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ETFを使った株式投資

The highroad for long term investing ② 繁栄が永続する企業や国を予測できるか

最近(この1年か2年?)、みんながよく使用する日本の優良サイトわたしのインデックスで、個人的には見たかった面白いものが見られるようになりました。
30年の新興国株リターンです。
新興国株式指数の測定開始はたしか1987年あたりでしたが、記憶が正しければ
2年~3年くらい前までは新興国の30年リターンはこのサイトではでなかったのです。
そこで、みなさんの投資対象で好まれる国々のリターンを見てみましょう。

S&P 500 (配当込み) (円)
30年間年率平均リターン 10.0%(運用結果17.45倍)

TOPIX トピックス (配当込み)
30年間年率平均リターン 0.8%(運用結果1.27倍)

MSCI エマージング・マーケット・インデックス (円)
30年間年率平均リターン 9.3%(運用結果14.41倍)

MSCI EAFE インデックス (円)
30年間年率平均リターン 5.0%(運用結果4.32倍)

ここから決定的な答えが出ます。
それはなんでしょうか。

米国以外の先進国(EAFE)に分散投資した場合、4倍以上と、そこそこの投資結果が得られました。
米国や、新興国に投資した場合、それぞれ、17倍、14倍という、目の覚めるような素晴らしい結果が得られました。
日本株に投資した場合、わずか1.2倍という、とても残念な結果になりました。

この結果から、米国や新興国が素晴らしい未来を期待でき、日本には投資すべきではない、と思ったでしょうか。
その場合、あなたは著しく間違っています。


最悪の考え方とは
「この資産はこれまで良いパフォーマンスを上げているから、この資産はこれからも良い投資なのだ」
と考えることだ。
価格がこれまで上がったというのは多分、より割高になったということだ。
ある資産が途方もなく割高になり
それを理由にあなたがこれは素晴らしい投資対象だと考えるとすればどうだろう。
過去に反応し、未来を考えないこと、それが個人投資家の最大の問題だ。


30年後、2048年の覇権国はどこでしょうか。
2048年の覇権企業はどこでしょうか。
2018年~2048年の30年間で最高のリターンを出す国は、企業はどこでしょうか。
いまはアメリカが覇権国なので、アメリカでしょうか?
米国で投資したい会社といえばFAANGか。
それとも中国やインドがとってかわるでしょうか。
中国のテンセントやインドのインフォシスもよさそう。
日本はなさそうですね、こんなにリターンが悪かったので。
とすれば、米国に、次いで中国に投資すべきで、日本には投資すべきではない?

それでは30年前の株式市場はどうだったのか。
今の状況を予測できたのか。
米国や新興国の投資リターンが高くなる予兆はつかみ取れたのか。
30年前(29年前か)、どんな企業が隆盛を誇っていたかが、最大のヒントになります。

C3IaJpOVUAAroBH.jpg

1989年、世界の時価総額は44%が日本、28%が米国でした。
ほかの小国など話になりません。
中国?インド?投資の検討候補ですらない。投資はあり得ない。
優れた企業とはNTT、住友銀行、日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行、三菱銀行、東京電力です。
これらの企業は最強の国が誇る最高の国策企業であり、今後世界の金融と通信、エネルギーを牛耳る。
ほかの国など取るに足らない雑魚です。
投資してもリターンは比べ物にならない。
これら日本の国策企業こそが真のディフェンシブにして最高のグロース銘柄です。
基本的には今後100年、日本の株式が最適解であり、日本株100%が適切なPFでしょう。
またポートフォリオの100%を日本株にするというのに抵抗がある人は
IBM、エクソン、GE、AT&Tをリスクヘッジとして多少組み入れてもいいかもしれません。
これらは米国のゆるぎないBIG4であり、今後100年、世界ナンバー2の経済国家アメリカの産業を支え続けるのですから。

さて現代に帰ってきました。
いかがだったでしょうか。
これが30年前の価値観です。
間違いなく金融業者もパンピーもこんな話をしていたはずです。
翻って現代。
30年前に上記のPFを組んだ人の成績はどうだったでしょうか。
30年前、この悲惨な予言した人はいたでしょうか。
さて、ここで明らかな事実があります。

①企業の永続的な発展などありえない
②今から30年後まで、どの国が栄え、どの国の株式のリターンが良いかわからない

つまり教訓としては
①’低コストの株式インデックスを買って保有し続ける
②’世界中の国に分散し、1国に資産の大半を預けるなんてありえない
ということがわかります。

バフェットが今後100年米国株式の未来は間違いないといっても聞いてはいけません。
バフェットには30年後の自分のいない未来を正確に予言する能力はありません。
とりあえず言っとけばみんな喜ぶから言ってるだけです。

bbb.jpg

米国は投資先として素晴らしい国です。
しかし30年前の日本が投資先として素晴らしかったというのと同じ意味で
素晴らしいにすぎない。
1つの国に集中投資をしすぎないことが重要です。
米国、EAFE、新興国に、まんべんなく投資し、その投資対象は低コストの株式インデックスファンドが良い。
永続する企業などないし、覇権をとる国など誰にもわからないのだから。

え?将来性の低いEAFEは投資対象から外したい?
なぜあなたはオーストラリアの小さな会社が仮想現実を牛耳ったり
フィンランドの少年たちが新しいエネルギーを発明することはないと言い切れるのですか?
未来から来たわけでもないのに。


最後は
The highroad for long term investing ③ マーケットタイミングが計れるか
を書きます。
理由なき熱狂、金利と株式について。
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The highroad for long term investing ① あなたが買っているのは事業なのか掲示板の数字なのか

