靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資

続マーケットの魔術師 前半(株式トレーダーたち)気付きメモ

好きな投資家であるグリーンブラッドとレイダリオのインタビューが載ってたので購入。
前半を読み終わったので参考になったことメモ

第2章 マーティンテイラー
ロングオンリー戦略 新興国市場マネージャー
・新興国市場では情報通の賢い投資家は海外ではなく国内にいる。
・新興国の債券には本質的に魅力がない。すべてうまくいけばクーポンが支払いされるが国が債務不履行になればすべて失う。
・ロングオンリーの新興国担当がマネージャーの85%は指数に負ける。理由は管理手数料が1~2%と割高だから。そして新興国市場の参加者のかなりの割合が現地の個人投資家なのでうわさや陰謀説などの非合理的的理由で動く。
・新興国のロングオンリー戦略ファンドがひどいパフォーマンスなのに生き残るのはなぜか。マークモビアスのテンプルトン新興国市場ファンドは指数を大幅に下回るが、マーケティングイメージ戦略(新聞にのっている)で顧客を捕まえる。顧客が相対的パフォーマンスを見ない馬鹿である。また新興国指数ファンドすら高い手数料で指数を下回るために指数を上回るかもと望みをかけてロングオンリー戦略ファンドに投資する。
・バブルの上昇で優れた運用者はアンダーパフォームする可能性がある。ばかげたファンダメンタルズの割高バブル株を買わずに上昇に乗らないからだ。そういった上昇に乗らないのは投資家の手腕が悪いということではない。むしろ優れているケースがある。

第3章 トム・クローガス
・価格変化は平均回帰する。たとえば1932年(大恐慌を含まないため)からのS&P500のチャートを用意する。
すべての月の価格データの自然対数に対し、すべての月の95%が含まれる二本の平行線をひく。
そのバンドが大底と天井を表す。
下限で130%のロングと20%のショート、上限で90%のショートと20%のロング、真ん中のとき100%のロングと50%のショートとなる。
・投資家の犯す間違いとして結果を重視しすぎる点がある。70%の確率でA、30%の確率でBになる取引でAを選ぶのは正しい。30%があたり結果BになってもAを選んだことが正しい。
・収益源が一年以上さきの要素である場合はマーケットはそれを株価に盛り込まない特性がある。それまでホールドする投資家なら一年以上さきに大きな増収する種をもっている会社に投資する戦略は優れている。

第5章 ケビン・デーリー
バフェットを忠実に再現して長期リターン平均20%
ロングオンリーで非常に小さい規模のファンドを自宅で運用(開始時は300万ドル)
・外的要因による危機的要因で株価が適正価格より安いときに株を買えば長期的には報われる可能性が高い(テンプルトン卿もこれができる時点でほとんどの市場参加者に勝てると指摘している)
・割安で買って本質的価値に達したら売れ。次の投資対象を探せ。
・スクリーニングの際に金融関連企業とそれ以外の企業はまったく違う尺度を使うべきなので気をつけること(グリーンブラッドも同じことを指摘している)
・参考になる雑誌はウォールストリートジャーナルとバロンズ
・バリューインベスターズクラブ(グリーンブラッドが運営)とゼロサムという会員専用サイトを参照する
・ビッカーズストックリサーチは機関投資家が保有する銘柄を追跡する。トンプソンロイターは証券会社のリサーチと決算報告を書き起こした議事録を見る 。
・バリュートラップを回避する方法について。指標で割安でもずっとそのままの会社を避ける方法。キャッシュフローを増やして本質価値を拡大できない会社を避ける。悪い事業例はイエローページ、新聞、レンタルビデオなど。
・1ドルの価値がある会社を50セントで買えれば相場下落時もある程度歯止めがかかる可能性が高い

第7章 ジョエル・グリーンブラッド
ファンド立ち上げから10年間で年率50%リターンを出したバリュー投資家
・現在実施しているシステマチックなバリューアプローチについては三番目の著書 the big secret for small investerで記載(一種のスマートベータ指数と思われる)
・1981年に修士論文でグレアムのネットネット株について調べた。するとグレアムが何十年前に書いた公式がいまだに上手く働いた。S&P株価指数を大幅に上回る結果を得た。
・魔法の公式のはなし。2003年にプログラマを雇って自分のスクリーニング法をバックテストにかけてもらった(単純な収益利回りと有形資本利益率でだしたランキング)ところ時価総額上位1000社のうち魔法の公式上位30社をもつだけでS&Pを年間10%アウトパフォームするという驚くべき結果がでた。さらに魔法の公式で市場全体を10のグループにわけたところ、寸分のくるいなく公式とリターンのランキングが1位から10位まで一致した。
・2~3年マーケット平均に負ける可能性があるが、だからこそこの戦略には持続性がある。(2~3年インデックスに負けて戦略を継続する人はマレだから)
・将来予想は使わずスクリーニングには実績の数字を使用している
・現在グリーンブラッドのファンドが使っている複雑化したシステマチックなスクリーニングを使っても、単純な魔法の公式戦略を使っても、少なくとも20~30の分散したポートフォリオを使っても、かなりうまくいくだろう
・ラッセルやS&P500のインデックスの問題は時価総額加重である。これらの同銘柄をもし均等に加重した指数で運用すれば2%高いリターンを得られる。しかし多くの人が均等加重を採用すると小型株側が買われ過ぎて価格がゆがんでしまうので運用会社はそれができない。
・ラッセルバリュー指数のような既存バリュー指数も時価総額加重がかかっているので同様である。
・わたしはラッセル3000に小型株効果があるとは思わないが評価に誤りがある可能性が高いので過小評価株を探すのに適している。
・バリューインベスターズクラブは250人の機関投資家および個人投資家で構成される。発端はヤフー掲示板でグリーンブラッドたちしか気づいていないと思っていたある銘柄に対する複雑な割安株分析が乗ったこと。書き込んだ人物は当時スーパーマーケットの店員だった。そこでそういった才能のあつまるアイディアサイトをつくった。グリーンブラッドが講義をしているコロンビア大学ビジネス専攻の生徒の上位2~3人しか取れないレベルの投資レポートを提出すると会員になれる。
サイトは非会員でも90日遅れで、サイト登録すれば45日遅れで閲覧できる。
多くはその程度遅れて公開されても十分使えるアイディアだ。
・感情を投資に介入させるな
・会社をきちんと評価できるレベルの投資家は1~2%程度
・魔法の公式スクリーニングのホームページを作ったときに面白いことがあった。スクリーニングされた同じ銘柄群からランダムに20~30銘柄をグリーンブラッドが運用した場合と、個人投資家が自分でそのスクリーニングされた銘柄から20~30銘柄をピックして運用した場合で、2年間で個人投資家が25%も成績を下回った。(魔法の公式自体はダウの犬のように完全にマニュアル化されたシステマチックな手法)
相場が下げるとポジションを減らす、個々の株かポートフォリオが市場平均以下になると売る傾向があったと思われる。また買うのが苦痛な銘柄を避けたせいで最も利益になった銘柄のいくつかを逃したのではないか。
・株価の的確な評価ができたら98%は相場と評価が一致するまでに2~3年で十分(つまりそれを越えるならバリュートラップにはまっている可能性が高いということだろう)
・無リスク金利あるいは6%のリターンの高い方と比較してそれ以下の株式には投資しない
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続マーケットの魔術師 グリーンブラッドのインタビューで指摘される時価総額加重インデックスのリターンは成績が下がるという事実

