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株式インデックスの今後10年単位のリターンは実は現在PERや現在PBRからほぼ特定されるというデータ

ContraianJapanさんが載せている、現在PERと将来リターンの逆相関図は、ときたま各所で見る研究結果です。

ContraianJapan

今回のものは米国PERと、そのPERを測定した後20年間の平均リターンの相関を載せています。
You are hereがPER25~30になっていますが、見る指標やサイトによって米国の現在PERは18~27にバラけていますね。
とはいえPER20程度といわれて議論しているケースが多い気がします。


米国のPERとその後20年間の平均リターンの相関図
SP500-20-Year-Returns-Valuations-071017.png

この図のおもしろいところは、たとえばPER25程度のときに、その後のリターンが4%にならずマイナスになるところです。
つまりPER15の引力があるため株価がPER15程度になるまで調整するのでマイナスになるということかと思います。
さて、現在PERを20とみると、5%未満になる可能性が高いようにみえます。
とはいえマイナスになる可能性はとても低そうですが、いずれにせよPER20のときの今後20年リターンは米国の歴史平均と同水準になる可能性は低いということです。


次は新興国の番です。
これは新興国の実績PBRとその後5年の平均リターン相関です。

新興国のPBRとその後5年間の平均リターンの相関図
新興国PBR

これもはっきりと相関関係が現れています。
新興国のPBRは年初で1.4~1.5、現在で1.6程度でしょうか。
見ての通り、その水準だと今後5年のリターンが高くなる傾向が非常に高いです。
JPモルガンの今後10年の新興国株式リターン8%というのも、このグラフをみるとだいぶ控えめの予想とわかるくらいです。
このグラフもまた、ぼくが新興国株式を、株式全体の54%と、米国株式に対して大きくオーバーウェイトしている理由の一つです。
このグラフから見ると年初からの新興国の20%の上昇も全くおかしな話ではないとわかります。



これらのグラフは、インデックスに対して適用するのが良さそうです。
つまり、僕の場合は米国株式に対して「魔法の公式」戦略で、平均PER10程度の銘柄を買い漁っていますが
けしてこの米国のPERとリターンの相関図のPER10のところのリターンを期待しないほうが良い気がします。
というのも、米国市場が下がる時は、もっている銘柄も一緒に下がって、低リターンに甘んじるでしょうから
どちらかというと、大枠として、この地域に投資する、この国に投資する、という条件を決める時の指標として見るのがいいかと思います。

PERとその後数年間のリターン相関図、PBRとその後数年間のリターン相関図は非常に有用ではっきりと傾向を示すので、以前から重視している指標です。
どこの国、地域でも同じ傾向になります。
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