マーケットの局面が変わると、さまざまな意見を目にします。
株式をずっと握りしめているべきだ。
その中でもディフェンシブ銘柄がいい。
いや、S&P500がいい。
債券を買うべきだ。
金利が上がるから債券ではなくゴールドだ。
キャッシュに戻して待つんだ。

あなたは何を信じて、何に従うべきか。
そもそもあなたに自分の考えはあるのか。
それは知りませんが、靴磨きおじさんには、自分の根源になる考えがあります。
今回はそれを書いていきます。


2つの視点 値動きする数字のオーナーなのか、事業のオーナーなのか

まずは根本的な話をします。
株式を買ったとき、あなたが保有しているのは何か。
・値動きする指数・数字・紙上のファンダメンタルズのオーナーである
・事業のオーナーである
株式投資では両方のとらえ方ができますが、どちらの視点を失ってもバランスを欠きます。
具体的な、お約束の話をしましょう。
株式を買うというのは、企業のオーナーの1人になる行為です。
1兆円の時価総額の企業の株を1000万円かったら、それはその企業の1/100,000のオーナーです。

たとえば毎年卵が1000個とれる農場のオーナーになったとします。
その農場の評価額は、毎日、農場の前にある掲示板に表示されますが、わざわざ毎日見るでしょうか。
大事なのは、毎年1000個卵がとれているかです。
ちゃんと取れているなら、さわぎたてる必要はないでしょう。
企業のスタッフと経営陣が一生懸命働きまともに毎年利益を出しているなら何もする必要がない
毎年卵を産む鶏をもっているのに、その鶏を飼う農場の値段のチャートをみて毎日売ったり買ったりするのに何の意味があるのかということです。

さらにいえば、キャッシュに温存したり、株式をショートしたりする行為になんの意味があるのかという話です。
もし、毎日卵(利益)を出す鶏を、売って、来月また買って、と繰り返している人間をみたらあなたはどう思いますか?
ばかげていませんか?
まずこの本質を理解しなくてはならない。
事業を持たずにそのお金で、キャッシュを温存したり、株式ショートするという行為は
本質的にどんな行動をとることなのか、それを数字のチャートではなく、その裏にある、事業を持つという視点から
見つめなおすことが大事です。
別に不景気だろうが株価が暴落しようが、企業が事業を継続し、利益を出していれば、卵は生まれるということ。

すると、数少ない、農場を売るべきときというのが見えます。

・農場の入り口の掲示板に張り出される農場評価額が著しく過大評価されている
年間1000個の卵を生産する農場なのに、卵100,000個分の値段で売りに出されている
100年で元の取れる値段だ
・同じ評価額で3000個卵の取れる農場をとなりに見つけた
買い替えていいだろう
・その農場で卵がとれなくなり、今後もとれなそうだ

こういった条件でないかぎり、わざわざ農場を売る必要はないということです。
この世には、20人に1人か、100人に1人か
農場の入り口にある掲示板の評価額を毎日見て、売ったり買ったり、繰り返して
農場をずっと保有するより利益を出せる人間がいます。
BNFとか、cisとか、最近人気のミネルヴィニとか、そういった人種です。
べつに目指しても止めませんが、それで農場をただ保有して卵を売った金でまた農場を買い足していく
もっとも王道かつ正統な方法に勝てる人は、5%か、1%か、いずれにしろ、とても低いということは知っておくべきでしょう。

もう一度書きますが、なぜそうなるか。
かたや、農場で生まれた卵を売ってそのお金で土地を買い増し続けるのです。
かたや、農場を買ったり、売って待機したりして、資金のもつ力を殺します。
あるいは、時期をみて、この無限に増殖する農場面積の評価額の逆側に
掛け金をベットする(ショートする)というマイナスサムゲームをします。
短期的にはどうなるかしりません。
コインの裏が出て勝つかもしれません。
しかし長期的には勝敗は日を見るよりも明らかということです。
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マーケットの株価が下がって来たときにどうするか

マーケットが強く下げているようです。
自分のPFでもFCAUが朝見たら7%下がっていて驚いてしまいました。
(他保有銘柄も平均して2%以上下がっているようでした)
さて、今回の相場がどうなるか知りませんが、みなさんはこのような状態でどうするか、あらかじめ決めているでしょうか。

もっともよいリターンを生み出すのは、今日売り、反発した時に底で買い直すことです。

300.jpg

こうすれば下落を免れ、上昇だけ拾います。

ところで、底というのは、今から30%下げたところ②でしょうか。
50%下げたところ③でしょうか。
それとも今日の株価①が底でしょうか。
それを知らずに、高いところで売って、一番安いところで買い戻すことはできるでしょうか。

200.jpg

そこで、今持っている株はホールドしたまま、割安と思うものに分散しながら
定期的に(たとえば毎月)買い増ししていくことは一番簡単な方法です。
新しい入金もあるでしょうし、それも込みで計画します。
自分ならこれを実行します。
もしくは割安と思うものでなくても、いつかかならず元の値段以上に戻ってくると確信しているもの(例:VT)でもよいと思います。

100.jpg

この際、気を付けるのは、必要以上にキャッシュ・安全資産側を削りすぎないことだと思います。
十分な安全資産(生活・病気・失業・定期積立)をいつも確保して、余裕をもって定期積立するべきと思います。
たとえば、月ぎりぎり20万円で生活できるから、向こう3か月の60万円だけ現金を残してあとは明日すべて
急落したアマゾンとSQに突っ込んでしまおう!!
ここまでぎりぎりの勝負をする必要はないと思います。
余裕をもった余剰資金で投資すべきと考えます。


