靴磨きおじさんの米国ETF投資

200年間のリターン? 『長期的には我々は皆死んでいる』

200年間のリターン傾向をみてそれを期待することにはどこまでの意味があるでしょうか。
『長期的には我々は皆死んでいる』
現実の話をしなくてはいけません。

アラサーがニューマネーを投資に入金し続けるのはあと30年です。
アラサーが死ぬまで運用するとして、その運用期間はあと50年です。
アラフォーならさらに10年短い。

1.jpg

Nominalとは名目リターンです。
Realとは・・・インフレを差し引いた・・・すなわち『現実』です。



2.jpg

さて、もうすこし『現実』を直視しましょう。
どのくらいの期間を経て実質リターンは元の価値まで回復するのか。
自分の残りの労働期間と80歳(死ぬまで)の期間を念頭において・・・

過度な期待をしないことが大事だとわかるグラフです。
別に投資行動を変える必要はない。
ただ、20年間程度の運用で、もし利益が出なくても文句を言わないように、とグラフは言っています。
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  1. 株式投資に関する疑問
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投資手法の難易度とリターンのあいだに相関関係はない

「なぜリテラシーの低い人ほど難しい投資をしたがるのだろう?」という記事をよみました。
いい題名です。
非常に重要なことを言っています。

たとえばあなたが駿台の東大模試の数学で偏差値70でレバレッジをかけたロングショートと相関関数を駆使して
リターン/リスク比を改善する絶対収益戦略を実行できるほどの頭をもっているとしよう。
しかしあなたが代々木ゼミナールの数学模試で偏差値35しかとれなくても理解できるVTに定年退職まで有り金全部積立てる戦略に勝つとは全く限らない。
どちらが有利か?どちらとも言えない。


投資においては偏差値75だから偏差値75しか理解できない手法を用いるのが最適とは限らない。
もしかしたら偏差値35の頭で理解できる最も簡単な手法があなたに最高の結果をもたらすかも知れない。
投資手法の難易度とリターンに相関関係はない。


そこが学校の勉強やスポーツと根本的に異なります。
「そろそろ知識が増えてきたのでインデックスは卒業して個別株をはじめよう」
この思考の経緯は間違っています。
超重要です。

インデックス投資が正しいというミスリードをしないでください。
この記事でいいたいのは、手法の難易度とリターンの相関関係のなさです。
  1. 株式投資に関する疑問
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過去9年間の地域別PERの推移から割安割高の傾向が見えないだろうか 自分でグラフを作ってみた!

株式投資は趣味として好きです。
いろいろ学んだり、実践したりできて、面白いです。
また、これが仮にゲームでも面白いでしょうが、自分のお金が増えたり減ったりすることでより面白さが増しています。
そこが自分と、完全に資産形成目的でやっていて、このゲームそのものには興味を持たない人の差かと思います。

わたしのインデックスには、地域別のPERが毎月更新されます。
その地域の分け方というのが、ちょうどバンガードの地域別ETFの分け方と共通です。
(カナダが抜けてしまうとか、韓国をどこに入れるか、とか細かい違いはあるかもしれませんが)
わたしのインデックスの地域と、対応するバンガードETFは以下のようになります。
アジア・パシフィック→VPL
ヨーロッパ→VGK
北米→VTI(ただしカナダが抜ける)
新興国→VWO

というわけで、2009年後半からPERのデータがあるので
2009年~2017年の9年間の各地域のPERを3ヶ月ごとにグラフにプロットしてみました。
こういうのメチャクチャ好きです。
楽しいです。

G1.jpg


まず緑が世界平均です。
2011年頃に14くらいから現在の20までぐぐぐーーーーっと上がっているのがわかります。
世界平均を超えたところを伸びていく赤がアメリカです。高い!
世界平均とほぼおなじあがりかたをしている灰色がヨーロッパです。
そして常に平均より下にいる青が新興国です。
とはいえ12程度だったPERは15前後まであがってきました。すでに新興国も並のバリュエーションです
そして最後に、おもしろい推移をしている黄色が、アジアパシフィック先進国です。
2010年代中盤までは世界より割高だったPERが、下がり続けて、今は新興国と同じ15まで落ちてきました。
もしかしたらアジアパシフィックはお買い得かもしれません
ただアジアパシフィックの指数は60%が日本なので注意が必要です。
また、CAPEで見ると日本のPEはかなり高値になるので、そのあたりも含めて要注意かもしれません。
ぼくは日本を60%含んでいるとどうしてもPER15くらいじゃオーバーウェイトは怖い!
とはいえ中立ポジションとみてVPLも保有しています。

グラフからわかるのは、米国がとくに高いとはいえ、世界中高い!ヨーロッパも十分高い!
新興国もすでに割安と言える水準からは脱しました。こわいけどバイアンドホールドだから株式を買う。そんな状況です。
仮にPERが世界的に15程度を適正水準とすると、25%程度のディスカウントが必要ですね。



つぎに、ピクテの資料をみて得たアイディアです。
彼らは「相対的割安度」をよくグラフでみています。
株式はぜんぶ高いけど、相対的にはどこが安いのか!
ピクテから学んだことを自分なりにグラフで表してみました。
対象地域PER/同時期の世界平均PER
これでプロットすることで、同時期の他の地域に対して安いか高いか、を可視化してみました!

