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ETFを使った株式投資

新興国株式をPERではなくCAPEで見るとリーマンショックで別の風景が見える①

以前自分は新興国株式指数のPERは下落を予測できないと思っていました。
というのは、次のようなグラフを見たことがあったためです。

em-pe.png

これは新興国株とそのPERです。
2007年の暴落直前のPERは18程度。
それに対して、暴落後は6程度までPERが落ちている。
そして利益率の悪さから、2009年~2010年に一度PERが24くらいまで跳ね上がっていますが別にこのあと暴落しなかったのです…
これをみて自分は、PERとPBRである程度の割安/割高は見えるものの、暴落は予知できなさそうだ、と感じたのです。
ところが・・・

Investing-vs-Flipping_FIGURE-1_OVERLAY.jpg

今度は90年から2015年にかけての米国と新興国のCAPEです。
新興国のCAPEを見てください。
新興国のCAPEは、完全に1個目のグラフの新興国の株式指数のチャートとぴったり重なっていることがわかります。
リーマンショック直前を見てください。
CAPEは37という歴史的高値に到達。
そして暴落後で13程度。

140806-cotw-1037.png

このようにCAPEと指数を重ねるとぴったりと相関するのがよく見えます。
つまり新興国のCAPEは新興国の割安/割高、そして投資タイミングを(少なくとも2000年以降は)正確に占う魔法の鏡として機能したということです。
新興国CAPEは1990年以降の平均値は15と20のあいだにあるようです。
現在16程度は、このグラフからはフェアバリューに見えます。
また、2015年にむけて米国CAPEと新興国CAPEが、歴史上珍しいくらいに、乖離していっているのがわかります。
両地域のCAPEは現在の数字では2倍に近い差があります。
これが新興国をオーバーウェイトする理由です。

一方、ひとつ気がかりなこともあります。
それは米国金利ではありません。
最近一番よくみる個人ブログ『高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す』さんが指摘していることと同じなのですが
もしPERから出す株式益回りを使い
株式益回り-債券利回り
これを株式リスクプレミアムと考えた場合は、新興国のリスクプレミアムが十分確保できていないように見える問題です。

まだ続きますので次回へ・・・
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新興国株式と米国金利の関係性

一説には、米国金利の上昇により新興国株式が下落するという考え方があります。
これは新興国が債務をドル建てで調達するので、ドルの金利があがると、借金返済が大変になり、利益を圧迫するという考え方です。
一理あるようにみえます。

しかし思い出してください。
ある国の債券金利があがるとは、理屈の上では、その分、通貨(為替)が他国に対して安くなることを意味します。
(そうしないとある国の高金利債券が、ほかの国の低金利債券より得になるため、為替で調整されるという説)
すると米国の金利上昇は年単位、2019年2020年とみれば、ドル安によって調整されることに。
相対的ドル安になるならその分為替によって新興国株式リターンも改善されるとも考えられます。

短期では債券利回り上昇と共に新興国株式指数は下がるように見えますが・・・
実際米国債券金利と新興国株式指数のチャートを長期で見ると、逆相関ではなく
無相関か、もしくは正相関に見えます。

新興国投資家のマーク・モビアスに言わせると
「(もし米国が利上げを継続した場合)新興国通貨は対ドルで上昇し続けて『ドル安』となるだろう。
過去を振り返っても米国が利上げをすると新興国株が下がるといった相関はない。」

もちろん双方、自分のポジションにとって都合のいいほうを鵜呑みにすることなく
自分で考えること、そしてどう動いても分散によりヘッジを利かせることが大事かと思います。
  1. 株式投資に関する疑問
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コモディティをいつ売るべきか②

さて、暇な無職はまだブログを更新します。
今日5月30日だけど明日のぶんも書いちゃう。
なぜなら無職で暇だから。

議題はコモディティの売却タイミングをつかめるか、です。
タイミング売買はランダムウォーク派やバリュー陣営がもっとも嫌う宗派です。
よって靴磨きおじさんも普段は使いませんので素人です。
たぶん無理だろ、が結論ですが、それをいうと話がおわるので少しだけ調べてみよう。

GSGRSX.jpg


これコモディティ(青)とロシア株式(赤)の推移です。
どうですか。
ロシアの値動きからコモディティの下落しそうな感じ読み取れますか?
完全に一緒におちてるザウルスですね。
無理ですね。
ロシア株式は原油とぴったり一緒に動くことがわかりました。
なので使えません。
(靴磨きおじさんのリスク資産のうち25パーセントがロシア株式とコモディティ指数に割り振られているので、オーバーベットしすぎということもわかります。景気崩壊とともに大ダメージを食らうPFです)