自分自身の話をすると、株価の水準が積極的に積立したい水準まで落ちてきたため
失業保険を使って毎月20万円程度積み立てようと考えています。
新興国(DGS、VWO)と先進国(FCAU、CAI、VEA)に半分ずつ投入します。
上に書いたように、もちろん1年9か月分残っている、生活防衛資金にはほとんど手を付けません。
これは失業中の生活費であって、これを使ってまでわずかなリターン上乗せは狙いません。
そして、失業保険の終わる前には、再就職して給与から毎月積み立てを継続しようと考えています。
なのでまじめに就活しないとですね。


昨晩は別件で考え事をしてしまい、あまり眠れず朝になってしまったので
今から早朝ロードバイクでちょっとした一人旅をして、頭を冷やしてくる予定です。
最近は、パナレーサーのグラベルキング28cという砂利とかどこでも走れる系のタイヤに興味があります。
改造したくなってきました。


それではお互い、株価の下落というアトラクションを楽しみましょう。


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バロンズ拾い読みの新興国株式座談会について

ネット証券各社が提供しているバロンズ拾い読みに新興国株式に強気な機関投資家の座談会が掲載されました。
こういったレポートを読む際は、これらの機関投資家はすでに新興国株式を多量に持っており
世界中の読者が新興国株式を買ってくれて、値段を吊り上げてくれたらとても助かる、という立場で
座談会に参加しているのをよく理解したうえで読みましょう。

そのうえで靴磨きおじさん個人が注意しているのは以下の点になります

・新興国株式のエクスポージャーを、リスク資産(短期的には半分や1/3になって良い資産)の
50%や、60%にするのは良いことだと思います。
理由は過去のバリュエーションとリターンの分析から、今後10年で良いリターンになる可能性が高いからです。
ただし来年、株価がどうなるかは知らないし、興味がないです。

・中国のエクスポージャーが高くなりすぎないよう、分散に注意すべきかもしれません。
一般的なインデックスETFの例で、VWOだと中国は36%含まれます。
中国のリターンが他新興国より高くなるかどうかにあまりに大きくベットするのは、コインフリップと同じと思ってます。

・経常黒字、財政黒字、インフレ率が低く抑えられ、金利はそれなりに確保できている国が割安の場合
オーバーウェイトするとよい結果になる可能性があります。
靴磨きおじさんはロシア株式をERUSでオーバーウェイトしています。
ただし価格変動が大きいので、リスク資産の1/10か、1/8以下程度を推奨します。

・経常赤字、財政赤字、インフレ率が高く、金利が暴走している国が割安の場合
そこにオーバーウェイトすることは、大きなリターンを出すかもしれませんがコインフリップと一緒と思っています。
具体的にはアルゼンチンやトルコのような国です。

・個別株のリスクを負いたくない場合、時価総額加重平均の低コスト投資信託やETFは良い商品です。
具体的にはVWOやIEMG、emaxis slim新興国株式インデックスなどになります。
しかし、もしあなたが、小型+バリュー(ファーマ・フレンチ型バリュー株)の特性が優れていると考えるなら
経費率0.6%でDGSというETFに資産の一部を振り分けるアイディアもあります。
そのほかにも類似の優れた商品(小型や、高配当、バリューなど)があるかもしれません。

・個人的には、とくにパッシブ運用では米国株式のインデックスがもっとも割高で
今投資すべきではないと考えています。
これもまた、来年どうなるかは知りませんが、10年後に面白くない結果になっている可能性が高いと
過去のデータから考えるためです。


バロンズ拾い読み


1. Today’s Pain Could Be Tomorrow’s Gain 今日の痛みは明日の利益 【新興国市場】
新興国ラウンドテーブルを開催

■ 新興国の長期的な魅力は不変
今年の新興国市場は極めて不調である。
しかし、新興国市場に長期的な魅力があることは変わらない。
世界の人口の 83%が新興国に居住しているだけでなく、その約半分は中産階級である。こうした消費者の旺盛な需要に対
応した新たな産業が、投資家が望む変化や成長を生み出している。新興国株式が米国株式に対して大幅なディス
カウントとなっている現在こそ、割安な銘柄の買い入れや、有望な銘柄の発掘を行うべきだ。
本誌は、1990 年代後半からグローバル市場で積極的に活
動している 4 人の投資家を招き、ラウンドテーブルを開催した。参加者は、モルガン・スタンレー・インベ
ストメント・マネジメントの新興国市場責任者兼チーフグローバルストラテジストのルチール・シャルマ氏、
オッペンハイマー・デベロッピング・マーケッツ・ファンド(ODMAX)のマネジャーであるジャスティン・
レベレンツ氏、ベイリー・ギフォード・エマージング・マーケッツ・グロース・ファンド(BGEHX)の共
同マネジャーであるリチャード・スネラー氏、投資顧問会社ロンデュア・グローバル・アドバイザーズ創立
者のローラ・ゲリッツ氏である。
4 人は、直近の急落は終了していないものの、多くの新興国は投資家の想定よりも良好な状態にあると考え
ている。第 3 四半期国内総生産(GDP)成長率が約 10 年ぶりの低水準である 6.5%となった中国でさえ、
成長のための燃料をまだ大量に残している。