G2.jpg

真ん中のまっすぐのびてる緑の1の線が世界平均になります。
世界平均=1ですね。
他の地域の色もさっきのグラフと一緒です。
アメリカは過去9年間、安定して世界より高い!期待が高く、また毎年株価が上昇しているのですごいスピードで企業の利益が増加しているということです。
ヨーロッパはもともと平均より低くPERが付けられていたのに、この9年間で世界平均PER程度まで値上がりしたのがわかりますね。
そしてここでもアジアパシフィックは元々世界平均より高いPERで評価されてたのが、どんどん割安になっているのがわかります!
グラフ通りならいまのアジアパシフィック先進国はお買い得ですが、30年間にわたる日本の株価停滞と少子高齢化をどうみるか。
このあたりがポイントになるかと思います。
新興国は世界平均に対する割安度はずっと一定のままであることがわかります。
つまり世界的な株高にぴったり添って新興国も上昇したということであり
PER上は先進国に対する相対的な割安度はずっと変化なしですね。
つまり相対的には変わらずお買い得です。


こういう手作りグラフみたいな記事は一番おもしろいです。
やっぱり自分の場合は投資が趣味なんだな~と思います。
相対的割安度でみる手法をピクテが多用するので、とても勉強になりました。
自分でも取り入れていきたいですね。
  1. 株式投資に関する疑問
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なぜインフレ調整後の株式リターンとPE ratioは等しくなるのだろうか

株式益回り(予想PERの逆数)というのは1年間の利益が何%ほしいか、で投資家がつけた値段であり
投資家はその株式をもつ会社のオーナーなのであるから
企業が利益を配当にまわそうが現金でキープしようが関係なく
年間に売値の6%の利益が出るように企業に値段が付けられていたら、投資家の年利益は6%である。
するとその値段の付け方と実際のキャピタルゲイン+インカムゲインのリターンがほぼイコールになるのは
長期的には理にかなっているようにみえる。
6%の逆数は16.7程度なので、米国株式の長期予測PE ratioがこのあたりの平均に収束するという考え方だ。

シーゲル教授は、著書の中で、なぜインフレ調整後長期リターンが6%程度(本によっては7%とも)に収束するのか・・・
と理由は述べなかったが、これは心の問題だからだ。
米国株式のおおよそのリスクを20%とする。
これは
30%の確率でリターンが期待リターンの±20%を逸脱する
5%の確率でリターンが期待リターンの±40%を逸脱する
0.3%の確率でリターンが期待リターンの±60%を逸脱する
という意味で(だからこそドルで50%下落したリーマンショックは100年に一度の危機と呼ばれている)
このくらいの価格変動を受け入れるには、年平均してインフレ+6%くらいのリターンがほしい、と人が平均として思っている。
だからこう価格付けされている。

もし他の惑星の宇宙人が、このくらいの価格変動なら年平均リターンはインフレに10%上乗せしたい
という価値観で生きていたら、彼らの星の株式PE ratioは平均10程度になるはずである。

さて、投資をはじめたときから、なぜPE ratioがインフレ調整後のリターンとほぼ等しくなるのか疑問だった。
インフレが5%でPE ratio16.7の場合、益回り6%+インフレ5%で名目リターン期待値が11になる。
なぜインフレ率を加算できるのだろうか?

これに対して最近、理屈的にではないけど感覚的に納得できそうだ、と感じはじめた。
インフレでものが2倍になったとき、従業員給料も2倍だ、材料の値段も2倍、会社の商品も2倍、建物も土地も2倍になる。
つまり理屈の上では会社は損も得もせず、いや実態にはなにも起こっておらず、ただただ、書類上の全ての記載される金額が2倍になっている。(つまりなにも起こっていないと解釈できる)
一方、益回りの利益というのは、この商売をすると出資額の6%利益がでるという解釈だ。
ということは買ったあとにその商品(株式)が会社の材料土地従業員ごと名目2倍になっても一切関係ない。
リターンも名目2倍になるが、それは名目で記載される数字が2倍になっただけで、会社という実体経済には何も起きていないと解釈できる。
つまりインフレは調整して考えていいのではないか。
こんなふうに考えると、すこしだけ納得できた気がした。
  1. 株式投資に関する疑問
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才能あふれる頭と性格のいい上り調子でつるんできた連中に勝てるよ。そう。株式投資ならね。

