということは、この戦略は継続したほうがいいとわかります。

反対に資金を減らしてしまった行動の極めつけはこれです。
・定量的な戦略によりバリュー銘柄を買い漁ったがインデックスに劣後するリターンに恐怖を感じて全て損切りして売り払った。

よってこれは自分の実力にそぐわないことをしたのでもうしないほうがいいとわかります。

現在、今までのインデックスファンドによる株式の積立に追加で少し味付けしている点はこれです。

・世界を4つ(米国・新興国・ヨーロッパ・アジアパシフィック)に切り分けて
中立バランスを決め、自分の判断で安いと思ったところに少しオーバーウェイトしている
・サテライト戦略(全体の20%以下)でギャンブル的な割安国インデックスへの投機

サテライト戦略や、地域のオーバーウェイトは、やっていることに恐怖を感じたり、あまりにも自分にセンスがないと思ったら
単なる国際分散投資(比率固定)のみの戦略に戻します。
(ただ、その場合は本当にまるっきりブログに書きことがなくなってしまいますが)
世界の株式の平均付近の成績を取れれば十分です。
インデックスに負けても問題ありません!
なにしろ世界の株式平均は過去100年間、インフレに5%以上勝ったのです。
この愚直な積立を続けること、暴落で売るどころか地域を分散しつつ買い増すこと。
それだけで投資をしていない「イケてる連中」に圧勝し、投資をしている「イケてる連中」の9割位にもまた勝てるはずです。

なぜなら彼らの多くは頻繁に売り買いして税金を払い
怖くて安くなった銘柄を売って高くなった銘柄を買うからです。
つまり頻繁に売り買いせずに税金を全く払わず
怖がらずに安くなった株式インデックスを国を分散させながら買えば勝てるということになります。


好きな投資家は才能と資金あふれる輝かしい経歴のエリートより「かぶ1000」さんや、ロナルド・リードのような人たちです。
かぶ1000さんは、高校を出たら株式投資に役立てるために会計の専門学校に行き
一度も就職せずに小さな資金で専業投資家をやり続け、大きな資産をつくった人です。
その戦略はグレアムの本を読み、格安で売られているネットネット株(激安株)を買い込み上がるのを待つという
普通なら恐怖に押しつぶされるもので、小さな資産で専業という逃げ場のない状態からそれを愚直に繰り返したのです。

ロナルド・リードはもっと能力不要な方法で資産を大きくしました。
掃除夫やガソリンスタンド店員をしながら60年間、米国の大企業90社を買い続けたのです。
90社というと、もはや指数にアンダーパフォームもアウトパフォームもありません。
完全に米国指数に連動するはずです。
彼はボタンの壊れたジャケットを安全ピンで止めたまま使って、この方法で莫大な資産を築いたのです。

ふたりとも、才能あふれる 頭と性格のいい 上り調子でつるんでいる できた連中に投資で勝ちました。
べつに人生では勝っていません。
大事なのは投資で勝ったことです。


投資とはなにか。
あなたにとって投資とはなんですか。
ぼくにとって投資は・・・とても楽しい趣味であると共に、復讐だと、ときおり感じます。

それは仕事ができない苦痛や、ブラック企業に酷使される苦痛を
彼ら資本主義そのものから搾取し返すことで達成される復讐。
信じられないほど仕事ができるイケてる連中をリターンで出し抜く復讐。
そしてイケてる連中の労働力から利益を奪う復讐。

頻繁な転勤地獄に嵌められて最愛の妻とも別れることになったのに
会社をやめることもできず社畜として笑顔で出勤させられるこの資本主義の世界そのものへの復讐。



これが超アングラのどす黒い靴磨きおじさんの投資の根底に流れている川なのです。
今回ブログの着地点がすげーところになったな。
8割がた冗談ですよ。
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  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:2
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コメント

いつも楽しく読ませていただいています。
今回の記事は同世代で似た境遇ということもありすごく共感できるところが多々ありました。投資を始めたのは貧乏からの脱却が目的ですが今考えると、私もどうしようもない世の中への復讐という一面もあったのだと思います。勝ちたいですね。
  1. 2017/09/23(土) 14:03:17 |
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  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

今回の日記は自分の中の一番狂気的な感情をある程度晒したので、まさか拍手やコメントがついて共感する人がいるとは思っていませんでした。

勝ちましょう。世の中と、イケてる連中に。
思い知らせてやりましょう。

そのためには2つポイントがあると信じています。
①非常に低い手数料で分散して買い増し続ける。
②急落や暴落のときこそ国と銘柄を分散させながらひたすら買い漁って反発を待つ(絶対売らない)




> いつも楽しく読ませていただいています。
> 今回の記事は同世代で似た境遇ということもありすごく共感できるところが多々ありました。投資を始めたのは貧乏からの脱却が目的ですが今考えると、私もどうしようもない世の中への復讐という一面もあったのだと思います。勝ちたいですね。
  1. 2017/09/24(日) 03:07:15 |
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