■ 一段の下落はあり得るか
本誌:今年の新興国市場の不調の原因は?
シャルマ氏:新興国市場は、10 年間の急成長を経て「過剰」な部分の削減に取り組んでいる。ブラジルは過
剰な歳出、トルコなどは過剰な金融緩和、中国は過剰な債務だ。削減は 5~6 年続いていたが、米国のドル
高と利上げによって、今年は注目を浴びた。
レベレンツ氏:利上げによって資金が米国に回帰しており、トルコなどの脆弱(ぜいじゃく)な国々は非常に苦
しい立場にある。中国の経済成長の減速も要因の一つで、これにブラジルの大統領選などが重なった。さらに原
油価格が上昇し、インド、トルコ、インドネシアなど産油国以外の国々が打撃を受けている。
Q:新興国市場は今後下落するか、それとも反発するか?
レベレンツ氏:新興国株式は適度に良好な状態にあるように見える。ほとんどの国は柔軟な通貨を持ち、財
政収支は大きな問題ではない。問題が悪化する場合、影響が表れるのは新興国債券だろう。新興国債券の投
資先は東欧、アフリカ、中南米に大きく偏っているが、株式の投資先はアジアが 70%を占める。
ゲリッツ氏:株価収益率(PER)は 10 月初めに過去 10 年平均まで低下した。優良銘柄も打撃を受け始めて
いる。底打ちまでは若干の下落余地があるかもしれない。
シャルマ氏:米国とその他地域のバリュエーション格差は 1990 年代後半以来の水準まで拡大している。新
興国市場は今後5~7年にわたって投資すべき地域だ。問題は株価が一段と下落する可能性があるか否かだ。
私は中国について懸念している。歴史上、過去 10 年の中国ほど多額の債務を抱えた国は存在しない。中国
国債は国内投資家が保有するため、問題ないとされていた。中国は経済が減速しても、刺激策によって成長
を促進することができた。だが米金利が上昇する中、資金流出のリスクなしに金融緩和はできない。
レベレンツ氏:私は中国について懸念していない。経済成長は減速するとみられるが、今後 5 年間の年複利
成長率は 5%を維持することができる。これは依然として世界の経済成長の 30~40%に相当する。中国の根
本的な問題は、貯蓄率が高過ぎることだ。中国ほど財政に余裕がある国は存在しない。GDP 比の財政赤字
は小さく、銀行を救済するために多額の準備資産を保有している。
シャルマ氏:だが、過去 10 年間で債務は大幅に増加し、貯蓄率は 2008 年から変化していない。

■ 小国や小型株に注目
Q:現在の中国をはじめとする新興国に投資する最善の方法は?
ゲリッツ氏:現在はネットキャッシュの状態にある新興国企業が数多く存在する。例えば中国でファストフ
ードチェーンを展開するヤム・チャイナ・ホールディングス(YUMC)だ。同社の割安な株価は、債券発
行と自社株買いによって上昇する大幅な余地がある。
スネラー氏:当社ファンドの上位 10 銘柄の平均 PER は、過去 10年平均を若干下回る。
割安である理由は、こうした企業の多くの成長が改善していることだ。これらの銘柄には、
中国の平安保険集団(2318.香港)、インドの HDFC 銀行(HDB)、韓国のサムスン電子
(005930.韓国)が含まれる。

シャルマ氏:超大型ハイテク株や大国以外の銘柄は見落とされている。こうした銘柄の多くは、成長見通し
が良好である。中国、韓国、台湾が新興国市場指数の約 60%を占めており、ポーランド、フィリピン、トル
コなどはそれぞれ約 1%ずつにすぎない。私の投資アイデアは、超大型株を売却して、小規模な国や企業を
買うことだ。東南アジアや東欧などの企業に投資機会がある。
ゲリッツ氏:私も賛成だ。過去 1 年間のパフォーマンスは、時価総額が小さいほど悪かった。多くの小型株のファンダメ
ンタルズが良好だったにもかかわらず、中東の物流会社アラメックス(ARMX.UAE)や、フィリピンでセブ
ンイレブンを運営するフィリピン・セブン(SEVN.フィリピン)などの株価は出遅れた。その理由は、解約に備えるため、
運用者がパフォーマンスの良かった小型株やフロンティア市場の銘柄を売却したことだ。
Q:現在の貿易摩擦は新興国市場にどのような影響を与えるか?
スネラー氏:問題は貿易ではない。ロシアのプーチン大統領が述べた通り、人工知能(AI)における勝者が世界を制する。現
在の問題の中心にあるのは知的財産権の保護だ。
レベレンツ氏:中国は世界最大の知的人材プール、多額の資本、膨大なデータを有する。電子商取引大手のアリババ・グループ・
ホールディング(阿里巴巴集団、BABA)などに素晴らしい投資機会があるだろう。
ゲリッツ氏:アジア諸国の中では、ベトナムが輸出に最も依存している。人民元が下落した場合、ベトナムは輸出競争力を高め
るために自国通貨を切り下げるだろう。しかし、長期的には、製造業者は貿易リスクを最小化するた
め、生産拠点をベトナムに移転するとみられる。こうした理由などから、私はベトナムに対して強気な見方をとる。
シャルマ氏:輸出による経済発展を目指してきた新興国にとって、脱グローバル化の時代は厳しいものになるだろう。
ベトナムはこうした新興国の典型例だ。
国境間の商品、サービス、資本や人の移動が不自由になることで困難は増すとみられ
る。技術分野でさえ、国境の壁は高くなり始めている。
■ インド、メキシコ、ブラジル
Q:インド経済はここ数年低調だが、回復しそうか?
ゲリッツ氏:同国は高額紙幣廃止による打撃などを経て、現在は回復途上にあるように見える。しかし、株
価は既に大幅に上昇してしまった。インド経済は国内中心で貿易摩擦の影響が小さく、GDP
に対する債務の割合が小さいため、投資家が中国からインドに乗り換えたのだ。
シャルマ氏:われわれは、市場が経済のファンダメンタルズを反映すると考えがちだが、その
逆もあり得る。現在のインドはまさに後者だ。インド経済は回復途上にあったが、米国の金利
上昇によってインドルピーに圧力がかかり、インド準備銀行(中央銀行)が利上げを強いられ
たことによって、状況は変わりつつある。
スネラー氏:過去 3~4年で、インドには大きな変化があった。例えば 24 カ月前、インドのモバイルネットワー
クは世界最低水準だった。今や、同国のネットワークは世界最大規模で、世界最高レベルの効
率性を誇り、毎日のデータ通信量は米国のネットワーク全体よりも多い。リライアンス・イン
ダストリーズ(RIL.インド)傘下の通信会社リライアンス・ジオは 2 億 5000 万人のユーザー
を抱える。こうした変化が今後 5~20 年先のインドの成長にどのような影響をもたらすか、ま
だ判明していない。
レベレンツ氏:私はインドよりもメキシコに興味がある。ロペスオブラドール政権が予想より
も現実的な路線を進むとみられる上、株価は過去 20 年で最も割安な水準
にある。当社ファンドは飲料メーカーの FEMSA(FMX)について大きな
ポジションをとっている。同社の価値の半分はコカ・コーラ FEMSA
(KOF)によるものだが、同社はコンビニチェーンのオクソも所有してい
る。オクソはコンビニの店舗を配送センターとして利用しており、メキシ
コ最大の物流会社となる可能性がある。
ゲリッツ氏:ウォルマート・デ・メヒコ(WMMVY)は、優れたバランス
シートやネットワーク、規模の経済を有する。米国経済の堅調が続き、他