いつも勉強になるなあ面白いなあと思っている某さんのブログプロフィールをみたところ
超一流の旧帝国大学でびっくりした靴磨きおじさんですこんばんは。
さて、同好の士なので気兼ねなくブログで声をかけて、みなさん優しく返信してくれるのですが
インデックス投資も米国株投資も、半端なく経歴優秀そうな切れ者の人が多いですよね。
とくに米国株投資のジャンルのブロガーの方々は、聞かなくても
この人は良い大学出て良い会社就職して仕事できて順調に資産形成して、奥さんと子供と楽しい日々を送って
まさに今時いない絵に描いたような順風満帆なんだろうと透けて見える人がゴマンといます。
だからこそ人生の正統派のレールど真ん中で正しい長期資産運用にたどり着いたのでしょう・・・
なんだったらネガティブな記事が多く「ブラック企業で~」「はやくリタイアしたくて~」みたいな記事書いてる人ですら
良い大学でて良い会社に入っている人が多々います。

そんな中・・・
俺みたいなガチで聞いたことない大学に浪人して入って
さらに学校に行かないで留年して就職先が残業異常なブラック企業だったあげく
転勤はげしすぎて最愛の嫁さんについていけないって言われて捨てられて
株式投資が生きがいの腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
と昔のコピペ書くくらいしか人生たのしみがないおじさんは一体全体人生なんなんだと思うことも多いわけです。

ぼくはみたことがないのですが、めだかボックスという人気のある漫画が以前あったそうで、それを好きな友人が当時いました。ぼくは西尾維新の本は字が多くて苦手なので読んだことはないのですが、その中のセリフで見かけてとても気に入ったものがあります。


‘’あいつらに勝ちたい
格好よくなくても 強くなくても 正しくなくても
美しくなくとも 可愛げがなくとも 綺麗じゃなくとも
格好よくて 強くて正しくて 美しくて可愛くて 綺麗な連中に勝ちたい
才能に恵まれなくっても 頭が悪くても 性格が悪くても
おちこぼれでも はぐれものでも 出来損ないでも
才能あふれる 頭と性格のいい 上り調子でつるんでいる できた連中に勝ちたい
友達ができないまま 友達ができる奴に勝ちたい
努力できないまま 努力できる連中に勝ちたい
勝利できないまま 勝利できる奴に勝ちたい
不幸なままで 幸せな奴に勝ちたい
嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!
主役を張れるって証明したい!!’’



いい言葉ですね。
ぼくのような後ろ暗くて人に語れることもなくて頭も悪くて仕事もできなくて愛する人にも捨てられた
今でいう『陰キャ』に突き刺さる言葉です。
この言葉に大いに賛同します。
この気持ちは・・・一矢報いたいという気持ちですかね。
勝ちたいというより、何もできないってみんなに馬鹿にされて生きてきたけど、ここでこれをやったんだ、成し遂げたんだって
示したい。示したいそのこと自体が目的です。
究極の歪んだ投資の動機といえます。



ここから先はぼくと同じようなしょうもない人間に書きますので輝かしいみなさんは読んでいただかなくてOKです。

さて、我々のように、才能に恵まれなくって、頭が悪くて、性格が悪くて、おちこぼれで、はぐれもので、出来損ないでも
勝てるのでしょうか?
才能あふれる、頭と性格のいい、上り調子でつるんでいる、できた連中に勝てますか?
投資クラスタのオフ会に行ってウェイウェイやってる良い大学を出たエリートのイケてる連中や
休日は家族でバーベキューに行く投資ブロガーに、友達ができないまま勝てますか?
嫌われ者でも!憎まれっ子でも!やられ役でも!主役を張れるって証明できますか!!


あえて言おう。勝てると。
そう、株式投資ならね。



投資をはじめて5年目の後半戦ですが、紆余曲折の駄目作戦やゴミ作戦の山を築いたにもかかわらず
靴磨きおじさんのこの5年間の年率リターンは投入した資金に対して円換算で10%を超えています。
たとえこの5年間株式市場の状態が良かったとしても、世界の株式のチャートやS&P500と比較しても
年10%超えは自分の能力や失敗した過程を考えると十分によい結果です。
いえ、出来すぎた結果です。
たった5年で「イケてる連中に勝てた」というのはあまりにも早計でしょう。
しかし、これを20年、30年と愚直に繰り返したらどうなりますか?
上り調子でつるんでいるイケてる連中もほとんどが到達できない億の資産に到達したらどうでしょうか?
人生において彼らに完全に負けたまま、しかし株式投資でだけは彼らに勝てたらどうでしょうか?


