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タイミングを見て投資をするのは不可能という意見 暴落時に買い増せばほとんどの投資家に勝てるという意見

タイミングをみて投資をするのはほぼ不可能だろうという意見がある。
あとから見てその時が安かったか高かったかはじめてわかるという考えです。
これもまた最もな話です。


①暴落時のタイミング投資は可能か
反面、有名なバリュー投資家の多くは、たとえばバフェットやテンプルトンは
「テクニックや知識以前に、市場が総悲観のときに喜々として買い増しできるメンタルがあれば、その時点でほとんどの投資家には勝てる」
と指摘しており、過去のチャートの歴史を見ても、その通りだなと思います。
つまり、たとえば2000年のITショックや、2008年頃の金融危機のときに大幅に積み増せる人は、平均的なインデックスを大幅に上回る成績を簡単にアウトパフォームするでしょうし、2000年や2008年の暴落のときに、「今が安いか高いかわからない」ということはあり得るでしょうか?
明確に市場は暴落している、将来は絶望的であると、ニュースに出ているはずです。
すると、微妙な時期のタイミングは測れないですが、明確な大暴落はわかりやすく捉えられるはずで、メンタルではなくテクニックの面では、誰もが大暴落だと判断していつもより多く株式に積み増すことは難しくないはずですね。
ではまず仮定として「リーマンショックや2000年のITショックレベルの暴落は誰もが認識できる」とします。


②暴落時は何を買い増すべきか
暴落時に買い増す資産についてです。
一国のみを積み増すことはどれくらいのリスクでしょうか?
たとえば米国一国のみが暴落した場合、どうすればいいか。
米国が暴落をして、そのまま長期に渡り反発が起きなかった例は1930年の暴落まで遡ります。
この際は20年間近く株価が回復しなかったのです。
それ以降は、常に6年、7年以下程度で株価は元の高値を更新しました。
つまり、本当の意味で「100年に1度の暴落」でも起きない限り、米国市場はたった7年以内に回復する力を歴史上持っていました。
すると、暴落時に米国の市場インデックスを買うのはとても無難で安全な戦略と言っていいでしょう。
もちろん1930年と同じことが起こる心配をしてもいいですが、それは確率で言えば100年に1度、第三次世界大戦よりまだ起きにくい出来事だという認識はすべきでしょう。
もしくは暴落時に極端に大きく下がる銘柄があります。
Betaが大きく1を上回る銘柄です。
逆に、暴落時に非常に安全な、マクドナルドやウォルマートのような銘柄を買い増し対象から外すという発想です。
とくに歴史の長いそういった銘柄を、業界を分散して20社以上買い増すのも手かと思います。
うまく米国インデックスを出し抜けるかもしれません。
では他の国はどうでしょうか。
日本の例が参考になります。
日経平均は1989年の38900円の半値近くにあります。
つまり30年間近く、高値更新しておらず、米国以外の国で、かならず株価が数年間でもとに戻るというほうに賭けるのは、外れる可能性もそれなりにあります。
ですので、暴落が数か国に広がっているなら、国を分散する。
たとえば新興国全般が暴落した場合は、新興国インデックスに投資すればよい。
もし一国のみの暴落である場合、サテライト的に、あまり大きく賭けすぎない、ということがポイントになるかと思います。
(たとえば、ある時、英国一国が大暴落をして明らかに株式がお買い得になっても、資金の40%までしか賭けない、というように自分のポートフォリオの上限を決めておく)
また、バリュエーションを見ることはやはり大事かと思います。
1989年以降の日本の長期株価下落も、当時40~50だったPERが、30年間かけてゆっくりPER15という適正水準まで落ち続けただけである可能性はとても高いと思います。
どの国もPER10~20で調整されてきたなかで、20世紀後半の日本はなぜかPER40~50で推移してきたので、その不合理が近年修正されただけだと考えれば、もしPER10~20で株式を買っていれば、10年も20年も株価が停滞し続けるというのは起こる可能性がとても低いかもしれません。
もし適切なPERでその国の株式のインデックスを買った場合、この30年間の日本のような目にあう可能性はかなり低いかと思います。


②暴落に備えるためにどのように買うべきか
日経平均の長期下落や、2000年の米国のITバブルを見ていてよくわかることがあります。
異常な高値のときに買ってはならない、ということです。
やはり極端な暴落前はPERがあきらかに異常値を示しています。
このようなときに、そういう地域やセクターを買う必要があるでしょうか。
全くないと思います。
これを実行するだけで、日経平均のバブル崩壊や米国ITバブルは避けることができたはずです。
もう一つは、やはりドルコスト平均法なり、毎年買いすすめることです。
どこが高いか安いかわからなければ、そこそこに毎年買い進めればいいかと思います。
また、現在米国PER20が高いのも確かですが、この程度の高値なら、別に例年通り買い進めればいいでしょう。
もし米国企業の適切なPERが15だとして、25%高いだけなのです。
25%の高値など、5年あれば調整される金額です。
5年後の適正値で今買っていると思えば別に問題ではないでしょう。
ぼくが考える高値は、もっと極端な高値をつけた市場の話です。




どうでしょうか?
はたしてタイミングをはかって、安いときに市場を買い進めることは可能でしょうか。
極端に高すぎる市場を避けることは可能でしょうか。
一見可能に見えますが、歴史的には、そのタイミングを測ることは非常に難しいと言われています。
2016年1月頃に新興国が最安値をつけたことがありました。
2015年に43ドルだったVWOは30ドルまで下げ、現在そこから反発してまた43ドルまで戻っています。
30%以上暴落したことになります。
そのときの自分はどうだったでしょうか。
実は、その頃はまだ先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券の4つのインデックスに分散投資していた頃なのですが
暴落に気づきませんでした。
4つのクラスに分散していたので、下落幅が小さく、調整程度と思っていたのです。
また安値で買える期間もとても短かったです・・・
なので全く買い増しできませんでした。いつも通り普通に各クラスを積み立てただけです。
今は当時の機械的なインデックスのリバランスをしておらず、割安な地域やセクターを選好しています。
ですので、次に30%くらいのインデックスの下落があれば、バリュエーションを確認して、積極的に買い増したいと思いました。
可能かどうかはわかりませんが。
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