の新興国市場がすぐに反発しなくても損失を抑えられる。ただし、既存店売上高が異常なほど伸びている理
由は、米国在住の労働者による母国への送金であるため、米国経済が減速した場合は懸念される。
スネラー氏:親ビジネス派といわれるボルソナロ氏がブラジル大統領選に勝利した場合、新たな可能性が開
ける。同国の石油会社ペトロブラス(PBR)に投資するアイデアがある。
レベレンツ氏:非常に大胆な意見だと思う。同社は世界最大クラスの債務を抱えており、ガバナンスにも大
きな問題がある。
スネラー氏:サブソルト層(海底岩塩下層)で発見された油田の規模と成長ポテンシャルが十分に評価され
ていない。20 年前の生産量はほぼゼロだったが、今や 1 日 200 万バレルだ。また、エネルギー会社はコス
ト削減によって、4~5 年前の 1 バレル当たり 105~110 ドルではなく、同 80 ドルでより多くの利益を出せ
るようになった。今はペトロブラスさえ、高い収益性を達成できる時期だ。
■ 注視すべき危険信号
Q:新興国市場の投資家が注視すべき危険信号は何か?
ゲリッツ氏:予想を上回るインフレによって金利が押し上げられることだ。この場合、米ドルを保有すれば
3~4%のリターンが得られるため、世界のどの地域の銘柄であれ、株式の保有比率を高めることは推奨し難
い。
シャルマ氏:人民元と米ドルの為替レートに注目している。皆が 1 ドル=7 人民元の水準を注視しており、
人民元はこの水準を超えて下落する可能性があるが、重要なのは下落のスピードと状況だ。願わくは、中国
が資本規制によって事態を収拾し、経済成長が減速する程度の影響にとどめてほしい。
ゲリッツ氏:かつては「米国がくしゃみをすれば世界が風邪をひく」と言われた。今や中国は非常な大国と
なり、他の新興国だけでなく世界全体に影響を与える。中国では消費が減速する兆しが見られるが、実際に
減速した場合はスポーツ用品大手のナイキ(NKE)やアディダス(ADS.ドイツ)などのグローバル企業が
影響を受ける。中国人の旅行需要が減速すれば、当社が保有する日本企業の成長も減速するだろう。
  1. 投資雑談
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経済的危機の場合の株価のシナリオ

フェアバリュー~割安で買うということは、長期的には平均回帰を狙うということですから
大きな株価の下落を見た場合はこれを買い増します。
チャートの形が上に向かうから、下に向かうから、というのは個人的には参考にしていません。
バリュエーションがここまで落ちるとこの資産は〇年でここまで反発する傾向があるとか、そういうことを調査します。
ガイ・スピアはタイミング売買はできないと認めたうえで、リーマンショックで運用するPFが半値になったときこういいました。
(すぐれた米国のバリュー投資家もまた、上手に売り抜けたのではなく、リーマンショックで50%の下落を受けたのです)


「今株を売るくらいなら、掘っ立て小屋に住んだほうがマシだね」


①新興国株
サイトによってCAPE13~CAPE15の位置におり、リーマンショックでは10~12になったため
下落余地が20%~30%あります。
VWO30ドル弱
DGS30ドル強
ここまでの水準になります。

②ロシア株
リーマンショックではCAPE5.0の位置におり、現在の6.5から20%強下のバリュエーションにいます。
ERUS25ドル~27ドルの水準になります。

③CAI
現在PBR0.73ですが、簿価が30%下がり、PBRが0.5になった年と
簿価は変わらずPBR0.3未満になった年があります。
8ドル~10ドルの水準になります。

④FCAU
現在PBR1.2程度の水準ですが
チャイナショックでは簿価が下がらずPBR0.6程度まで
また他社の日産ではリーマンショックで簿価が10%下がりPBRが0.5未満まで落ちています。
5ドル~6ドルがあり得ます。