5年間の投資を振り返って自分の行動でよかったと思うことは・・・
・余裕資金ができたその日から20万円だけ貯金を残して他の全てのお金を投資に回した
そのなかでも7割を世界中の株式を買うインデックスファンドに投入した
・買ったあとに、ほぼ売らなかった
それどころか毎月積み立てた


これらのポイントが良いリターンを生みました。
ということは、この戦略は継続したほうがいいとわかります。

反対に資金を減らしてしまった行動の極めつけはこれです。
・定量的な戦略によりバリュー銘柄を買い漁ったがインデックスに劣後するリターンに恐怖を感じて全て損切りして売り払った。

よってこれは自分の実力にそぐわないことをしたのでもうしないほうがいいとわかります。

現在、今までのインデックスファンドによる株式の積立に追加で少し味付けしている点はこれです。

・世界を4つ(米国・新興国・ヨーロッパ・アジアパシフィック)に切り分けて
中立バランスを決め、自分の判断で安いと思ったところに少しオーバーウェイトしている
・サテライト戦略(全体の20%以下)でギャンブル的な割安国インデックスへの投機

サテライト戦略や、地域のオーバーウェイトは、やっていることに恐怖を感じたり、あまりにも自分にセンスがないと思ったら
単なる国際分散投資(比率固定)のみの戦略に戻します。
(ただ、その場合は本当にまるっきりブログに書きことがなくなってしまいますが)
世界の株式の平均付近の成績を取れれば十分です。
インデックスに負けても問題ありません!
なにしろ世界の株式平均は過去100年間、インフレに5%以上勝ったのです。
この愚直な積立を続けること、暴落で売るどころか地域を分散しつつ買い増すこと。
それだけで投資をしていない「イケてる連中」に圧勝し、投資をしている「イケてる連中」の9割位にもまた勝てるはずです。

なぜなら彼らの多くは頻繁に売り買いして税金を払い
怖くて安くなった銘柄を売って高くなった銘柄を買うからです。
つまり頻繁に売り買いせずに税金を全く払わず
怖がらずに安くなった株式インデックスを国を分散させながら買えば勝てるということになります。


好きな投資家は才能と資金あふれる輝かしい経歴のエリートより「かぶ1000」さんや、ロナルド・リードのような人たちです。
かぶ1000さんは、高校を出たら株式投資に役立てるために会計の専門学校に行き
一度も就職せずに小さな資金で専業投資家をやり続け、大きな資産をつくった人です。
その戦略はグレアムの本を読み、格安で売られているネットネット株(激安株)を買い込み上がるのを待つという
普通なら恐怖に押しつぶされるもので、小さな資産で専業という逃げ場のない状態からそれを愚直に繰り返したのです。

ロナルド・リードはもっと能力不要な方法で資産を大きくしました。
掃除夫やガソリンスタンド店員をしながら60年間、米国の大企業90社を買い続けたのです。
90社というと、もはや指数にアンダーパフォームもアウトパフォームもありません。
完全に米国指数に連動するはずです。
彼はボタンの壊れたジャケットを安全ピンで止めたまま使って、この方法で莫大な資産を築いたのです。

ふたりとも、才能あふれる 頭と性格のいい 上り調子でつるんでいる できた連中に投資で勝ちました。
べつに人生では勝っていません。
大事なのは投資で勝ったことです。


投資とはなにか。
あなたにとって投資とはなんですか。
ぼくにとって投資は・・・とても楽しい趣味であると共に、復讐だと、ときおり感じます。

それは仕事ができない苦痛や、ブラック企業に酷使される苦痛を
彼ら資本主義そのものから搾取し返すことで達成される復讐。
信じられないほど仕事ができるイケてる連中をリターンで出し抜く復讐。
そしてイケてる連中の労働力から利益を奪う復讐。

頻繁な転勤地獄に嵌められて最愛の妻とも別れることになったのに
会社をやめることもできず社畜として笑顔で出勤させられるこの資本主義の世界そのものへの復讐。



これが超アングラのどす黒い靴磨きおじさんの投資の根底に流れている川なのです。
今回ブログの着地点がすげーところになったな。
8割がた冗談ですよ。
  1. 株式投資に関する疑問
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資産5000万円を境に投資マインドが変わるとはどういうことなのか

本やブログで「資産5000万円を境に投資マインドが労働者側から資本家側に切り替わっていく」という記述があり
どういうことなんだろうなと思うと同時にぜひ体験してみたいとも思う。

