靴磨きおじさんの米国ETF投資

新興国インデックスに投資するなら絶対抑えるべき本格派『萩野琢英』 iTrust新興国株式(愛称:働きざかり〜労働人口増加国限定〜)を生み出した男

前々から、ピクテの新興国バリュエーション分析記事を偶然ネットで目にしてとても勉強になるなといつも思っていました。

また、ピクテの出した、iTrust新興国株式(愛称:働きざかり〜労働人口増加国限定〜)
これはすばらしいアイディアだと思いました。
完全に合理的な発想で欲しくなるファンドです。

労働人口が拡大している新興国株式に投資する 「iTrust新興国株式」


今回YouTubeで動画を見ていたところ、実はピクテの新興国分析やiTrustの労働人口増加国ETFの仕掛け人が同一人物であることを知りました。

ピクテ社長の萩野琢英氏です。

はっきりいいます。
この社長の講義は完全に合理的です。
非常に硬派です。
データ主義でカチッとしており、興味深いです。
まったくもっておもしろいです!

労働人口に注目!新時代の新興国株式投資
iTrustの労働人口増加国ETFの紹介のために新興国を細かく分析します。

新興国に投資するなら、分散投資 <セミナー動画 その5>

新興国市場「大転換点の予兆あり」 201706

この萩野社長の動画が何個もピクテからアップされてますが、50や100しか観閲数がないですが、非常にもったいないです。
こんな良い講義は何千円はらってでも都内に出て受けたい、受ける価値のあるものです。
講義に使ったパワーポイントもお金を出してでも売っていただきたい価値のあるものです。
新興国のバリュエーション分析と傾向、先進国、新興国の交互8年程度周期にくる株式のアウトパフォームのターン制、新興国株式ETFにしめる中国・韓国・台湾の割合が上がりすぎたための懸念事項、ロシアの割安問題。
すべてネットや書籍で勉強してきたことや、それに新たなデータの肉付けをしてくれるものであり、まったく合理的、勉強になり興味深い。
こんなに正統派に新興国インデックスを評価する日本人は、はじめてみました。
国際分散投資をする人間は見たほうが絶対にいいです。

またこの萩野社長は本も書いているようです。
この人の考えに興味があるので、ぼくも読んでみます。

211年の歴史が生んだ ピクテ式投資セオリー

ところでどんなに素晴らしい、賛同できるアイディアでも、 「iTrust新興国株式」をぼくは買いません。
なぜなら維持手数料が1.16%だからです。
VWOの維持手数料は0.14%です。
もし人口増加国を重視して個別国ETFに投資した場合、個別国ETF維持手数料は0.65%あたりです。
よく訓練されたバリュー投資家は絶対に非合理的なコストは払わないのです。
iTrust新興国のポートフォリをを見て上位10カ国を個別国ETFで買い集めればコストは0.65%程度になるということです。
もっというと、VWOを買って、それに十分人口増加国の割合が増えるように(納得のいくパーセンテージまで中国韓国台湾の割合が下がるまで)個別国ETFを投入すれば、維持コストは0.3~0.4まで下がります。
つまり、グラフのバックデータで人口成長国のリターンは新興国全体に対して年1%以上優れていることを動画中示していましたが(その可能性は十分あります)、しかし今後それが確実ではないので、1%コストが増えることより、VWO主体のポートフォリオを選ぶということです。
ピクテが僕のような層を取り組むためには、まず個別国ETFやEEMの維持コストである、0.6%台が必要かと思います。
そうなると僕でしたらもう購入対象です。
さらに0.4、0.3の水準になったらほぼ手数料によるリターンは有意差がなくなりますから、簡単に買えます。
しかしもちろん黒字化するためには1%以上の手数料が必要なのでしょう。
仕方ないことですが、それならもう少しネット売買の低コスト化が進んで、成長国株式インデックスが0.6%レベルまで落ちるのを待つことにしましょう。
たぶんそんなに遠い未来ではないでしょう。
それまでは、VWOを買って、それに個別国ETFで、南アフリカ、インド、ブラジル、メキシコ、アラブ(この5カ国でiTrust新興国株式のなんと78%です)を買い足すだけでもほぼ同じようなポートフォリオが、維持コストを0.5%以上、下げてできるはずです。
ためしにマネックスで買える個別国ETFで確認します。
EZA 南アフリカ株式 手数料0.61%
EPI インド高配当株 手数料0.84%
EWZ ブラジル株式 手数料0.61%
EWW メキシコ株式 手数料0.50%
GULF 中東高配当株 手数料0.88%

0.7%弱程度の手数料でiTrust新興国株式の78%の部分とほぼ同じようなコピーができることがわかります。
このあたりまで手数料が値下がりしてきたときに、人口増加国のリターンが株式の買い圧力によって押し上がる、と考えているバリュー投資家としてピクテのインデックスを買いたいですね。



※追記
もう一つ。
現在中国、韓国、ロシアのPERはとても低いです。
台湾も標準程度です。
よって今新興国ETFの安い理由はこいつらが安いためです。
こいつらを抜かすとバリュエーションがとても高くなる思われます。
つまり割安買いによるバリューメリットが薄れるので、現時点ではあまりそれをしたくないですね。
もし同じPERなら、ぼくも人口成長国に多く投資をするアイディアは全く合理的だと思います。
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  1. 大事なメモ記事
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