上記銘柄はどれもフェアバリューを下回っていると判断してもっています。
ただし経済危機になればここまで下がるということです。
そのようなときに理論的にナンピン計画を組めるよう
あらかじめリーマンショック・チャイナショックでバリュエーションがどこまで下振れするか
確認しておいたうえで買い足しタイミングを決めたほうが良いと思いました。
  1. 投資雑談
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CAIという簿価利用型ダンドー投資のBPS

CAIという素晴らしい投資のチャンスをブロガーの小塚崇史さんに、記事を通して教わりました。
本当に良い投資先と思います。
もし個別株のシケモク投資、CAIに興味があったら下の記事は必読です。

CAIインターナショナルの投資判断(1) シケモク・コンテナ

CAIインターナショナルの投資判断(2) ダメージ・コントロール

CAIインターナショナルの投資判断(3) 景気循環銘柄の本質的価値

先に書いておきますが、この3つの記事で、日本の個人投資家が留意できることはほとんど網羅しつくされてると思います。
知りたいことや心配事もほとんど記事で書かれています。
また、この記事のお供として、思考のプロセスを理解するためにこの本を推奨します。

ダンドー ──低リスク・高リターンのインド式テクニック

CAIの投資はこのダンドーに沿って行われているので、本を理解して読むと何が起こっているのかわかります。

さて、ダンドーの使い手、モニッシュ・パブライはおもに純利益、株価利益率を使ってストーリーを作り出しますが
小塚さんはまったく同じことを簿価(純資産側)を使って行っているのです。
この独自のアプローチからして、もうそのへんのブログとは違うと思います。
本当にすごいと思いました。
アイドルグループにいたら圧倒的推しメンです・・・

それではここから先は、ダンドーと、上の小塚さんの記事を熟読したものとして話を薦めていきますね。
まず簿価Bookというものについて考えてみます。
これは純資産のことで、存続が危うい企業、著しく将来性が疑わしい企業の場合は株価/純資産は1を割ります。
(たとえばロシア株式インデックスなんかがその国家に対する不信感からPBR1未満です)
また、2以上だと割高、と簡易的には言われます。
企業の利益や価値が、パソコンのソフトの中にはいっているような企業
ブランドそのものに特別な付加価値があるような企業なら、株価/純資産が2を大きく超えるのもわかる理屈です。
(たとえば、RACEやMSFTとか)

逆に考えましょう。
とくにブランド価値やソフトの無形の価値も持たず、真っ当でありきたりに地味な製造業や運搬業やレンタル業をやる場合
これはある程度簿価が参考になります。
PBRが1.0~2.0くらいになるのがリーズナブルだと思います。
もしPBRが1未満だと、市場にだんだん利益が減っていく心配をされていたり
2以上だと、なにか価値があるけど純資産のシート上に載らないものを持っている、と思われているということ。

CAIももちろん単なるコンテナレンタル業者なので、この範疇ではないでしょうか。
実際Morningstarで2007年7月から現在までの、月別PBRを書き出して平均をみたところ1.21でした。
この1.21という数字は妥当にみえます。

小塚さんの気づいたこの銘柄の特性として
・赤字にならない(リーマンの1年だけ)
・純資産がコンテナ買い足して増え続けている
・株価はその純資産に対し、上振れ下振れする

なので、そのブレを利用してダンドー投資ができないか、というものです。
ためしに2007年7月からの月別のPBR、株価と、そこからBPSを割り出してグラフにすると、驚くほどきれいでした。
※ここでBPSとは1株あたり簿価です

PBR1.jpg

青が株価、赤が1株あたり簿価(=もしくはPBRが仮に1の時の株価ともいう)になります。
このようにCAIの簿価はまったく変動しません。
ほぼ落ちずに、一定ペースで増加していくのです。
それはリーマンショックでも、貿易産業に大打撃を与えたチャイナショックでも同様です。

しかし株価はどうでしょうか。
一般的な企業の比ではなく、完全なるミスターマーケットの気まぐれがその動きを支配しています。
さて、今度は簿価ではなく、長期のPBR平均であるPBR1.21であった場合の株価ラインと、実際の株価ラインを見てみます。

PBR2.jpg

赤のラインがPBR1.21の時の株価、つまりこの企業の平均的な本質価値です。

(赤字を過去11年間で1年しか出さず、毎年コンテナ買い足しによって純資産を拡大する能力のある企業の
本質価値をPBR1未満とみるのは妥当ではないでしょう。1.21は実力からも妥当、もしくは低めと思います)

すると、企業の本質価値に対して株価が下振れした時期が一目瞭然に出現します。
リーマンショックのとき、チャイナショックの時ともに、長期平均のPBR1.21にむけて反発したのがわかります。
なおその長さはリーマンショックで14か月、チャイナショックで29か月程度です。

つまり、下振れした時に保有して1~2年待つと本質価値に回帰していったのです。
今のPBRは0.75であり、なかなかに安い水準です。
靴磨きおじさんは22.9ドル(PBR0.77程度の水準)で買いました。

もうひとつ良い点があります。
それは簿価の増加率です。
2007年7月に1株あたり6.96ドルだった簿価は、10年以上かけて現在29.66ドルになっています。
これは年13.7%ドルで純資産を増加させていることになります。
しかもとても安定しています。
小塚さんも書いていますが、もう一度大事な点なので繰り返しましょう。
過去のように3年以内にPBR1.21に回復するとします。
簿価は年13.7%増加します。
3年後の株価はいくらでしょうか。
単純な話です。
現在株価22.5ドル PBR0.75 簿価30ドルです
3年後に簿価44ドルになります。
これがPBR1.21で売られれば53ドルです。
現在の2.3倍になり、これはパブライの言う「PER1台銘柄」には届きませんが
「PBR3台銘柄」くらいの実力はあります。
これを狙った投資なのです。