長期的にインフレ負けせずに資産を永久にかつ安全に引き出せる手取りは年3%程度だと思うが
それで考えると5000万円というのは手取り150万円の生活を永続できる資産量だ。
貧乏フリーターレベルの生活だが、資産運用だけで普通に生活できてしまうリターンのボーダーラインを指して、投資マインドが変わると言っているのかもしれない。

アッパーマス層の資産額3000万円というのは、自分もそろそろ年内に(株価の下落がなければ)到達が見えた額であり楽しみだが
毎年3%を引き出しても年収手取り90万円にしかならず、さすがにリタイアはまだ見えない。
運用としてみたらちょっと中途半端に小さい額だなと思う。
資産額7500万円は、その3%が永続的に引き出せるお金だとすると225万円であり、無理な節約をせずとも成人1人が
リタイアしてのんびり質素に暮らせる額である。
自分自身は7500万円あたりのボーダーラインを意識して運用をしている。
5000万円でのリタイアは勇気がいるが、7500万円は本人が望むならリタイアをしても今後困らない額だと思う。
資産額1億円はその3%が永続的に引き出せるお金だとすると300万円であり
ボランティアに生きるなり、海外旅行を生涯し続けるなり、自由に成人1人が生きられる額であり
まさにリタイアの王道の資産量だろう。
資産額1.5億円~2億円は、その3%、手取り450万円~600万円を永続的に引き出して良い量であり
妻や子供の1人2人を養っている最中でも、リタイアが可能な額となる。
家族持ちのマイルストーンになるだろう。

人類の歴史上、同じ国や地域を対象にしても、数十年間の株式インフレ調整後リターンは時期によって違う。
運が悪ければ3%かもしれないし、運が良ければ7%かもしれない。
もし今後50年の株式のインフレ調整後リターンが7%とか非常に高いものになれば
我々は大きな富を手に入れるラッキーな世代になるだろう。
(それにはおそらく長期的にPERが低く押さえつけられ続ける必要がある)
しかしこればかりは運を天に任せるしかない。
  1. 株式投資に関する疑問
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あなたは理解できるか? 年率18%のリターンを超低リスクで実現するレイダリオの投資手法

アマゾン・キンドルアンリミテッドでタダだったので、「40兆円の男たち」のレイ・ダリオの章だけ読んで
あとはあのショールズのあとがきすら読まずにデータ消去という最高に贅沢な使い方をしたのですが(笑)

40兆円の男たち ──神になった天才マネジャーたちの素顔と投資法

レイ・ダリオは1991年以降の年平均リターン18%、リーマンショックのときもリターンがプラスになったという
ものすごい運用をしているのですが、彼の語る、投資の仕方とはこういう理屈だそうです。

まずたとえば平均して3%程度のリターンでリスク10%の、互いに相関しないクラスを15程度集めるとします。
(15程度無相関の資産を集めることをダリオは「投資の聖杯」と読んでいます)
これには、債券、株式、商品、通貨のロング、ショートを使います。
そしてお互いに無相関なら、15程度組み合わせたポートフォリオはリスクが80%減るのだそうです。
するとこのポートフォリオはリターン3%、リスク2%になります。
最後にレバレッジをかけます。たとえば4倍でリターン12%、リスク8%になります。

彼はこのような方法で運用して巨万の富を得たそうです。
これが理解できて実行できれば、だれだって信じられないような巨大な資産を手に入れられるとのことです。
信じられないような巨大な富を手に入れた人は世の中にはちょっとしかいないですよね。
ということは、一般的な脳みその人は再現不可能とみたほうがはやいでしょう。



一方、バフェットが言うように、「貯金の9割を米国株式インデックスに積み立ててあとは寝てろ!」とか
シーゲルやエリスが言うように「貯金のほとんどぜんぶを世界分散の株式インデックスに積み立ててあとは寝てろ!」というのは
だれでもできるうえに、リターンがインフレを5%も6%も上回るという、救世主のような投資法です。
配慮すべきことは、当面の人生で使う可能性があるお金を避けておくこと
それから時として50%も60%も暴落する株式の性質にビビらず積立継続すること。
2点のみです。
もし自分が人よりとても優れている投資家だと思わない人には、ベストの選択肢です。
ダリオは凄い人で尊敬しますが、ぼくはこっちのやり方を採用するしかなさそうです。
  1. 株式投資に関する疑問
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【雑感】小型株ほどインデックス投資に噛み合うという話と、単純にPERで割安をみてはいけないという論調の話

先月、全投資資金をETFに避難してきたときに、米国株に関しては半分を大型株VOOに、半分を小型株IJRに振り分けました。
購入後の損益は現時点でVOOが+1.59%、IJRが+5.89%と、小型株がリードしています。
(とはいえ1ヶ月の損益をみてもしょうがないでしょう。5年10年とみないと・・・)