世の中の株式インデックスは時価総額加重です。
ぼくは前からこのインデックスのリターンが優れているわけないと思ってました。
理由は、ある株式がアマゾンのようにすごく割高になるとします。
すごく割高になると時価総額加重の中ではその銘柄の比率が大きく増えます。
しかしすごく割高になると将来リターンを押し下げるからです。
ネット上でたまに、時価総額加重インデックスはリスク調整後リターンが一番よくなるみたいに書く人がいますが、ソースどこ?と思います。
8等分バランスファンドが時価総額じゃないからと悪く言われる理由もわからない。
8等分だとリスク調整後リターンが下がって時価総額加重だとリターンがあがる理論的根拠は?と。
シーゲル教授は著書の中で、米国株/外国株の有効フロンティア曲線を示し、リスク調整後リターンで米国株60%の合理性を示しました。
これは納得できます。
しかし時価総額加重で有効フロンティアのようなものでリスクリターンが最適化されるというデータをいつぞみたことがない。

続マーケットの魔術師のなかのインタビューで、ぼくの好きなグリーンブラッド師匠がその疑問の明確な答えを解答してくれました。

・時価総額加重されたインデックス(S&P500など)値上がりした株を自動的におおくもつ。つまり割高株をおおくもつので効率が悪い。
・そこで米国マーケットを均等加重したインデックスのリターンと同じ構成の時価総額加重のインデックスのリターンを40年間測定したところ均等加重が年2%上回った。
・ではなぜ均等加重インデックスが作れないか。S&P500の500個目の銘柄は一番でかい銘柄よりはるかに小さい。バンガードやブラックロックが両銘柄を同じ金額買い付けたら、この小さい銘柄はめちゃくちゃ値上がりして株価がおかしくなってしまうので運用会社はそれができないだけである。




ここから面白い事実が判明しますね。
個人は投資額が小さいし運用会社でもないのでわざわざ時価総額比で買うのに付き合ってあげる必要はない。
憎々しい煽り記事が持ち味のバフェット太郎氏の均等加重は実は合理的なのであなたのS&P500インデックスに年2%ほど勝ってしまう可能性が高い。
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国際バリュー投資をする日本人にとって救世主『投資日記』と、人口増加率とリターンについての雑感

『投資日記』さんは定量分析が好きで、国際バリュー投資をしたい日本人にとって、知らないことをたくさん教えてくれる救世主のようなサイトです。
投資ブログはどちらかというと初心者向けのサイトだったり扇情的なタイトルをつけたり生活感あるサイトが大人気ですが(すみません 笑)、実際シーゲル教授のごとく本格派分析をするバリュー投資サイトはけっこうひっそり、しかしものすごい(お金に換算できないほどの)有用かつ濃い情報を公開していたりしますね。
その筆頭の一つがこの、『投資日記』さんです。
イールドカーブ、PERやCAPE、人口増加とリターン、ファーマとフレンチの研究、バリュー投資をする人が本当に知りたいと思うこと「じゃあどの国がやすいの?どういった傾向になるとリターンが上昇するの?」という定量分析がとても豊富です。

最近の記事で好きなのは、『人口と経済成長は株式リターンにとって重要』で、やはり完全に人口増加率と株式リターンが正相関するのか、と納得しました。
じつはいぜん『わたしのインデックス』で各国の20年リターンと人口増加率の縦横グラフをつくったところ、相関していたため(残念ながらブログに載せる前にデータ消失)前からそうだろう、と思っていたのですが、見れてよかったです。

なぜ人口増加率と株式リターンが相関する疑いを持ったのか、についてですが・・・
①シーゲル教授が著書の中で「リタイア世代の売り圧力で米国株式のリターンが下がる懸念があるが、新興国投資家が買い支えてリターンを維持する」→ぼく「ということはカントリーバイアスで自国の株をみんな多めに買うから、買い圧力によって新興国中心に人口増加国株式のリターンが押し上がって当然では?」、と以前思った
②長期の国別のリターングラフを見ると南アフリカやオーストラリアのような人口増加国が先進国新興国かかわらずいつも最上位にいる
③そこで自分で20年リターンと人口増加率のグラフを日曜日につくってみたらやっぱり・・・

という経緯が前にあったのです。
ですので今でも、十分割安なところまで落ちてくれば、インド、南アフリカ、アメリカ、オーストラリア、イスラエルなどが、優秀なリターンになると思っています。(どれも今は割高ですが)



投資日記



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あなたは逆張り投資家(バーゲンハンター)ですか? 僕の米国個別株の平均取得PERは10程度 ETF平均取得PERは13程度です

あなたは逆張りのバーゲンハンターでしょうか?
みんなと逆のことをするのが好きですか?
悲観的になっている国や銘柄を買いますか?
人気があるとそっぽをむき、無視されているものが欲しくなりますか?

ぼくの米国個別株の平均取得PERは10程度です。
(もちろん、安いだけではなくROAが十分高く、5年間以上EPSが上がり続けている儲かっている企業を買いますが)
また、ETFに関しては投資をはじめた2013年からPER12~13で停滞する新興国インデックスに毎月給料を積み立ててきました。
今年前半に入って、上がってくる気配を見せる新興国をまたPER13~14の状態で大幅に買い増しました(株式内の新興国の比率を45%から55%まで、さらに引き上げました)
今は新興国が十分高く、PER14~15まであがったし、十分すぎるほど(気の済むまで)ポジションを引き上げたので、PER6のロシアにサテライト投資の積立をしています。
というわけで新興国を中心にインデックスファンドおよびETFも平均PER13程度で買っています。

投資をはじめたばかりで、本を少しよんでネットを少しみただけの状態の2013年のときにすでに、高いPERより安いPERのものをたくさん持ちたいと思っていました。
根っからの逆張り主義だと思います。
今は今まで安い値段で仕込んだ新興国が、今後数年間、仕事をしてくれないかなと思っているところです。
新興国PERも14~15になり、仕込みたいほどの値段ではなくなってきました。
とはいえ平均的な値段のものをそこまで嫌ではありませんが。
平均より高い値段、PER16~17になると、ぼくはいよいよ買いたくなくなる性質です。
平均より高いものなんて・・・
ロシアのような国の株式ETFやPER12くらいでぐずついているフロンティアマーケットETF、もしくは米国やヨーロッパの株なら十分にPERが低くEPSが毎年あがっている会社がいいかもしれません。

生粋の順張り好き、流行りモノ好きは、そもそも逆張りを理論的に納得しても感情で苦痛に感じるかもしれません。
ぼくは小学生の頃からサッカーのスパイクを買いにいったら、みんなが最新のナイキの定価8000円のモデルを買うなかで、2年前の流行っていないディアドラの16000円の本皮モデルが半額割引の8000円で売れ残っているのを買うような子供でした。

テンプルトン卿はKIAの成長性と割安感を高く評価し、自分でもKIAの自動車を乗りたいとある日、代理店に行ったのですが、買わずに帰ってきたので会社のスタッフがどうしたのか聞きました。
するとテンプルトン卿は「いい車だが、わたしにはちょっと高すぎた」と答えたそうです。
KIAは大衆自動車、当時のテンプルトン卿は全米最高レベルの投資家として知られた大富豪です。
もちろんテンプルトン卿と自分を似ているなんて恐れ多いことは言いませんが、そもそも逆張り投資好きが貧乏性、割引好き、バーゲン好き、天邪鬼という、理論以前に子供時代から性格として備わっているキャラクターかもしれないと思います。
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専業主婦を養う場合24年間で実質コスト4700万円 そこに子供1人を加えると実質コスト1億400万円となりアーリーリタイアは難しい

さて、ぼくはバツイチですが、再婚しなくてもいいやと思っています。
前の結婚のように、一目惚れして、好きで好きでしょうがない、この人のためならなんだって耐えられるという人間にまた出会わないかぎりは、婚活など、「結婚のための結婚」をする気はありません。
理由はアーリーリタイアをするためには結婚が足かせになるからです。

