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新興国株式インデックスやロシア株式インデックスは成長性でS&P500に劣るので長期投資には向かないのか?

靴磨きおじさんが投資先地域を決めるときには
その地域の株式インデックスや地域データを見て

①まずPERが十分に低く、ROA・ROEが平均以上か(割安性と収益性)
②人口が増加する成長中の国か
③その国の人や文化、技術に勢いを感じるか?(オカルト)

この3つを重視しています。
そして現在、米国に半分、新興国に半分という投資をしていますが

米国
①株式インデックスは割高だが低PER高ROA個別株のみ選好
②Yes
③米国に関してはオカルトといわず世界が認めるであろう勢いがありYes

新興国(中国、インド、中国周辺国および東南アジア)
①低PERでROAおよびROEも十分高い
②Yes(新興国株式インデックスの平均として見て)
③これはオカルトであるが、数々の国で仕事をしてこの部分で間違いなくYesと言いたい

新興国(ロシア)
①異様に安い
②No
③知らない(たぶんNo)

こういった地域に資産を割り振っています。
・米国に関しては現在割高と感じていますが、靴磨きおじさんの買う銘柄の平均取得時PREは10程度、ROA15~20程度の割安株のみ買っています。
・中国インドおよび東南アジア諸国を中心としたETF(VWO)に関しては、全ての条件を満たし、とくに現地の人々と一緒に働いて、現地の技術や発展を見て、今後数十年まちがいなく経済の中心になる(すなわち現在の米国のように自国に有利になるように株価が推移する)と思っています。
・ロシアに関しては人口も日本よりはマシですがほぼ停滞しており、中華圏やインド圏、東南アジアのように、国に勢いがあるかも知りません。
しかしPERとPBRが異様に安く放置されており、ROEおよびROAが十分に高い、また先進国と違い主要産業の原油採掘の際の採算がとれるコストが異様に低い、という記事を読んだことで、今経済制裁や原油価格で株価が大きく下がっても、長期的には実力通りの位置に戻り可能性がある、としてサテライト戦略で投資しています。


さて、とくにリーマンショック以降に各国の株価が反発をしたあと、2010年以降、米国市場はきれいに右肩上がりだったのに対して、その他先進国、新興国は長期のボックス圏から抜け出せないため、米国株式は長期保有に向くが、その他の地域は長期保有に向かないのではないか、と新興国などを手放す投資家が増えています。

EEM(新興国)10年チャート
EEM.jpg


VTI(米国)10年チャート
VTI.jpg

なるほど、たしかに両者は2010年あたりを境に、米国は上昇、新興国は停滞、過去7年はっきりと明暗がわかれています。
これをみて「新興国は右肩上がりではないので長期投資に向かない」という話になるのは最もです。

RSX(ロシア)10年チャート
RSX.jpg

新興国の中でもロシアは最悪ですね。
なんとシーマンショックのときのてっぺんの半値にしか戻っていません。
これを見て投資しようとする人間は、靴磨きおじさん同様、相当ひねくれています。

なぜぼくは新興国ETFやロシアETFに投資するのか

それは、7年間がぼくの中での投資スパンではないからです。
20年、30年以上で見ています。
おじいちゃんになるまで持っていたら今の取得単価が安いか、高いかで考えているのです。
ロシアの株式インデックスRTSは1995年にドル建てで設定運用開始しました。
1995年のRTSは100ドルでした。
今はどうなっているでしょうか。

RTS(ロシア株価)1995年~2015年
1995 to 2015 RTS index

RTS(ロシアの株価)は1995年に100ドルで、現在1000ドル前後なのです。
22年間で10倍になっているのです。10倍になっているのに、長期で右肩下がりと思われています。
そう。
ロシアの株価は長期では右肩あがりです。ただ、とても不安定に上下に激しく動いているだけです。
そういった株式市場から正しく安定してプラスの利益を享受する方法は何か。
定期的に一定額をドルコスト平均法で買い付ければいいのです。

つぎに悪名高い新興国。
EEMの元にもなっているMSCIエマージングマーケットはリーマンショックの前はどうだったのでしょうか?

MSCIエマージング VS S&P500(1988年~2009年)
1988 to 2009 -msci-emerging-markets-index-VS-sp-500

実はリーマンショックの前の20年間は新興国にほうが強かったのです。
では今はなにをしているのでしょうか。
調整しているだけだと思います、20年間、30年間のタームでは。
1988年頃から2014年頃までの新興国チャートを見れば一目瞭然です。

MSCIエマージング (1988年~2014年)
1988 to 2014 emarging chart

新興国全体の株価は長期では右肩あがりです。ただ、とても不安定に上下に激しく動いているだけです。
そういった株式市場から正しく安定してプラスの利益を享受する方法は何か。
定期的に一定額をドルコスト平均法で買い付ければいいのです。

このグラフたちと、20年以上のタームでの長期投資、ということを考えたとき、なぜ靴磨きおじさんがいつも新興国に米国と同じくらい資金を振り向けるか、理解していただけると思います。(同じことをする人がいるかどうかは別として)

長期では米国と中国インドを中心とした新興国、どちらがより株価を伸ばしやすい環境になるか、経済的覇権を最後に手中にするのか、50年後の未来がぼくにはわかりません。
ただ、米国が一筋縄に勝つとは思いません。
ですので投資を始めて以来、米国と同じくらい、新興国に警戒して資金を振り向けています。
ぼくには、各国の株式インデックスとは、上がる時も下がる時も、地震を引き起こす地中の巨大なプレートのように映ります。
株式は長期で見る時、性質上インフレ率+5~7%で推移すると負荷がかかりません。
ところが実際の株価の動きはそのラインの上をいったり、下をいったり群集心理や政策で大きく剥離するのです。
すると、地中プレートのように、株価に負荷がかかり、いつか、バチーン!と反発するように動くのではないでしょうか?


まとめると今回の主張はこうです。

①新興国株価は長期では大きく成長している。あなたが20年も30年も運用を続けるつもりなら現在の停滞など問題ではない。
②新興国の不安定な株価の上下の動きから身を守るには一定額をドルコスト平均法で買い続ければ良い。
③新興国の不安定な株価の上下の動きから身を守るには多くの新興国に分散投資すれば良い。
④上記を守ったなら、ロシア株が20年で10倍になろうと、MSCIエマージング指数が30年で20倍になろうと、過去と同じことが起きただけであり、驚くには値しない出来事だ。


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プロフィール

靴磨きおじさん

Author:靴磨きおじさん
1984年うまれ
2011年に就職して2013年から投資をはじめる

2013年1月〜2018年9月通算成績
総資産額 33,037,683円
キャッシュ 4,580,307円
リスク資産評価額(IDECO・積立NISAを含む)
 28,457,376円
リスク資産元本 23,184,276円
損益通算(2013年1月~) +5,273,100円

リスク資産運用成績(円建て手数料税金差引後)
2013年 20.7%
2014年 25.5%
2015年 0.2%
2016年 -0.9%
2017年 15.0%
平均年率リターン 12.1%

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