靴磨きおじさんの米国ETF投資

ishippon さんのブログの新興国株式ETFと債券投資に関する記事は同意するところが多い

ishipponさんのブログで新興国株式ETFに関することと、債券投資に関することが書かれており
自分が普段考えていることとかなり近いなあと感じました。

VWOのデメリット、問題点は中国の比率が高い

今、債券に投資するのは賭けとして筋が悪い

まずVWOの問題点について。
VWOが人口動態で魅力的ではない中国+台湾で占められている事実を指摘しています。
それから韓国が入っていない点です。
ところでBRICSのなかで人口増加率および2050年での勢力争いにおいて魅力的なのはどこでしょうか
・魅力的である→インド、ブラジル、(南アフリカ)
・イーブン→中国
・魅力的と言えない→ロシア
ほとんどの人にとってこうかもしれません。
しかし問題は、そもそも現在msci emerging marketsがやすいのは、主要国である中国韓国台湾が安いから、というジレンマがあるのです。
つまりmsci emerging marketsを人口増加国と、そうでもない中進国にわけると、今格安で投げ売りされてるのはこれらアジア中進国が安いからで、ついでに今の新興国インデックスの株価上昇もこれらの格安国に6年ぶりくらいにアービトラージがはじまっているからに見えます。
もしmsci emerging marketsの人口増加国を切り離してインデックスを作ると、今は思いの外、高いはずです。
もしかしたら世界中の人が、同じことを考えていて、今後が期待できる人口増加国に高い値段をつけて、先進国の後を追いそうな韓国や中国を避けているのかもしれませんね(中国の場合は国特有のリスクも言われていますが)
なので、今安いからという理由で新興国を買う場合は、では中国韓国台湾を外してしまうと、PERやCAPEも非常に高くなるだろうというジレンマがあります。
人口増加国でそれなりに割安な大国はishipponさんの指摘通り、今はブラジルですね。
人口停滞国だと靴磨きおじさんの大好きなロシアが定価の60%OFFというワゴンセール状態で(笑)投げ売られています。

次に韓国を入れること、についてですが、msci emerging marketsは何度もいいますが、東アジア中進国の影響が莫大です。
インデックスの半分以上が中国+韓国+台湾で分散効果を低くするのです。
ちょうど先進国インデックスの半分以上が米国なのと同じような状況です。
VWOは韓国が先進国枠であるため、インデックス内に中国台湾しか含まれておらず、それによって東アジア中進国の比率が半分未満に押し下げられているのです。
IEMGはVWOと同クラスに優れた新興国ETFですが、韓国を含むため、靴磨きおじさんはVWOを選びました。
国として好き嫌いは一部の人のように考えでもっていませんが、東アジア中進国と、ラテンおよび東南アジアおよび中東人口増加国群のバランスを、後者により寄せたいためにVWOを選んでいます。
しかし韓国もまた今は格安で売っている国です。
つまりバリュエーションでいえば、IEMGはVWOより現状優れています。

もう一つ、自分は長期での、だいたい2050年くらいに向けてリターンの最大化を目指していますが
中国は早いうちに人口停滞に差し掛かりそうであるにもかかわらず、世界経済への影響を強め続ける勢いをもっているのではないかというのが、中国の多いインデックスを許容できる精神的な理由です。
今の米国と一緒です。
中国は2050年時点には世界最大の経済国になりますが、世界最大の経済国というのは今の米国のように、為替や株式相場や世界のルールを、自国に有利なように歪めるパワーがあるのではないかと考えています。

ちなみにロシアのように現在バーゲンセールされている国はPERやCAPE、PBRで見ると
チェコ、トルコ、ハンガリー、パキスタンあたりのようですね。
どこも個別国投資が難しそうな国です・・・





もう一つ、ishipponさんの記事で、現在の債券投資の非対称性が指摘されていますね。
これはもう100%同意です。
債券に投資したいですが、ishipponさんの指摘する理由でまったく投資できません。
1 金利がそのまま ⇒ 債券の価格もヨコヨコ
2 金利が上昇 ⇒ 債券の価格が下落
本来債券投資をする理由であるシナリオ3の
3 金利が下落 ⇒ 債券の価格が上昇
がないため、あたりのないクジ引き状態になってしまっています。
バリュー投資家のモニッシュ・パブライ風にいうと、「負ける可能性のほうが高く、しかもリターンが小さい」悪い意味の非対称性を持っています。

ではもし一定金額を株式ではない逆相関クラスに投資したい防衛的投資家がいたらどうするかですが
日本円キャッシュと、金ETFが良いのではないでしょうか。
日本円キャッシュはドルの視点から見ると、だいたい実質リターン-2%の株式に対する強力な逆相関資産です。
リターンマイナスの債券みたいなもんでしょうか。違いは、債券と違い利回り変化による価格下落がないです。
しかも日本円現金はいつでもおろしてすぐ使える点も良いところです、

金ETFはとても良い資産だと思います。
株式と逆相関し、今は歴史的水準から見ても割高ではないそうです(僕は計算方法知りませんが、おそらく金の適正価格バンドを決める表は当然あるでしょうね。)
金はインフレ連動して価格があがっていくので実質リターンもほぼ0で良いです。
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コメント

ブログで紹介していただいてありがとうございます。

私の投資の考え方も「靴磨きおじさん」と似ているところがあると思います。

ロシアETFなんかも面白いですよね。(私は石油メジャーニ投資をしているのでロシアETFは保有していませんが。)
原油価格が低迷していることと、アメリカの制裁などが影響してかなり割安だと思います。

現状が悪い状態なので、プラスの情報が出ると大きく上がる可能性があると思います。

賭けとしては期待値が大きい、うまみのある賭けだと思います。
  1. 2017/08/04(金) 23:29:39 |
  2. URL |
  3. ishippon #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんにちわ


ishipponさんのブログは考え方に共通点も多く、勉強になることが多いです。
リーマンショック前にバリュー投資ブログ界隈が盛り上がっていた時期があるようなのですが
ishipponさんもその時の生き残り?かと思います。
今はシーゲル派が多いですが当時のバリュー投資家はKAPPAさん中心に定量分析全盛期だった印象です。

やはり大きな大暴落で生き残った投資家の方の話というのは参考になります。





> ブログで紹介していただいてありがとうございます。
>
> 私の投資の考え方も「靴磨きおじさん」と似ているところがあると思います。
>
> ロシアETFなんかも面白いですよね。(私は石油メジャーニ投資をしているのでロシアETFは保有していませんが。)
> 原油価格が低迷していることと、アメリカの制裁などが影響してかなり割安だと思います。
>
> 現状が悪い状態なので、プラスの情報が出ると大きく上がる可能性があると思います。
>
> 賭けとしては期待値が大きい、うまみのある賭けだと思います。
  1. 2017/08/07(月) 10:15:28 |
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  3. 靴磨きおじさん #-
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