GSGEEMSPY.jpg

次なんですが米国株式や新興国株式指数とはどうでしょう。
これならたしかに・・・
米国や新興国のほうが先に落ち始めてます。
ただ、ストーンは同じタイミングですね。
あえていうならまあ・・・株式の12か月リターンがマイナスになった時点で売れば下落前に売れるように見えなくもない。

FF金利

最後にFF金利とみてみます。(手書きすまん)
FF金利が上げ止まるのが2006年7月
FF金利下落開始が2007年7月
株式の天井が2007年10月
コモディティはそのあとも上げ続けて天井が2008年6月

ということはFF金利の利下げ開始から1年もタイムラグがあったと。
ということでFF金利が下がり始めてから何か月かまってみて、コモディティが下がり始めたところ(10%とか20%とか)で
売り抜ければ、良いタイミングになるかもしれませんね。
グッドラックw
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コモディティをいつ売るべきか①

こんにちわ
暇な無職です

さて、話は変わりますがコモディティに投資しています。
コモディティをどう思っているかある程度頭を整理したいと思います。
年初からグローバルマクロ陣営のグル達がコモディティ推しをはじめました。

ガンドラック:コモディティで投資分散を

現在は(景気)サイクルの終期だ。
・・・12月13日以降、コモディティは株式をアウトパフォームしている。
株式は少し上げているが、わが社のコモディティ・ファンドはもっと上げている。
そして、サイクル終期、コモディティは常に上昇する。

コモディティは上昇する。
20-30%ではない。
これは1970年代以降起こっていることだ。
最大でコモディティ価格は100、200、時には400%上昇する。

コモディティ価格が低い今こそ分散投資を実現するための推奨投資だ。


また、ガンドラックは別の記事で
・現在WTI67ドル(インタビュー時70ドル)に対して90ドルくらいまであがるのではないか
・コモディティに投資するならコモディティ指数(ETFでいえばGSGなど)がおすすめ
といった話をしています。

ガンドラック:ドル安、コモディティ高、インフレ上昇

現在靴磨きおじさんの投資しているのはDBC(17.8ドル)です。
対してWTIは66.5ドル。
DBCのうち原油および石油関連指数の組み込みは50%であり
残りの50%が、農業22.5%、金属22.5%、天然ガス5%なので原油価格に高い相関をもって値動きます。
2016年頭のWTI原油が33ドルあたりから2倍の66ドルになるまでのあいだ
DBCは12ドルから17.5ドルまで50%のリターンでした。
WTIとDBCの関係からみると、現在66.5ドルのWTI原油が90ドルまで伸びれば(35%伸びれば)
DBCは17%程度の伸び(20~21ドルあたり)が天井かもしれません。
靴磨きおじさん自身は原油の適正価格もコモディティの適正価格も知らないので
知らんがなという状態ですが・・・
一つの目安にはなります。

なぜコモディティが上昇しているのか、また推奨されるのかには、典型的な市場サイクルのグラフを見る必要があります。

130204kaikaku-f3.gif

投資勉強して1年、2年とたつとお約束のグラフかと思います。
インフレ高低
成長率(だいたいGDP成長率とかですね)高低
4ブロックにわかれています。
この4つのブロックがきれいに循環するというのが一般の考え方です。
レイダリオはどのタイミングでどのブロックがくるかわからないと言っています。

さて、今ですが、あきらかに③です。
どう見分けるかというと、③④は米国が金利上げている最中です
①②は米国が金利下げている最中です
金利を上げ続けるとそのうち景気が悪くなり株価も下がり④の状態になるので
やばいやばいってことで①の金利引き下げによる好景気誘導をはじめるわけで、それを繰り返していると・・・

もう一つ面白い表があって、各局面でどれに投資するかという考え方です。

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上の①②③④と同じです。
現在の③で投資すべきは、つまり高インフレかつ高GDP成長のときに投資すべきは・・・
Growth→Rise
Inflation→Rise
両方のコラムにあるのは、コモディティとEM dept spreadsとあります。
後者のほうはなんかよくわからないので無視しますね(新興国のハイイールド債かなにか?)
というわけで、教科書通りのセオリーではコモディティ投資の局面なので、推奨されているわけです。