もちろん安定していて50年後も企業が存続していそうなボーイングやGEのような企業
それに飛ぶ鳥を落とす勢いのAMAZONやアップルのような会社も所有したい。
しかし最高のリターンをあげてきたのは、中小企業であったこれら巨大企業がだんだん大きくなっていく過程です。
IJRにより米国の600社の中小企業に分散投資することで、こういった銘柄を抜け目なく成長過程から保有することができます。
こういった中小企業のリターンというのは、個別ではまったく安定しないでしょうから
ほとんどの負け組企業と一部のMicrosoftやGoogleのようにリターンが大爆発してしまった銘柄の集合体になります。
なのでどれが勝ち組になるかわからない以上、個人が個別株投資をすることと相性が悪く
数百社または数千社に分散するインデックスファンドととても相性が良いと感じますね。
S&P500が人気がありますが、本当にシェアを牛耳る巨大企業なら10社にしか分散しなくても
それなりにリターンは安定するかもしれません。
(とはいえ10社程度の分散で大規模インデックスの平均を押し上げる爆発銘柄を拾えるかどうかぼくにはわかりません。少数の爆発銘柄が大規模インデックスのリターンを押し上げるというのは重要な事実です)
しかし小型株の場合、1社1社のシステマチックリスクほほど消滅するまで(数百社以上に)分散し、かつ将来巨大な企業になるスーパースターの成長リターンを拾えるインデックスと相性バツグンと感じています。

米国で小型株が大型株をアウトパフォームした理由について、以下のことが仮定されています。
①倒産リスクや大きい標準偏差を正当化するためにリスクプレミアムも安定した企業より大きく要求されるため
(つまり単にベータが大きいだけである)
②過去のMicrosoftのようなスーパースター銘柄の成長期を取り込むため
③機関投資家が介入しないため価格が不適切に付けられるため

このうち③に関しては、誤って安くつけられるなら、誤って高くもつけられるはずで、理由にならないのでは?と感じますが
①と②については、まあ、そうかもしれんな・・・程度には感じます。
いずれにせよ今後も小型株効果がリターンを押し上げるか、エッジが消滅するか、知りませんが
小型株とインデックス投資は相性が良いという話でした。


ブログの記事を読んでいると、PERやPBRを単純に比較して割安、割高を判断するのは危険であるという考えもみます。
なぜなら非常に割安に放置されているのには、それ相応にマイナス材料が沢山あり
リターンがよくなるかはわからない、というのが、その考え方です。
PERやPBRが低いというのは、みんなが先行きに不安を感じていて、利益を出していても投資したくないと感じているということです。
反対に、そういった場所にこそ喜々として投資しなさい、と語っていたのがテンプルトン卿です。

人はいつも見通しが明るい銘柄はどれかと私に聞く。だがその質問は間違っている。
本当は、見通しが暗い銘柄はどれかと聞かなければならないのだ。


テンプルトンの手法を描いた本
『テンプルトン卿の流儀』を読んでいると、意外に彼が、PERやPBR、そしてPEGレシオ(予想PER÷利益成長率)といった
もっとも単純な類の指標をみてポジションを取っていた様が描かれています。
毎回「この国は実力はあるのにみんなが気づいてない!」「この国は能力があるのにみんなに嫌われている!」
こんなときに彼が大量に株を買い込む(今で言えば国のインデックスを買うのに近いスタイル)で勝負に出ています。
これを読んでいて、計算や分析そのものよりも、バーゲンハンターに必要なのは
人が買わないものを平気で買う勇気これではないかなと思いました。
ロシアの株式インデックスを買う時、リーマンショック以降のチャートを見ると、米国株とは全く逆に下がっています。
こういったものを買うのが大好きなジム・ロジャーズもまた、定期的にブログでRSXの購入をすすめますが
平然とこれをやる気質こそがジム・ロジャーズやテンプルトンのようなバーゲンハンターの第一の関門そのものかもしれません。
ぼくもロシア株式インデックスにサテライトでオーバーウェイトしています。
普通はの人はしないでしょう。
普通の人はしないことをするのがこういう人種だということかと思います。
(そしてこれがうまくいくか大損するかは、5年か10年たたないとだれにもわかりません)
ただ、全面的に悲観されてとても割安な投資対象をみたとき、人はそれに複雑で複合的な理由をつけて正当化しようとしますが、実はそこに、単に株式が割安で売られているという単純な事実があるだけなのかもしれません。

There seems to be some perverse human characteristic that likes to make easy things difficult.