ぼくの仕事の都合上、結婚するなら相手には専業主婦になってもらう可能性が高いです。
結婚して専業主婦を養った場合、さらに子供がいる場合、どのくらいのコストインパクトがあるか考えたことはありますか?
家族を養うことで失う生活費用を株式インデックスに投資した場合と比較して、巨大な機会損失を生みます。
どのくらいでしょうか。

ここでは2個のモデルケースを考えましょう。
①結婚して、24年間、2人で生活して専業主婦を養う場合。
②結婚して、2年後に奥さんが子供を一人出産し、奥さんを24年間、子供を大学卒業まで22年間養う場合。
生活費はインフレを無視して、すべて名目額の出費で、固定とします。
よって株式リターンもインフレを無視して、すべて名目リターンとします。
株式リターンについては配当に30%の課税がかかり、購入手数料0、年間維持費0.2%、世界に分散したインデックスのバイアンドホールドとします。
また、最後まで取り崩さないで資産がいくらになるか見るため、キャピタル・ゲイン税はかけません。(ずっとホールドしている状態)

①さて、独身世帯が月生活費17.2万円であるのに対して、2人世帯は生活費25.8万円であるというデータがありますのでこれを使います。
妥当な数字だと思います。

家計調査の見方・使い方

よって専業主婦を養う場合、月あたり負担増加は8.6万円、年間103.2万円になります。
しかし実際はこれによりあなたは年間103.2万円、株式に投入する額を減らしているので、それを考慮しなくてはなりません。
株式投資のリターン予測にはJPモルガンの資料を使います。

57資産の期待リターン長期予想を発表

世界株式の長期期待リターン(幾何平均)は5.75%です。
ここから維持費、毎年の配当税を引き、名目リターン5.0と推測できます(インフレ考慮なし キャピタルゲイン税考慮なし)
よって、年間103.2万円の積立を、5.0%の複利で24年間運用した場合どうなるかということです。

積立計算(複利毎課税)

上記サイトでの課税方式はキャピタルゲイン税は払わないで積立し続けるので非課税です。
年複利です。

結果、24年間での元本が24,768,000円、利益が22,406,002円、合計で47,174,002円
4700万円、これが投資家のあなたが24年間、専業主婦を養って失うお金です。

②結婚して、2年後に奥さんが子供を一人出産し、奥さんを24年間、子供を大学卒業まで22年間養う場合。
つぎに上記にプラスして子供を1人育てる場合です。

一人の子どもの出産から大学卒業までの総費用

小中高が公立、幼稚園が私立、大学が私立文系というごく普通の安めの出費で済ませる場合、22年間で3180万円かかります。
年間144.5万円、月12.0万円の出費とわかります。
これを22年間払い続けると簡易的に仮定します。
株式投資については上記①と同じリターン率5.0%で22年間を考えます。

結果、22年間での元本が31,680,000円、利益が25,274,312円、合計で56,954,312円
5700万円ですね。
よって①の主婦を養う費用と合計すると104,128,314円(元本56,448,000円)
主婦1人を24年間、子供1人を22年間養うことで投資家が失うお金は1億400万円です。


上記計算から、専業主婦と24年間一緒に過ごすとアーリーリタイアに向けて、同じ額を貯めるために約4700万円のビハインドがあり、専業主婦と子供1人と24年間一緒に過ごすとアーリーリタイアに向けて、同じ額を貯めるために1億400万円のビハインドがあることがわかりました。

ですので、奥さんと20年以上一緒にいて、まだリタイア資金がたまっていない人、実はすごいんですね。
実際は今持っている資金+5000万円相当のお金を稼いだということです。
また、奥さんを20年以上養って、子供1人大学を出していたら、もし無一文のお父さんでも、実は1億円の貯蓄相当をすでに奥さんと子供に使っているということで、これはすごいことです。
家族は感謝しなくてはいけません。

さらにこれにプラスして、アーリーリタイア後も、奥さんも一緒に生活費がかかるので、1.5倍の資金を貯める必要があります。
これが米国でもアーリーリタイアをするのは独身の人間が中心になる理由ですね。
また、そもそも日本の一般的な家庭の奥さんは、米国のアーリーリタイア家庭のような理解がないのが一般的です。
夫に60歳、70歳と働いてくれることを願っているのが一般的な感覚ですね。
「二人で貯蓄して株式投資にまわしてはやくリタイアしましょうね~」なんて日本人女性はそういません。


こういったことを考慮して、自分は今のところ、よほどまた人を好きに(それもベタ惚れするくらい大好きに)なった時は運命と思ってその人と子供を養うために働きますが、そうでなかったら、独身ではやくにリタイアしようと考えています。
上記計算の通り、非常に大きなコストインパクトがあるためです。
なにより、子供を1人、奥さんを1人養うたびに、(あ、これで5000万円リタイアが遠のいた、1億円リタイアが遅れる)と頭によぎっているようでは、夫としてふさわしくはないでしょう。
そんな考えは最後には見透かされて、家族仲が悪くなったり離婚してしまうかもしれません。
それなら、孤独に気楽に、誰にも干渉されずに、スナフキンのようにフラフラ好きなときに好きな場所を旅して生きたいと思いました。
  1. 株式投資に関する疑問
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IBMが急落してFAANGが上がると、ではIBMに投資するのは『クソダサい』『残念な投資家』『失敗』と言葉が並びますが・・・

短期的に、四半期決算などでMr.マーケットは期待と失望を繰り返し、その銘柄の本質的価値とは的はずれなところに自由に上下します。
IBMに関してもしかりです。
この結果をみてあがったから、さがったから、『クソダサい』『残念な投資家』『失敗』というのはあまりにも見る期間が短すぎます。
自分のもっている、重視しているデータでIBMの株価が本質的価値よりじゅうぶんに低いと思っていれば、長期的にホールドすれば上がるはずです。
もしあなたがバフェット型、グレアム型のバリュー投資を実践しているなら、一般的に個別銘柄の実際価値とMr.マーケットのミスプライシングを修正するアービトラージは2年か、長くて3年程度だろうとモニッシュ・パブライが指摘しています。
ですので、IBMが会社の持つ価値より低すぎる値段を付けられて今後アービトラージが働くと考えた人間は、待ったほうがいいのです、2年3年と、十分な期間を経た時に答えが出るはずです。
ぼく自身はIBMは自分の基準での定量分析の割安銘柄ではないため持っていませんが、ホルダーはそうするべきでしょう。

僕も、そういったミスターマーケットのミスプライシングを利用した割安株投資をしていますが、個別株の場合、あたりはずれがあると思うのでなるべく20社近くまで銘柄数を増やしたいという考えです。(僕レベルだと見かけ上やすく見える、いわゆるバリュートラップ銘柄に引っかかるためです、たとえば今ならGILDやロシア株式ETFがバリュートラップではないかと疑われています)
また、あなたがバフェットやグリーンブラッド、パブライという全米トップのバリュー投資家と同レベルの銘柄選定をする場合、銘柄数は4~8でも十分だ(むしろそのほうがいい)と彼ら自身が指摘しています。



近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失うだろう。
  1. 株式投資に関する疑問
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これからは債券ではなく安全資産に金をもつほうが優れている可能性がある

債券について多くの著名投資家が、今後確実に利回りが上昇してリターンがほとんど0かマイナスになってしまう(少なくともインフレ調整後では確実にマイナスになる)ことから、債券を持たないほうがいいと主張しています。
なぜなら現在ほとんどの先進国の債券利回りが0近辺で、もうこれ以上利回りは下げられない、あげるしかないが、あげたらマイナスリターン化する、値段が変わらなくても利回りは0近辺のまま、常識で考えて八方塞がりです。

まずバフェットからして、現在は債券を持つのは最悪の選択肢であると今年に入って発言しています。
ピクテの萩野社長が、動画の中で、「なんだかんだ債券はずっと利回りをさげてリターンを吐き出してきたが、ついにインフレに期待リターンが負ける水準になった。これは金融業界の人間のあいだでかなり衝撃的な話題になった。つまり株式債券でバランスをとる一般的なポートフォリオ理論が通用しないという状況になった。」
と言っていて、ファンドの中のひとたちまでそういう認識なのか、とぼくはとても驚きました。

もちろん持てる資産のほぼすべてを株式で運用して、大きな上下に揺られながらも期待リターンを高める戦略もあります。
しかしもう一つ、庶民でもできる有用な戦略があるのではないでしょうか?