なぜコモディティになるかというと
自分も難しい理屈は知らないのですが
今米国が金利をあげていますね。
ずっと株が上がり続けるので、景気過熱を抑えるため金利を上げ続けています。
そして金利が高いときはインフレ率も高い(10%のインフレがある国では10%くらい金利はらわないとだれも債券ほしくないよね?)
なのでインフレしてものの値段があがる(通貨価値が下がるとも)
なのでものをもっていたほうがいいということです。

問題は④に移行するときです。
つまりこのまま金利を上げ続けていくと、いつかGDP成長率が悪くなり
新聞には景気の悪い話が増え、株価下落がはじまります。
そのときコモディティも一緒に落ちるか、株価の下落開始からタイムラグをもって少し遅れて落ち始めるといわれていますが
どう判断するのでしょうか。

当サイトの方針は、いままで読んだ人は知ってるかもしれませんが
基本的に株式100%のバイアンドホールド戦略をとっています。
なので株価が半分になろうが、グラフの④が開始しようが通常無視なのですが
コモディティだけうまく売りたいなと思っています。
判断可能なのか?
それがわかったら苦労しない・・・
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景気サイクルグラフ

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まだ米国CPIが2.5%だから新興国株式は上昇を続ける

米国のCPIが過去に上昇率3%を超えない場合は新興国株式は下落相場を迎えなかったようです。

新興市場資産の買いシグナルとなる魔法の数字

CPIの上昇率とは物価上昇率です。
現在2.5%ですが過去に新興国株式の下落はこれが3%を超えると起こってきたとのことです。

アメリカ・消費者物価指数(CPI)(前年比)

これはどうなるとあがるか。
ずばり米国金利がこのままあがるとCPI上昇率もつられてあがります。
たとえば短期債券金利10%の国があってCPI上昇が年2.5%とします。
つまり債券をもってるだけで物価上昇に対して無リスクで7.5%リターンが見込めるのです。
これはおかしいでしょう。
リスクをとってないのにインフレに対して7.5%もリターンが取れるはずがありません。
というわけで金利があがると年率の物価上昇率もあがるのが筋と思います。
つまり株式の最後の審判の日はこの考え方でいっても、いずれ金利上昇とともにやってくるってわけですね。
ただ、まだはやいだろうと判断できます。



※どうでもいい記事でも深く考えずに気軽に更新して数を書きたいところです
最近おろそかだったので。
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2018年5月 短期投資方針

願わくばこの馬鹿な投資家に普遍的な投資戦略と心の平穏を・・・


① 全体資産配分

1.1 投資の資産配分は日本円現金・株式100%世界分散投資戦略・サテライト戦略・持株会で持つ。
ただしリタイア後は別の資産分配となる。(リタイア戦略参照)

1.2 現金は日本円として銀行口座もしくは証券口座にいつでも引き出せる形で持つ。
現金は失業や病気などに備えて生活費の2年分持つ。(500万円程度)

②『株式100%世界分散投資戦略』

メインのリスク資産運用戦略として株式100%による世界分散投資戦略を実施する。

2.1 超低コスト(経費率0.2%以下)のETFによる株式ETFの世界分散投資を実施する。
ロナルドリード氏を参考に生涯バイアンドホールドする。
セルリバランスは年に1回まで(12月実施)

2.2 ただし2.1の戦略の例外としてCAPEが7.5未満(定価の半額未満)の国の株式インデックスETFを投機的に売買する。
PBRが1未満、PERが7.5未満であればよりよい。
このサブ戦略のコスト(経費率)は1.0%以下とする。
CAPEが7未満の場合、5年間の年間収益率は21%となる資料を根拠に5年程度ホールドする。
世界で最もリスクの高い株式市場とは?(WSJ ロシア株投資について)
※とくに高金利新興国への為替リスクをおさえるため、サブ戦略の一か国の商品への投機は資産全体の10%程度までに。

2.3 株式100%戦略の地域別バランスについて。
ETF全体の長期的中立バランスは以下とする。
米国:新興国:ヨーロッパ:アジアパシフィック=35:40:15:10
中立バランスは、2050年の世界の時価総額比率が
米国:新興国:ヨーロッパ:アジアパシフィック=19:64:11:5程度であることから決定。
中立バランスを基準に、各地域のCAPEを最重要事項に、またPER・PBRを参考指標にしてオーバーウェイト・アンダーウェイトを決める。
株式ETF資産の各地域の割安割高判断(CAPE、PER、PBR)を以下サイトから取得する。
STOCK MARKET VALUATION (SHILLER-CAPE, PE...)