関係ない話題ですがバフェットが100年先にダウが100万ドルになると発言して注目されていますね。
100万ドルになるかどうかそのものはどうでもいいと感じます。
なぜならぼくも読んでるあなたももう死んでますからね。
100年先どころかたぶんそろそろ死ぬのに、コメントをさせるほうも喜々としてするバフェットもなんかすげーなあ一種の資本主義の狂気だわと思いました。
  1. 株式投資に関する疑問
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激安ETFのうち最も考慮すべき費用は2重課税である 投資信託と何%差が出るのか調べてみた

 今回の記事は自分でも前からちょっと気になっていたことなので自分のメモがてら調べてみた。

コストには運用会社の取り分と税金がある。
そして今まで運用会社の取り分、すなわちETFの経費率と、投資信託の実質コストに多大な差があったため、検討せずとも費用の面ではETFを買ったほうがいいと思ってきた。
少なくとも5年前投資をはじめたときは、海外株式インデックスの投資信託の信託報酬0.6%、実質コストはそれ以上(0.8%とか1%)という世界だったので、経費率0.1%、0.2%のETFとコスト面では比べるまだもなかった。
しかし現在両者のコストがとても近接しており、そうなるとどっちがオトクなのか気になってきた。

ちなみに僕自身はコストだけでなく、運用額がとても巨額で償還リスクが限りなく低い超大手企業のETFが好みです。
もう一つ、自分は先進国でも、米国、ヨーロッパ、パシフィックと分けて配分を決めたいし、ロシアのように大ディスカウント国があったらそこだけ買ってみたいというのもあり、(また将来ブラックロックやバンガードは新興国も分裂した低コストETFを出す可能性がとても高いと思う)その点でもETFが好きです。
しかし現状コスト面ではどっちがどのくらい有利なのかというのは知っておきたい。


今回は配当税について調べる。
配当税は複利で影響して税率も高いので0.05%や0.1%の維持コスト差より大きく将来リターンに影響すると思っている。

さて、まず課税方法ですが、ETF配当には2重で課税されている。
まずアメリカで10%、次に引かれた額に対して日本で20%、合計で30%の配当税が引かれる。
これがめちゃくちゃでかい。
PFFのような高配当でほぼキャピタルゲインなしの銘柄を日本から買ったらじつはリターンがしょぼくれてるのはこいつが悪さしているためだ。
具体的には配当5.6%で銘柄の値段がずっと一緒だと配当の30%もっていかれるので年リターンは3.9%になってしまう。
逆にバークシャーのバフェットはこの配当税の複利による恐ろしさを知っているため、現金で配るくらいなら同じ金を社内投資に使い株価をあげているという話です。

日本の信託報酬について詳しくないが、アメリカで配当が10%課税されて吐き出されたあと、日本には帰ってこずにそのまま再投資されるので、日本側の配当税がかかっていないというネットの書き込みをみた。
本当だろうか?
真偽はしらないけど今回はこのパターンについて検討する。

条件
・4パターン調べる
①配当2%のETF
②配当2%の投資信託(すべて米国側で配当再投資)
③配当3%のETF
④配当3%の投資信託(すべて米国側で配当再投資)
・配当税はアメリカで10%日本で20%(面倒なのでETFは一括毎年税率30%)
・30年間運用して引き出す。引き出すときは投資信託側は配当に20%日本での税金を払う(扱いはキャピタル・ゲイン税になる)
・計算に使うサイト
積立計算(複利毎課税) - 高精度計算サイト


①配当2%のETFの30年間リターン
上記サイトで
年利率
2
利息端数
四捨五入
積立年数
30
毎月積み立て額
0
積立前元金
100万円
複利
年複利
利息組み込み
期初
課税方式
複利毎30%

この条件で計算してみると、100万円が152万円になった。
つまり配当によるリターンは30年間で52%
年あたりリターンは当然ながら計算するまでもなく1.4%になる。

②配当2%の投資信託(すべて米国側で配当再投資)の30年間リターン
これを調べるためにはこうする。
まず複利前課税を10%にして30年後リターンを調べる。
すると結果は171万円になる。
しかしこれでは終わらない。
この人は71万円に対して、30年後の引き落とし時にキャピタルゲイン税20%を払わなくてはいけない。
これは20%なので14万円である。
というわけでリターンは57万円、57%になった。
30年間で57万円のリターンは非課税での年利1.5%と同等だ。

配当2%程度の配当率で投資信託とETFの配当課税制度によるリターン差は
30年間運用した場合、ETF側が年0.1%程度リターンを毀損している


次は3%程度の配当について検討しておく。
先に言っておこう。
差は広がるだろうが、現在世界的な配当率は2%程度で、また配当3%の世の中がそのうちやってくるかはわからない。