ピーター・シフ:真の安全資産は円じゃなく金

金というのは円ベースでみたときに日本国債および日本円以外で唯一、株式暴落時に逆相関または相関関数0付近をキープする特殊な資産です。
米国債券もドルベースでみれば株式に逆相関しますが、株価下落時にそもそも逆相関して上がる特性がある円ベースでみてもなお、無相関~逆相関付近にいるのが金なのです。
つまりリンク先を見てもらえばわかりますが、金と日本円は同じ方向に動くのです。
そして金には、日本円や日本国債にはないメリットが1つ、そしてデメリットが1つあります。

メリットは、金はインフレに追従して値上がりします。
JPモルガンが今後10年の金の円ベース年リターンを3%とみていますが、日本国債は0.3%、日本円は0%です。
そして維持費はETFのIAUで0.25%程度です。
インフレ追従して株価に逆相関する資産としてみたら非常に優秀です。

そしてデメリットですが、金は値動きがあらいです。
ボラティリティが高いのです。
日本国債やドルで見た米国総合債券のように、ほぼ動かず長期でゆっくり増えていく、というような特性じゃないです。
がっくんがっくん動きます。
しかしがっくんがっくん動く中で、しかし株価が落ちると世界中で金が買われるのでぐっとあがり、しかもインフレ並の年間期待リターンがあるのです。
しかも年間維持費は0.25%です。

これからの投資ポートフォリオ(とくに株価暴落時のストッパーが欲しい人)は、金を債券代わりに使うという考え方もあるかもしれません。
実際、債券より魅力的に見えます。
レイ・ダリオはじめ、一般的な有名投資家は金を5~10%いれることをすすめますが、実は大量に金を取り込む投資家もします。
マーク・ファーバーは資産の25%を金で保管して特殊な不況に備えています。

マーク・ファーバー:投機は金から仮想通貨へ

株式:債券=60:40なんていう伝統的なリタイア後のポートフォリオがあるそうですが
株式:金ETF=60:40のほうが、これからはリターンをとりつつ株式に逆相関する資産がキープできるので優れているかもしれませんね。
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ぼくの年初来リターンは嬉しいことにドルベースで10%くらい・・・みなさんどうでしたか?

ちょっと電卓を叩いてみたら、今年のドルベース年初来リターンは10%くらいでした
株式に投資してるのが年初からの平均値で180,000ドルくらいで、リターンが18,000ドルくらい
でも今年はETFへのリレーで3,000ドルくらいキャピタルゲイン税を払っているので、実際に口座が増えた額は15,000ドルくらい。
ドル換算リターンで投資した株式に対して8%くらいですね。

VWOがドルベースで年初来13%のリターン、VTIが年初来7%程度のリターンですので、半分ずつに近い割合でもっている自分のリターンが税引前10%程度というのは納得です。

今年の前半は非常に満足できる素晴らしいリターンを得ました。
みなさんも満足のいくリターンを得た人がほとんどかと思います。
年の後半戦はどうでしょうかね?
これだけあがったから後半は調整に入ってマイナスリターンかもしれませんね。
  1. 投資雑談
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ロシア株式に投資することの恐怖 他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときに買ってホールドできるか?

ぼくのポジションの中で、いちばん面白く、不安で、いつも売りたいのがロシア株式です。

『魔法の公式戦略』はたしかに逆張りの最たる戦略です。
しかし米国を代表するバリュー投資家のジョエル・グリーンブラッドが十分にバックテストを重ねた、実績ある投資法です。
心のなかに、わるくてもS&P500に多少負ける程度だろう、そこまで恐ろしい結果になるとは思えない、という慢心があります。

また、新興国ETFに株式の半分以上を投入するという戦略も、奇異にうつるかもしれませんが、レイ・ダリオやガンドラックがすでに実行しており、そんなに変な戦略じゃないのです。
意外と正統派、低リスク、セオリー通りのやりかたというわけです。
ましてレイ・ダリオなんて世界最大のヘッジファンドの運用者ですから、他人様の莫大な金をそういう戦略に投資しているのです。
一か八かじゃ~なんてわけのかわらないことができるはずなく、世界で最高レベルの金融工学の使い手達が、最高レベルのリスクリターン計算をして、そういう戦略をとってるわけです。
これを真似しているのだから、正直たいして怖くないわけです。


唯一、自分がグルの真似事ではなく、自分で、これは安いだろう、と思っている投資先がロシアETFなのです。
だから恐怖を感じるということです。

さて、このことに関してバフェットもテンプルトンも同じようなことを言っています。

『競りの時、買い手がひとりしかいなかったら、好きな価格で買えることは容易にわかるだろう。』

『最高のバーゲン・ハンターは、ある株式の買いが正しいかどうかについて大勢に
 認めてもらう必要を感じない。不人気のものを買うには独立心をもち、自分の判断を
 信頼できなくてはならない。』


『バークシャーが買いを入れるのは、他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときです。』


これらは彼らが強烈な逆張り主義であることを表していますが、偉大な逆張り投資家たちも、ロシアの株式を買い漁っているという話は聞きません。
唯一きくのは、いつも予想を外す楽しいジム・ロジャーズおじさんくらいです。
高名なグルたちですら見向きもしない、だれも買っていない。
でも自分は安いと思う。
だから買う。自分の正しさは誰も証明してくれない。
この恐怖に打ち勝つのが本物の逆張り投資家の第一条件だと思います。
第二条件はその購入判断が正しいかどうかです。(これができたらだれも苦労しません)

さて、ロシア株式をなぜ安いと思ったか、ですがPERとPBRが十分に低く、ROEを見る限りきちんとした(世界標準程度の)利益率をもっているからです。
PERは6~7で常に推移し、PBRも常に0.7~0.8でさまよっているのがロシア株です。
つまりバリュー投資の観点で見れば完全に安いのです。
しかし問題があるから誰も買いません。
その問題とはなんでしょうか。

①原油価格と連動する株価なので下がり続けている
②経済制裁を受けているリスク
③汚職や資本規制によって投資収益を没収される、資産を没収されるリスク
④1998年にデフォルトも実行した不安定な財政と通貨の下落
⑤マイナス成長するGDP
⑥日本と同レベルの人口増加率停滞(0を前後している)
⑦2011年から株価が下げ止まらない

なんという国でしょう・・・
問題点を羅列してみましたが、まったく投資したくない国だと実感しました。
なるほど、これはPBRも1を割りますね、とんでもない国です。
反論の余地はあるのでしょうか。

①原油価格と連動する株価なので下がり続けている
はっきりいって僕は原油のことはわかりません。
しかし米日欧各国は2040年に向けて石油が110~120ドルになると見ています。
原油・天然ガス価格の見通し、日本の原油輸入価格は2040年に125ドル/バレル想定
つまり今が底値で、2040年に向けてインフレよりややはやいペースで原油はあがると各国は見ています。
つまり株価が原油に連動するのは、各国のシナリオどおりにことがすすめばいいことなのです。

②経済制裁を受けているリスク
今後の経済制裁のシナリオは
1制裁解除 2制裁続行
この2パターンです。
1なら株価はあがります。2ならこのままです。
つまりマイナスになるリスクのない、ダンドーのパブライ風にいうと、わりのいいかけというわけです。

