靴磨きおじさんの米国ETF投資

株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」の2版原書The Little Book That Still Beats the Marketのまとめ⑤

二つ目の問題について。
市場に勝つことと、利益を出すことはイコールではない。
市場が40%のマイナスを出した年に、38%のマイナス成績で終わるのもまた、市場を打ち負かしたことになる。
ポートフォリオのうち大きな割合を株式に割り当てるべきだが、それが40%なのか80%なのかは
何年間も株式のパフォーマンスが悪かった場合に、どれくらいの割合保有していれば狼狽しないか、で個々人が決めるしかない。
しかし、株式クラス内の戦略の中では、魔法の公式戦略はベストの選択肢の一つだろう。

・新たに付け足した過去10年間の結果を検証しよう。(2000年~2009年の10年間パフォーマンス)
S&P500は珍しいことにパフォーマンスが悪かった。
年率リターン-0.9%というマイナスリターンに終わった。
しかし市場の時価総額上位1000社(時価総額10億USD以上)から構成した魔法の公式戦略では年率リターン13.5%であった。
しかし問題もあった。
この10年間のうち、なんと34ヶ月間のあいだ、S&P500をアンダーパフォームしたのだ。
さらに他のにも13ヶ月間アンダーパフォームした期間があった。
つまり合計すると実に4年間近く、S&P500をアンダーパフォームしていた。

・そして2007年に関しては、魔法の公式の時価総額50ミリオンUSD以上の銘柄による構成であるall cap戦略にとって残念な年だった。
all capは-8.8%、それに対してS&P500 は+5.5%、時価総額上位1000社による魔法の公式戦略の成績は+7.1%だった。
2007年は小型株とバリュー株にとって酷い年だったのだ。
ラッセルの小型グロース株インデックスが、同小型バリュー株インデックスを16.8%アウトパフォームして
大型株インデックスが小型株インデックスを7.3%アウトパフォームしたことから
我々の魔法の公式のall cap戦略にとっては非常にタフな年になった。


※靴磨きおじさん注釈
上のような数年間の傾向を見ていると、これを無視して10年単位で悪評ある小型株銘柄を持つこの戦略がいかに我慢し難い、精神的な難易度の高い戦略かということがよくわかります。
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