①配当2%のETFの30年間リターン
上記サイトで
年利率
3
利息端数
四捨五入
積立年数
30
毎月積み立て額
0
積立前元金
100万円
複利
年複利
利息組み込み
期初
課税方式
複利毎30%

この条件で計算してみると、100万円が187万円になった。
つまり配当によるリターンは30年間で87%
年あたりリターンは当然ながら計算するまでもなく2.1%になる。

②配当3%の投資信託(すべて米国側で配当再投資)の30年間リターン
これを調べるためにはこうする。
まず複利前課税を10%にして30年後リターンを調べる。
すると結果は222万円になる。
しかしこれでは終わらない。
この122万円に対して、30年後の引き落とし時にキャピタルゲイン税20%を払わなくてはいけない。
これは20%なので24.4万円である。
というわけでリターンは98万円、98%になった。
30年間で98万円のリターンは非課税での年利2.3%と同等だ。

配当3%程度の配当率で投資信託とETFの配当課税制度によるリターン差は
ETF側が年0.2%程度リターンを毀損している



以上が結果です。
どう感じたでしょうか?
僕としてはイメージしてたより差が少ないなと感じました。
年あたりの配当2重課税によるETF側の不利が0.1%しかない状態だと、まだ維持コストはETF側に有利だと思います。
コストで明らかに(資産形成に影響を与えるレベルで)投資信託側が有利になる、また商品選択肢がETF並に豊富になる
この2点を満たしたら、ぼくもETFではなく投資信託を積立てるかもしれません。
  1. 大事なメモ記事
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ETFによるインデックス投資の致命的な欠陥にぶち当たる

靴磨きおじさんの投資遍歴は
2013年1月~2016年12月(ちょうど4年間) 投資信託によるインデックス投資
2016年12月~2017年8月(8ヶ月間) 個別株5割 インデックス投資5割
2017年8月~ ETFによるインデックス投資

このようになっています。
ETFはもともと興味があったのですが勉強不足で意味わからんしなんか難しそうだったのと
そもそも資金が少なくて細かい買い付けが面倒だったのでずっとスルーしてて昨年やっとはじめました。
さて、個別株をやめたので、全資金インデックス投資に戻ってきてしまったのですが
ETFによるインデックス投資の致命的な欠陥にぶちあたっています。
それは・・・

ひま

あと・・・

退屈

その結果として・・・

投資に興味がなくなってきた

これです。
インデックス投資は暇だしつまらないです。
ですので投資をはじめて最初の4年間、ぼくはあまり投資に興味がありませんでした。
単に金が増えてうれしい、それだけでした。
口座も数ヶ月に1回みるくらいで、自動積立で放置してました。

その恐怖の退屈がまた戻ってきたのです。
がんばっていろいろな自分の趣味とこだわりをミックスしても銘柄はたった6個。
どんなに頑張って増やしていっても、7、8銘柄まででしょう。
それ以上必要なものがないので増やせません。
また考えることも数ヶ月に1回くらい機関投資家のレポート資料など集めて
現在の参照ポートフォリオの新興国:米国:先進国のバランスを検討するだけ。
あとは現金を10%か20%くらいになるように数ヶ月に1回積立てるだけ。

※現金比率をいじったり債券を組み込んだりすると馬鹿な自分の考えが悪影響を与える可能性があるので
考えることや判断を極限まで減らせるように株式全力型の投資をしています。

またアホな人がこの投資法をする場合、晴れの日も雨の日も吹雪の日も
基本的に買って売らない、これが一番マシだと言われます。
アホな人でも脳みそをプリンのように柔らかくして30年間くらい放置してると10倍とかになるので
ロナルド・リードおじさんよろしく、人よりだいぶアホな自分は買ったらもう基本ほぼ売らないと思います。

はっきり言って、ブログに書くことないよね・・・

よくインデックス投資ブロガーが「投資に時間を使わずもっと有意義なことに使える・・・」と言う人もいますが
その有意義なことというのがツイッターで投資仲間と絡んだり投資なんちゃらナイトみたいなイベント参加したりなので
(え・・・?なんか違くない・・・?)と思わないでもないですが自分の場合はそれ以前に

投資以外は無趣味なので時間が余ってもとくにやりたいことがない

なので、どうしよう、となります。
唯一のおちついて心から面白いと思えて、有意義で、人生が破滅しない楽しみである
ETFバイアンドホールド戦略によりほぼ失われてしまった今、新たな楽しみを見つけるしかないのだろうか。
乃木坂46のおっかけになって「ロマンス」や「PPPH」をできるように練習するしかないのだろうか、と悩んでいます。
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