③汚職や資本規制によって投資収益を没収される、資産を没収されるリスク
そのとおりです。
没収されたらあきらめましょう。

④1998年にデフォルトも実行した不安定な財政と通貨の下落
じつは最近インフレペースが下がって通貨が健全になってきているとのことです。
またデフォルトしたことで逆に(笑)今は財政健全国だそうです。
政府総債務残高(対GDP比)の推移
デフォルトしたから逆に(笑)いわゆる国の借金がGDPの17%しかないんですねえ。
日本もデフォルt(略)

⑤マイナス成長するGDP
じつは2017年からプラス成長に回復します。

⑥日本と同レベルの人口増加率停滞(0を前後している)
その通りです。
そもそも僕はロシアを、好んで投資する新興国(人が増え、技術が進化し、所得が増える、いわゆる勢いのある国)である中国、インド、東南アジアなどと同じ枠と思っていません。
かつて先進国だった衰退国に見えます。
つまりこれはバフェット、グリーンブラッド式投資ではなく、グレアム式シケモク投資(割安銘柄が適正価格に戻ることを利用する戦略)です。


⑦2011年から株価が下げ止まらない
これは怖いです。
以下の記事が面白いです。
世界で最もリスクの高い株式市場とは?
2014年前半に、RTS1100ドルで安すぎるとすでに指摘されています。
しかし今は?1000ドルです。
記事によると、PER7を割った国はその後5年間の平均年リターンが21%なのです。
しかし2011年から6年がすぎ、記事から3年過ぎましたが、まだ1000ドルです。
このまま下がり続けるかもしれません。
でも、エネルギーを十分に溜め込んでいて、これから大反発するかもしれません。




このようなことは、各国の超頭のいいアナリストが、もっともっと深いところまで研究して売りか買いか判断しています。
その上で今の株価ということです。

しかし、以上の拙い考察の末に、ぼくはロシアが「トータルで見ると割の良い賭け」に見えました。
だからホールドします。
その際気をつけるのは、「2倍になったら少しうれしいけど、半分や1/3になっても泣きたくならない」程度の、サテライト戦略相当の保有量を持つに留めることかと思います。
そこで株式ポジションの5%か、持ちすぎても10%、せいぜい自分の場合は100万円か200万円程度を持ってゲームに参加するのが適正かな、と思っています。
今は株式2300万円のポジションのうちロシアは150万円程度持っています。
経験上、10%はあがれば嬉しいし、大暴落してもあまり、気にならない保有量です。(ちょっと気になるけど泣きはしない程度)
5%はあがってもさがってもほぼ体感しないかもしれない保有量です。

  1. 株式投資に関する疑問
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バフェット ジェレミー・グランサム シーゲル 『This time is different』

以前も何度か触れていますが、バリュー投資のグル達が『This time is different』を唱えているのが今の米国株です。
いずれの人物もむしろ今まで『This time is different』という考え方は最も危険であると指摘してきた、本当に、最も賢い投資家たちです。


バフェットはなぜ上昇し続ける米国株を「割安」と判断しているのか?=東条雅彦

ジェレミー・グランサム:バリュー投資家は中央回帰を夢見る

ジェレミー・シーゲル:過去とは違う世界にいるんだ

彼ら偉大なグル達の主張は一貫してこうです。

かつて米国国債金利がここまで低くなったことは前例がない。
たとえば今の米国の10年国債金利は2.0~2.5程度だ。
すると株式の10年国債に対するリスクプレミアムというのはせいぜい歴史平均から2.5程度だろう。
すると国債利回り2.5、リスク・プレミアム2.5なので株式リターンはせいぜい5.0だろう。
益まわり5.0とすれば、なるほど、PER20は妥当、割高とはいえないのだ。
つまり『This time is different』といえる。

なるほどとても合理的な『This time is different』です。
一瞬まるめこまれそうに(笑)なりますが、真っ向から反論するグルも多くいます。


群衆よりも良い成績を上げたいのなら、群衆と異なることをしなければならない。


というわけでテンプルトン卿もレイ・ダリオも、ガンドラックもジム・ロジャーズも、米国が高い時はPERが安い国の株式を買い漁るのです。
ぼくも今年に入ってじょじょに米国株式のポジションはすでに42%まで減らし、新興国株式が58%のところまで増えました。
昨年末までは新興国のポジションは40~45%だったので、新興国に資金をかなり集めた状況です。
そして今年、年初来でのドル換算の米国のリターン(VTI)は+7.5%、新興国(VWO)のリターンは+13.2%と
自分のポートフォリオの中での稼ぎ頭が新興国になって、ポジションを増やした行動が完全に吉と出ています。
『This time is different』?しかしやはり今回も割安株のほうがリターンが優れているように見えるが・・・

もちろん誰が正解かわかりませんし、自己責任ですが、投資というゲームはつくづく面白いなあと思っています。
  1. 株式投資に関する疑問
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ジェームズ・P・オショーネシーの本高すぎ問題とパンローリングがバリュー投資本のキンドルアンリミテッドを全部やめちゃったよ問題

定量分析のバリュー投資の本っていいですよね。
ぼくは、投資の本は、言葉で説明、抽象的、文章的になるほど苦手で
定量的、グラフ、式、豊富なデータで示されているものほど好きです。
グリーンブラッド氏の『魔法の公式』本も定量分析の最たるものですよね。
同じく米国トップに位置するバリュー投資家のパブライ氏の『ダンドー』などは、逆にちょっと上記の理由で苦手ですね。
なぜこのような傾向があるかというと、自分で考えて解釈して投資してうまくいくほど頭よくないからです。
グレアム先生やグリーンブラッド氏のように『こうやってスクリーニングしろ、1銘柄につきこれだけホールドしろ、売買基準はこう!推奨保有銘柄数はこう!これでアウトパフォームできたバックデータがこれです!』と馬鹿なぼくにも手とり足取り教えてもらったほうが助かるわけです。

さて、そういうわけでオショーネシー氏の
ウォール街で勝つ法則
大逆張り時代の到来

この2冊は読む前から100%好きになるとわかりきっている本ですが、このたびウォール街で勝つ方法を注文しようとしてびっくりしました。
6090円なんですよ・・・
え?絶版だからプレミアついちゃってるんだろうなーと思ったら・・・定価なんですよ・・・
価格設定やりすぎじゃないですかパンローリングさん?
もちろん6000円などこういった定量分析の優れた本がくれる一生モンの情報にくらべたらタダみたいなものですが
(たとえばシーゲル教授が民衆に知らしめた、200年間かならず株式はインフレ差し引きリターンで6%になっていて、他の資産よりリターンがいいというもっとも重要な表には1万円にも10万円にも100万円にも換算できない価値があるでしょう)
しかし・・・せめて3000円くらいで売ってくれればなあと・・・


それから!
パンローリングさん!
バリュー投資本を全てキンドルアンリミテッドから引き上げましたね!!!酷い!!(言いがかり)
今まで、パンローリングバリュー投資本をとりあえずアンリミテッドで読む→よかったら書き込めるように紙本注文
というのを繰り返していましたが、これからはある程度は厳選してキンドル本を買わないといけませんね。
有料ですから・・・がっかりですが、今まで格安で何冊も読ませて頂いてたのがラッキーなだけと思います。

また気が向いたらパンローリングさんアンリミテッドでおなしゃーーーーーーーーーーーすすす!!!
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世界のPER PBR そしてCAPEはどこで確認していますか?

グローバルに割安地域を探してバリュー投資戦略をとっているみなさん、世界のPERやPBRはどこで見ていますか?