リスクはなんでしょうか。
チャイナショックでは簿価が傷つきませんでしたが
リーマンショックでは簿価が30%さがっています。
そしてその簿価に対し、それぞれの危機ではPBR0.27~0.35をつけました。
つまり倒産する可能性が高いという値付けをされています。
今同じことがおこれば株価は7~8ドルになるということです。
もし継続的にこの会社に同じストーリーを繰り返すことができる実力がまだある場合
簿価0.27~0.35で買った株は大爆発する可能性が高いのですが。

この銘柄について語るとき、論点は売却基準です
ひとつわかりやすいのは上記をみた簿価による売却です。
もう一つはインサイダーの売却です。
IRからチェックします。
個人的にもう一つ使えるかもしれないと思っているのは
自分の所有するFCAUのぱくり元であるパブライやスピアのFCAU売却に合わせる案です。
自動車輸出と、輸入出に対するコンテナレンタル業ですから
景気サイクルの中で同じタイミングをもっている可能性が高いと思います。
なので自分の場合はFCAU売却のときに一緒に売ってしまうのも手です。


最後になりますが、これは素晴らしいアイディアですが
プロではない個人投資家の方が、善意でアイディアを公開したものです。
損も得も、100%自己責任です。
そこんとこよろしく。

  1. CAI勉強
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リーマンショックの時に自分のPFがどうなったのか打ち出して部屋の壁に貼っておく

リーマンショックの時に自分のPFがどうなるか、近いPFを組んで確認してみました。
とくにFCAUをFで代用していますが、いざというときは、まあ似たり寄ったりの動きと思います。
ドル建てでS&P500の最大48%、3地域等分株式PF52%に対して64%も暴落します。
3000万以上運用する今の状況でも、1000万くらいになりそうですね。

一つ目の対策として、普段からこれを壁に貼って見慣れておくのも手だと思いました。
64%落ちてもそれを普通、と判断し、売却しないで買い増すメンタルの用意です。
そうすればわずか数年でリターンは元の水準に戻ってきます。
もうひとつは、このくらいは残しておかないとメンタルも買い増しもつらい、というくらいの
キャッシュやそれに類するポジションを持っておくのもいいかもしれない。
たとえば20%はキャッシュにしておくとか。

いずれにしろ、基本的に、タイミング売買をはからない予定、暴落時期を予測するポジションの変更もしない予定なので
いまからどう動くか、イメージトレーニングをしておくことにします。


PF1.jpg

PF2.jpg
  1. 投資雑談
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マイポートフォリオのバリュエーション(PER・PBR)

 
  比率 PER PBR
VTI 13% 20.3 3.1
VEA 7% 14.0 1.6
ERUS 10% 7.1 0.9
DGS 20% 10.2 1.3
VWO 20% 14.2 1.8
CAI 10% 4.9 0.8
FCAU 20% 6.5 1.3
My PF 100% 11.0 1.6


昨晩ぶじ買付・整理が終わりました。
予定通りのバランスで買ったのですが、ちょうど買付前の損益が0付近だったので
うまく含み益銘柄(IJRとVOO)と含み損銘柄(VWO)を両方売却で損益相殺し
新しく買いなおせました。
こうすれば売買手数料の往復以外で無駄な税金を払わずに済みます。

Ychartsで自分のポートフォリオのバリュエーションをチェックしたところ
実績PER11.0 実績PBR1.6という満足できるものになりました。
米国マーケット(VTI)のバリュエーションが実績PER20.3 実績PBR3.1なので
米国マーケットの半分のバリュエーションのPFを組んでいます。

新興国比率は60%→50%に引き下げましたが、引き続き強気です。
DGSを混ぜてバリュエーションを落とし、小型株も組み入れできたのが良かったと思います。
10年後にはトータルで非常に良いリターンになると思っています。
FCAU、CAI、ERUSは最も強気で、数年単位の投資です。
VTIとVEAの合計20%はバランスのための保有で、リターンは期待していませんが長期ではプラスになるといいな、程度です。

1~2か月間くらいPFの微調整を繰り返していましたが、ちょうど気に入る形になったので
新しいバーゲンハントのチャンスがない限りこのバランスでいこうと思ってます。

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CAI購入と株価下落に伴って来週にPFを整理しようと思います/6年前とのPFの相違点について

CAI購入と株価下落に伴って来週にPFを整理しようと思います。

なぜ今なのかと言いますと、株価が下落してETFの含み益がほとんど消滅し0前後になっているからです。
+5000ドルの含み益のETFと-5000ドルの含み益のETFを同時期に売って買いなおせば
これは将来払う1000ドルの税金を節約できて、両方の銘柄が1往復40ドルの手数料なので、しめて80ドルの手数料で実施できます。
CAIを買うのにちょこちょこほかの銘柄を売ろうと思ったので、どうせなら今その含み損益相殺も実施しようと思った次第です。

さて、最近、銘柄というか方針がコロコロ変わるねと手痛い指摘を受けました。
これは長期投資では悪い癖なのですが、最近とくにひどいと自分でも自覚があります。
来週以降移行しようとしているPFはこのようになっています。

10% ERUS
20% VWO
20% DGS(VWOから分割)
20% FCAU(新規)
10% CAI(新規)
12% VTI(IJR+VOOを統合)
8% VEA(VGK+VPLを統合)