③『サテライト戦略』

3.1 サブの資産運用戦略として投機に大きなチャンスを感じた時に実行する。
一つの戦略につき全資産の10%程度までのポジションとする。
リバランスや購入・売却タイミングはその都度決める。

④ リタイア戦略

4.1 リタイア時のポートフォリオは2個に分断する。
1個を上記のリスク資産運用戦略、もう1個を生活防衛資金戦略とする。
リスク資産運用戦略の考え方はリタイア前と同じとする。
生活防衛資金戦略は4.2に定める。

4.2 生活防衛資金戦略の目的は株価の暴落時に株式を取り崩さないために別途つくるポートフォリオである。
よって配分は、最低でも年間標準生活費6年分以上とする。
過去の市場暴落と回復年数
下記2案のどちらかを採用する。
①完全に無リスク資産として日本円現金および日本国債のみで作る。
メリット:日本円基準で絶対に下落しない
問題点:日本円へのリスクの取りすぎ、リターンは0付近になる。
②日本円現金および日本国債、金ETF、米国債券といったものをミックスして
株式下落時に円でほとんど下落しないポートフォリオを作成する。
メリット:インフレ分程度はリターンが稼げると思われる。
問題点:相関関数が崩れると株式と一緒に下落するかもしれない。

4.3 リタイア時は以下を満たすこと
簡易的な計算方法として資産全体の3%が年間生活費を上回る。
リスク資産運用戦略の資産の4%が年間生活費を上回る。
生活防衛資金戦略が生活費6年分以上ある。

4.4 もしリタイア後の相場暴落時に思っていたより株式の下落幅が大きく、暴落が長期間に渡り、資産の毀損に不安を感じたり、株式に追加資金を投入したくなったり、リタイア生活の継続が困難に感じたのなら、株式を取り崩すことはせずに、また暴落が終わるまで短期で働いて株式に追加資金を積み立てればよい。

5.5 目標ポートフォリオ 2018年5月16日~8月15日

従業員持株会(または環太平洋株) 10%→10%(売却次第VPLにリレー)
米国株 35%→15%
ヨーロッパ株 15%→15%(中立)
新興国株 40%→37.5%(オーバーウェイト)
ロシア株 0%→12.5%(オーバーウェイト)
コモディティ 0%→10%(オーバーウェイト)
別途生活防衛資金(日本円)500万円程度

  1. 投資指針
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2018年5月ポートフォリオ

気がむいた月はポートフォリオを整理してブログに載せます。
投資歴は2013年1月にはじめたので5年と5か月です。

総資産額 32,923,493円
キャッシュ 4,673,090円
リスク資産評価額 28,250,404円
リスク資産元本 22,114,169円
損益通算(2013年1月~) +6,136,235円(リスク資産元本に対して+27.7%)
ただしこの通算損益は証券口座の入金額と現在評価額から割り出しており
各種支払い済み税金、支払済手数料、キャッシュバックキャンペーンなど全て盛り込んだ通算損益です

前回のPF載せたのが12月で5か月もたってしまいました。
すまん。
前回アッパーマス層突破報告だったので
総資産は300万円弱増加、トータル損益は前回から50万円増加くらいで、5か月のリターンとしてはまあまあぼちぼちという感じ。
今後貧乏になるので今までのようには入金できません。

先週末、PFに大きい変更を加えたのでこれを機に乗せようと思いました。

変更前→変更後目標値
ERUS(サテライト)12.5%→12.5%
VWO・IEMG(新興国)37.5%→37.5%
VPL(アジア太平洋)10%→0%
VGK(ヨーロッパ)10%→15%
IJR(米国小型)10%→7.5%
VOO(米国大型)10%→7.5%
持株会10%→10%
コモディティ0%→10%

大まかでいうと、VPL(環太平洋)を売りました。
そのお金でDBC(コモディティ)を買いました。
来月か7月頃に持株会を売却できそうなのでそのお金でVPLは買い戻します。
持ち株会を売るまで我慢してその金でコモディティ買えよという指摘がありそうですが
おっしゃる通りです。
しかしどうしてもある銘柄が今夜買いたいみたいなことってありますよね?
ぼくはあります。

コモディティについてはとても長くなるので別で書いていけたらなと思ってます。

ccc.jpg

現金以外のPFは現状こんなです。
現金はなるべく日本円で500万円くらい持つようにしてます。

そういえば会社辞めます。
やっぱこういうときに500万円の現金が大きいんだよな。

ブログはどうでもいい短文でも自分で敷居を上げずにちょこちょこ更新していきたい。
いきたいけどできるとは言ってない。

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