一番話題になりやすいのは超優良サイト、わたしのインデックスさんの表かと思います。
はっきり言いましょう。わたしのインデックスさんほどの優良サイトでしたら、年に数千円くらい会員費をとってもぼくは喜んで払って使いますよ。
それくらい、投資をはじめていらい全面的にお世話になっています。
日本で最も優良な投資情報サイトといって全く過言ではないですね。
ちなみにわたしのインデックスさんの『世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新)』で非常に気に入っている点があります。
1個目の円グラフ
それから最後の『世界45か国 ~データ一覧』となっている一覧表。
実はバンガードの地域別ETFと対象地域がぴったり重なっておりめちゃくちゃ便利なのです。
VPL(パシフィック先進国)=アジア・パシフィック 6兆ドル
VGK(ヨーロッパ先進国)=ヨーロッパ 8.8兆ドル
VTI(米国)=米国 21.5兆ドル(ここだけ北米、で含まれるカナダが入ってないので注意)
VWO(新興国)=エマージング国 3.8兆ドル
バンガード派のぼくには相対的なETFの割安感を比較するのにとてもとても便利なのです。
とくにVGKとVPLを単純比較できるようになってる部分が他のサイトにない素晴らしい点です!

世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新)





もうひとつ使っている海外サイトがあって、こちらのメリットは、わたしのインデックスさんより、ほんの少しだけ、集計タイムラグが少ない?気がするのと、CAPEも見れる点ですね。

Global Stock Market Valuation Ratios

これまたいつまでも更新・公開をぜひ続けてほしいサイトですね。
見てのとおり、現在のお買い得の大きい経済圏はBRICsのインド以外ですね。
ロシア、中国、ブラジルと、すべてとても癖のある国ですが、勇気をもって資金を投入すると今後長期的に報われるかもしれません。(報われないかもしれませんw)
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テンプルトン卿の流儀は良い本だ

現在テンプルトン卿の流儀を途中まで読んでいますがとてもいい本です。

世間が米国株一辺倒の時に、低PER、低PBRを基準に、世界各国の安い地域を買い漁って高くなったら売り払う、というのはまさに自分がやろうとしているのと同じことであり、国際バリュー投資をする人には学びの多い本です。
現在であればレイダリオがこんな感じですね。

とはいえ現在は、新興国や環太平洋、ヨーロッパといった地域に維持手数料0.1%のETFがボタン一つで注文でき、PERやPBRいった指標もネットでわかりやすくまとめられています。
そしてレイダリオのような人間がポジションを公開してるのもネットで簡単に見れて、世界的なグローバルマクロ戦略のバリュー投資家が何に投資しているかも一目瞭然でわかります。

テンプルトン卿の本を読んでますます逆張り投資が好きになりました。
来月はロシアETFをさらに買い増しして、株式の中の新興国比率を53%から57%くらいまで、さらに引き上げようと思います。

株式の大半をPER13〜14で買い集めた新興国でもち、そのなかでもPER6のロシアをとくにオーバーウェイト。
残りを米国株のバイオやアパレルといったPER10前後の個別株で買い集める。
自身のことをみると完全に米国株ブログのみんな(アマゾンやグーグルに投資するグロース派とコカ・コーラやJNJに投資するシーゲル派の方々が毎日毎日論争してますね 笑)と明後日の方向を向いた超逆張り投資家だと思います。

最初はふざけて、初心者である自嘲もこめて靴磨きおじさんと名乗りましたが、そろそろ逆張りおじさんにハンドルネームを変えるべきかもしれません。
  1. 読書感想文
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自分は新興国株式をちゃんとドルコスト平均法で拾えているかな?2013年1月からの軌跡

けっこう昨年12月以降、ポートフォリオをころころ変えているので(いったいいくら手数料を払ったんだろう・・・はあ)
ちゃんと一定額を新興国株式に投資していつも値上がり益を拾えていたのか、気になりました。
そこで、手に入る範囲で自分の過去の株式の先進国:新興国のバランスを調べてみました。
なお自社株会は除きます。


date 先進国株(自社株を含まない) 新興国株 VWO価格
2013/1/1 60% 40% 44.56 
2014/1/1 60% 40% 37.67 
2015/1/1 52% 48% 39.94 
2016/1/1 56% 44% 30.83 
2016/11/1 55% 45% 36.22  米国株式投資はじめる直前
2016/12/1 55% 45% 35.78  米国個別株開始(一時新興国を38%まで下げていた可能性あり)
2017/2/1 55% 45% 38.69  この時点では間違いなく新興国保有率45%
2017/4/1 59% 41% 40.34  インデックスをETFにリレー
2017/5/15 52% 48% 41.31  新興国大幅買い増し
2017/6/15 45% 55% 40.62  新興国大幅買い増し(現在のバランスへ)

なるほどなるほど。
こうやってみると、しっかり常に一定額を投入できていますね。
今年前半までは、ほぼ新興国株式を40~45%の比率で保ってきたことがわかります。
下落した時もきちんと割合を保っているのでちゃんとドルコスト平均法で拾えたようです。
しかし、今年5月以降、いろいろと記事を読み、思うところあって、新興国株式が55%になるまで段階的に資金投入を続けました。
もういいかな、と思って投入をとめたところでこの1週間いきなり新興国が5%くらい上がって嬉しかったですね。
(来週10%下がるかもしれないので一喜一憂はよくないですが笑)
基本は米国株:新興国株=50:50くらいがちょうどいいのですが、今は新興国がまだ安いのでオーバーウェイトです。
今後バリュエーションによってまた少し調整したいですね。

昨年後半から売買したりリレーしすぎてよくわかんなくなっていたのですが、これを見る限り
昨年からの新興国の値上がりも、ちゃんと拾えていたようです。
安心しました。

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新興国インデックスに投資するなら絶対抑えるべき本格派『萩野琢英』 iTrust新興国株式(愛称:働きざかり〜労働人口増加国限定〜)を生み出した男

前々から、ピクテの新興国バリュエーション分析記事を偶然ネットで目にしてとても勉強になるなといつも思っていました。

また、ピクテの出した、iTrust新興国株式(愛称:働きざかり〜労働人口増加国限定〜)
これはすばらしいアイディアだと思いました。
完全に合理的な発想で欲しくなるファンドです。

労働人口が拡大している新興国株式に投資する 「iTrust新興国株式」


今回YouTubeで動画を見ていたところ、実はピクテの新興国分析やiTrustの労働人口増加国ETFの仕掛け人が同一人物であることを知りました。

ピクテ社長の萩野琢英氏です。

はっきりいいます。
この社長の講義は完全に合理的です。
非常に硬派です。
データ主義でカチッとしており、興味深いです。
まったくもっておもしろいです!

労働人口に注目!新時代の新興国株式投資
iTrustの労働人口増加国ETFの紹介のために新興国を細かく分析します。

新興国に投資するなら、分散投資 <セミナー動画 その5>

新興国市場「大転換点の予兆あり」 201706

この萩野社長の動画が何個もピクテからアップされてますが、50や100しか観閲数がないですが、非常にもったいないです。
こんな良い講義は何千円はらってでも都内に出て受けたい、受ける価値のあるものです。
講義に使ったパワーポイントもお金を出してでも売っていただきたい価値のあるものです。
新興国のバリュエーション分析と傾向、先進国、新興国の交互8年程度周期にくる株式のアウトパフォームのターン制、新興国株式ETFにしめる中国・韓国・台湾の割合が上がりすぎたための懸念事項、ロシアの割安問題。
すべてネットや書籍で勉強してきたことや、それに新たなデータの肉付けをしてくれるものであり、まったく合理的、勉強になり興味深い。
こんなに正統派に新興国インデックスを評価する日本人は、はじめてみました。
国際分散投資をする人間は見たほうが絶対にいいです。