昨年夏のPFが残っているので確認してみます。
昨年夏のPF
10% ERUS
50% VWO
10% VOO
10% IJR
10% VGK
10% VPL


VWOを、DGS+VWOに分割します
理由はDGSの小型株+低PER・低PBRという特性が自分好みだったためです

VOO+IJRをVTIに1本化します
理由はウェイトが下がって管理が煩雑に感じたからです

VGK+VPLをVEAに1本化します
理由はウェイトが下がって管理が煩雑に感じたからです

個別株としてFCAUをすでに購入し、CAIを購入予定です
理由は趣味です


こう見ると大きく変更しています。
自重しなくては手数料貢献太郎からは抜け出せないですね。

ちなみに2013年初に200万円貯金を達成し投資をはじめたときのPFはこうでした。
10% 先進国REIT(たぶんSMT)
35% 先進国株式(たぶんSMT)
25% 新興国株式(たぶんSMT)
20% 先進国債券(たぶんSMT)
10% 日本債券(たぶんSMT)

今より頭よさそうです
新興国株式インデックス+先進国株式インデックスの2大資産をメインに据えて
その比率を考えながら投資するというPFの設計思想は6年たっても変わっていません
銘柄自体はSMT新興国株からVWOとDGSに、SMT先進国株からVEAとVTIに代わっていますが。
また債券やREITが抜け、6年間で毎年新興国株の比率が上がり続けています。

今回の変更で、先進国株式インデックスのPF内の比率がVTI+VEAで20%と、過去最低になります
それくらい先進国株式指数をアンダーウェイトしたいと感じているということです
ちなみに新興国株に10年投資した場合、米国の超短期債よりリターンが悪かったそうです
投資する人は覚悟したほうがいいかも
  1. ポートフォリオ
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CAI勉強に向けてのメモ

CAI買うかどうかの判断に向けて、ブロガーの小塚さんにもらったアドバイス等を自分用にメモ

・バリュー株投資 安全域を保つの該当記事PDFで保管しておく


・財務諸表の勉強について
因みに賢明なる投資家での簿価の読み+バフェットの財務諸表を〜、
が財務の基本的な考えで、後は有名投資家の銘柄を追いかけつつ味付けをしたのが僕の財務の読みです。
我流なのですけれども。


・推奨記事
設備投資は財務三表のどこに表れる?

・設備投資について
設備投資はいわゆる財務三表でも、投資キャッシュフローとしてCF計算書には計上されますが、
損益計算書とバランスシートでは減価償却費として年数をかけて差し引かれていくものと思います。


・CAIのインサイダーの売買について
CAIのSEC filingから見られます。こちらの2017年10月くらいがハイライトです。
去年から今年の経営陣の自己保有株の売り買い、自社株買いや増資のタイミングで、
経営陣が考える買値と売値が透けてみえるような気がします。

SEC Filings

・カンファレンスコール
CAI International, Inc. (CAI) CEO Victor Garcia on Q2 2018 Results - Earnings Call Transcript

・CAI投資についてコメント

※非常に単純な企業なので簿価の成長が読みやすい印象
※こういう類の景気循環銘柄では簿価が、メディアやITではFCFが、生活必需品では配当が、
それぞれ読みやすいので極端な水準になれば(過去max/minレベルのPER,PBR,FCF倍率,高配当率)、
或いは値ごろ感があれば買うようにしてます。
※(赤字型ディープバリュー銘柄について)生き残り第一です。
リターンを得るに当たってどの程度のリスクを取ったか、ここが大事かと思ってます。
なので概ね赤字を出していない銘柄、負債が少ない銘柄、買っているのはそれだけです。
※CAIは他に投資している人は見たことがないです。
なので同社へのレビューで読んだのは年次報告書以外にseeking alphaの各種記事くらいでしょうか。
参考にしたのはダンドー、そしてこちらの株に寄らず経営に関しての一般的な書籍、破天荒な経営者たちですね。
※CAIの経営陣は僕、かなり好きで記事中のダメージコントロール以外にも、
株価が高い時に増資、低い時に自社株買いや買収、そして自分たち自身で株を買いまくるなど
滅多にお会いできない優れた経営陣の印象です(そしてそうでないと景気循環銘柄はボロボロになっていきます)。
※ただこういう銘柄ってケリーモデルを用いると50%位投じなさい(!?)、などキレキレの数値が出てくるんです。
ハーフケリーかつ、危なそうな場合(ボラが高くてぶん投げ売りをしそうなリスクがある場合)は
更に2/3投資(下げた時など様子見つつ残1/3追加)にしてます。


※そして不況時のコンテナ売却に関しては、経営陣は2013年は記録的な高値株価を利用し増資に入り、
2016年は安値時に自社株買い、更に安値市場下に他社を買収、
2018年初頭なども素早く自社株を売りに入り、
過去最悪の海運市況やリーマンもほぼ無傷で売り上げを5倍に伸ばすと尋常でない手腕の印象です。


※本物の不況時は投資を早々に引き上げ、CPを蓄えに入る(バリュー投資家的な経営陣の印象です:
先の本、破天荒な経営者たちのアウトサイダー経営陣に似ています)のではと、
そこは定量以外に定性的にも僕は評価してます。




※※※重要な気付き※※※

CAIへの投資では安定した簿価の推移からPBRも使用できるが(バフェットのバークシャー買い入れのように)
もう一つ、経営陣が自社株の売買を繰り返すので、売り(買い増しも)はそのタイミングを見れば容易といえる


有料noteや業者の有料投資セミナーより、はるかに意義深く、真摯で深い洞察を気軽に与えてくれた小塚先輩に感謝
  1. CAI勉強
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