またこの萩野社長は本も書いているようです。
この人の考えに興味があるので、ぼくも読んでみます。

211年の歴史が生んだ ピクテ式投資セオリー

ところでどんなに素晴らしい、賛同できるアイディアでも、 「iTrust新興国株式」をぼくは買いません。
なぜなら維持手数料が1.16%だからです。
VWOの維持手数料は0.14%です。
もし人口増加国を重視して個別国ETFに投資した場合、個別国ETF維持手数料は0.65%あたりです。
よく訓練されたバリュー投資家は絶対に非合理的なコストは払わないのです。
iTrust新興国のポートフォリをを見て上位10カ国を個別国ETFで買い集めればコストは0.65%程度になるということです。
もっというと、VWOを買って、それに十分人口増加国の割合が増えるように(納得のいくパーセンテージまで中国韓国台湾の割合が下がるまで)個別国ETFを投入すれば、維持コストは0.3~0.4まで下がります。
つまり、グラフのバックデータで人口成長国のリターンは新興国全体に対して年1%以上優れていることを動画中示していましたが(その可能性は十分あります)、しかし今後それが確実ではないので、1%コストが増えることより、VWO主体のポートフォリオを選ぶということです。
ピクテが僕のような層を取り組むためには、まず個別国ETFやEEMの維持コストである、0.6%台が必要かと思います。
そうなると僕でしたらもう購入対象です。
さらに0.4、0.3の水準になったらほぼ手数料によるリターンは有意差がなくなりますから、簡単に買えます。
しかしもちろん黒字化するためには1%以上の手数料が必要なのでしょう。
仕方ないことですが、それならもう少しネット売買の低コスト化が進んで、成長国株式インデックスが0.6%レベルまで落ちるのを待つことにしましょう。
たぶんそんなに遠い未来ではないでしょう。
それまでは、VWOを買って、それに個別国ETFで、南アフリカ、インド、ブラジル、メキシコ、アラブ(この5カ国でiTrust新興国株式のなんと78%です)を買い足すだけでもほぼ同じようなポートフォリオが、維持コストを0.5%以上、下げてできるはずです。
ためしにマネックスで買える個別国ETFで確認します。
EZA 南アフリカ株式 手数料0.61%
EPI インド高配当株 手数料0.84%
EWZ ブラジル株式 手数料0.61%
EWW メキシコ株式 手数料0.50%
GULF 中東高配当株 手数料0.88%

0.7%弱程度の手数料でiTrust新興国株式の78%の部分とほぼ同じようなコピーができることがわかります。
このあたりまで手数料が値下がりしてきたときに、人口増加国のリターンが株式の買い圧力によって押し上がる、と考えているバリュー投資家としてピクテのインデックスを買いたいですね。



※追記
もう一つ。
現在中国、韓国、ロシアのPERはとても低いです。
台湾も標準程度です。
よって今新興国ETFの安い理由はこいつらが安いためです。
こいつらを抜かすとバリュエーションがとても高くなる思われます。
つまり割安買いによるバリューメリットが薄れるので、現時点ではあまりそれをしたくないですね。
もし同じPERなら、ぼくも人口成長国に多く投資をするアイディアは全く合理的だと思います。
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新興国株式、ロシアも含めて大幅上昇とめず・・・いつまで続くのか?

新興国株式の上昇が止まりませんね。
VWOは年始の36.73ドルから42.52ドルまで来ましたので、すでに16%ドル換算で上がりました。
自分のポジションではコアにしているVWOも、サテライト投資しているロシア株式のERUSも力強く上昇しています。
最近さえない自分の米国個別株の停滞を差し置いて、新興国株式の上昇がポートフォリオの評価額をグイグイお仕上げています。
ロシアも一緒にあげているのが面白いところです。

VWO.jpg

VWOは見ての通り、42.5ドルまであがりました。
ぼくは2013年頭から投資をはじめていますが、新興国株式には一貫して全金融資産(現金も含めて)の30%くらい(株式全体の40%くらい)を投入してきました。
しかし昨年末辺りからさらに新興国株式比率を高めたくなり、全金融資産の40%(株式全体の50%以上)まで新興国比率を引き上げています。(これはレイ・ダリオやガンドラックのポジションの影響も正直ありますが・・・レイ・ダリオのポートフォリオはなんと新興国株式ETF57%です)
今年に入って新興国比率を大幅に引き上げた際のVWOの取得単価は40ドルちょうど程度と思います。
今から思い出せば、2016年頭に中国の影響でVWOが30ドルまで下がっているときに、もっと積立てられればよかったのに、と思いますね。
あの暴落の時期になぜか家庭の事情でちょっとしか投資できなかった記憶があり、残念です。
このVWOの5年チャートをみるとわかるように、2013年あかりからのVWOは平均40ドル前後をフラフラしているのでぼくの投資開始依頼の取得単価も40ドル程度だと思います。
(今年にはいってSMT新興国からVWOに資金リレーはしましたが)
とはいえ昨年頭の暴落時も、為替と分配金再投資の効果と思いますが、新興国株式がマイナス評価になっているのはぜんぜん見た覚えがないのですが・・・

さて、この4年間半、新興国をVWOの評価額で見て40ドル程度で取得してきたことには大変満足しています。
もちろん昨年の30ドルのときに大きく買い増ししていたら、と思いますが、そんな実力はないので、40ドルでの取得は合格点です。
今後10年間、新興国は良いパフォーマンスを見せるとぼくは踏んでいますよ。
何年も停滞してPERが15未満に下がった人口増加国のETF、非常に好きな資産です。

さて、まだ新興国はVWOで42.5ドルです。
レイ・ダリオは38.7ドルで大量にVWOを買い付けました。
ガンドラックもVWOが40ドルに近づくにつれて新興国ETFロングを強く薦めています。
しかし5年間の平均ライン40ドルと比べて、VWO42ドルはまだ買えます。
まだまだチャンスですよ。
これが45ドル、50ドルと上がっていったらいよいよお買い得資産とは言い難くなってきます。

いかがでしょうか?
米国株オンリー主義のみなさん。
一部の米国株式を新興国株に退避させるのも面白いかもしれませんね。

そしてついに大幅安の新興国株式インデックスファンドも登場したようです。

emaxis slimにて新興国株式インデックスファンドの最安値更新

信託報酬0.3672%は十分にすぐれています。
実質コスト0.5未満になれば(難しいかもしれませんね)より良いですが、いずれにせよ長期投資に使いやすいコスト水準です。
とはいえファンドオブETFのようですから、つまりファンドオブETFというのはETFを買ってそれに少し手数料を乗せて販売しているだけのスタイルですから、ETFを最初から買う僕のような層にはVWOやIEMGがより良いですが、かといって手軽さや少額積立メリットを考えるとemacis slim新興国は優れています。
今から新興国株もいいな、と思えば、いい商品の一つです。
  1. 投資雑談
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株式インデックスの今後10年単位のリターンは実は現在PERや現在PBRからほぼ特定されるというデータ

ContraianJapanさんが載せている、現在PERと将来リターンの逆相関図は、ときたま各所で見る研究結果です。

ContraianJapan

今回のものは米国PERと、そのPERを測定した後20年間の平均リターンの相関を載せています。
You are hereがPER25~30になっていますが、見る指標やサイトによって米国の現在PERは18~27にバラけていますね。
とはいえPER20程度といわれて議論しているケースが多い気がします。


米国のPERとその後20年間の平均リターンの相関図
SP500-20-Year-Returns-Valuations-071017.png

この図のおもしろいところは、たとえばPER25程度のときに、その後のリターンが4%にならずマイナスになるところです。
つまりPER15の引力があるため株価がPER15程度になるまで調整するのでマイナスになるということかと思います。
さて、現在PERを20とみると、5%未満になる可能性が高いようにみえます。
とはいえマイナスになる可能性はとても低そうですが、いずれにせよPER20のときの今後20年リターンは米国の歴史平均と同水準になる可能性は低いということです。


次は新興国の番です。
これは新興国の実績PBRとその後5年の平均リターン相関です。

新興国のPBRとその後5年間の平均リターンの相関図
新興国PBR

これもはっきりと相関関係が現れています。
新興国のPBRは年初で1.4~1.5、現在で1.6程度でしょうか。
見ての通り、その水準だと今後5年のリターンが高くなる傾向が非常に高いです。
JPモルガンの今後10年の新興国株式リターン8%というのも、このグラフをみるとだいぶ控えめの予想とわかるくらいです。
このグラフもまた、ぼくが新興国株式を、株式全体の54%と、米国株式に対して大きくオーバーウェイトしている理由の一つです。
このグラフから見ると年初からの新興国の20%の上昇も全くおかしな話ではないとわかります。



これらのグラフは、インデックスに対して適用するのが良さそうです。
つまり、僕の場合は米国株式に対して「魔法の公式」戦略で、平均PER10程度の銘柄を買い漁っていますが
けしてこの米国のPERとリターンの相関図のPER10のところのリターンを期待しないほうが良い気がします。
というのも、米国市場が下がる時は、もっている銘柄も一緒に下がって、低リターンに甘んじるでしょうから
どちらかというと、大枠として、この地域に投資する、この国に投資する、という条件を決める時の指標として見るのがいいかと思います。

PERとその後数年間のリターン相関図、PBRとその後数年間のリターン相関図は非常に有用ではっきりと傾向を示すので、以前から重視している指標です。
どこの国、地域でも同じ傾向になります。
  1. 大事なメモ記事
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ロシア株式ETFに『魔法の公式戦略』を愛好する僕が投資をしている理由

さて、靴磨きおじさんはロシアETFにコア・サテライト戦略のサテライト部分で資金を割り当てています。

もともと米国株式:新興国ETFの割合自体が現在46:54程度と
他のブロガーさんでは見ないくらい新興国に資金を割り振ったポートフォリオなのですが
(まったく危険と考えていません。むしろ僕には現在の新興国株式は米国株より安全にうつっています。実際すでに今年は新興国株ETFはドルで20%くらい上がっていますね)
その新興国ETFの中でもロシアETFをサテライトとして資金割り振りしており
現状ポートフォリオが、米国個別株:新興国全体(VWO):ロシア(ERUS)=46:46:8くらいになっています。

なぜロシア株をオーバーウエイトしているかというと、ロシア株が安いからです。
『魔法の公式』戦略に照らし合わせるとなかなか優れた投資先になります。

まず僕が買ってからロシア株は価格に動きがありませんが、これを見てください。
https://ycharts.com/companies/ERUS
Weighted Median ROE 18.38
Weighted Median ROA 7.40
Weighted Average PE Ratio 6.509
Weighted Average Price to Book Ratio 0.6738
Forecasted PE Ratio 6.436
Forecasted Price to Book Ratio 0.6613

ロシア株式はこのようにリーマンショック以降、徹底的に嫌われています。
先日米国アナリストのロシア株式についてのコラムで
ロシア株式は伝統的に低PER(10程度)が普通であり、現在が割安とはいえない、とありました。
しかしこれはぼくは違うと思います。
伝統的にPERが10程度のある株式資産があるとすれば、その資産はそもそも慢性的にPER15の資産よりリターンが優れているだけの話です。

さて、低PER低PBRが大好きなバリュー投資家にとって、実績PER6.5、実績PBR0.67は大変よい投資です。
もちろんロシアが様々なリスクをはらんでいるからこの低迷です。
先進国と仲が悪く経済制裁をされ、近年デフォルトを起こし、石油に非常に依存しているにもかかわらず石油価格が安いのでこの値段なのでしょう。
ぼくは政治に疎いのですが、まあ他にもいろいろ理由はありそうです。

そんなロシア株式になぜ投資するか。
まず魔法の公式の観点から見てみます。
ROA7.4は米国の長期平均5.0程度を考えると大変よいです。
ひとつの国のROAとしては優れています。
つまりロシア企業(石油や天然ガスの会社が多い)はこのような石油に追い風が吹く中でも、持っている資本に対して、十分に先進国と対等以上の利益構造を持っているのです。
石油が安くても儲かる石油企業ということです。
また実績PER6.5は全世界で最も低い水準で文句はないのです。


魔法の公式は悪評や予想を無視するのです。
「では、きみは実際、手にしている資本に対して、何%の利益を出せるんだい?」
「では、きみは実際、利益率に対して、いくらで売ってくれるんだい?」


数字が表す実力のみで買うのです。
魔法の公式の大好きなところです。


さて、ちょっとだけ視点を変えてみます(とはいえほぼ同じですが)
ちなみにROE x 自己資本比率 = ROAですね。
上記からロシアの自己資本比率が40.2%であることがわかります。
アメリカの長期の自己資本比率平均は40%程度といわれており、これは非常に非常に妥当です。
ですのでROAとROEは兄弟であり、魔法の公式のスクリーニングをROEからやっても良いように見えます。
しかしこれをすると、非常に自己資本比率の低い企業で異常に高いROEが出て適正な判断が出来ないのです。
なのでROAを使っています。
これを指してバフェットは、ROE15以上の会社は優れており安心だが、自己資本比率が高く経費の少ない会社である必要がある、と指摘しています。
つまりバフェットのいう「ROEが高く自己資本比率が高い会社」はROAの高い会社と同義なので、簡略化のために最初からROAを見ているというわけです。
具体例を出しましょう。
ぼくはLMTを調べているときにこれに気づきました。

Lockheed Martin Corporation (LMT)

LMTは非常に優れた投資先だとぼくは前から思っていますが
この会社のROEをみると155、ROAをみると6.3なのです。
つまりものすごくでかい設備や工場がいるような会社は、大量に借金しながら経営するため自己資本比率がメチャクチャ低くなり
ROA=(銀行からかりた金と自前でもってる金から見た利益率)は6.3というごく普通の優良企業ですが
ROE=(自前でもってる金だけから見た利益率)が155%というわけのわからない数字になりスクリーニングが機能しないのです。

前置きが長くなりました。
自己資本比率がごく普通の、適正な数値、たとえば40%なら、企業の実力をみる数日としてROEは正常に機能していると思います。
ところで、もし利益の100%を配当で株主に払いきる会社があると、その会社の理論値リターンはそのまま予想PEの逆数になります。
つまりロシアでは1/6.436=15.5%となるのです。
素晴らしいリターンだ。
反面、もし利益をまったく配当で払わず、すべて事業再投資にまわし、投資した資金に対する利益が変わらない会社の理論値リターンはROEになります。
つまりロシアでは18.38%になります。
これまた素晴らしいリターンです。
もし配当性向50%ならどうでしょうか?
15.5 x 0.5 + 18.38 x 0.5 = 16.9%
最高の投資先です。

魔法の公式がやっているのもこれと全く同じです。ただROEは自己資本比率によって不安定に突出してしまうのでかわりに兄弟のROAを使うだけです

もしロシアの期待値リターンが15~18%という数値だったらどうでしょうか?
投資に足るでしょうか?
それとも危険だから投資しないのがよいでしょうか?
魔法の公式ではこの場合、Let's Go ! Only number is true ! なのです。
これがロシア株に資金投入する理由です。
  1. 『魔法の公式』戦略研究
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2017年目標設定が全く達成できてないのでせめて優先事項を定める

年始めだか2月頃に今年の目標設定みたいなのを生活全般について(かなり目標高めに)書いたのですが、ぜんぜん未達ですね。
せめて、ここは抑えたいという、優先事項を決めることにしました。
ええそうです。僕は弱い人間です。


分野 項目 達成状況
仕事 ①日々の業務のアウトプットを1日以内にする(重い業務も3日以内)
②スペイン語の本を1冊やり最低限の会話を身につける
③電気の入門書を1冊読む
④技術的な気付きを保存用ノート1冊にメモしていく
キャリア ①公式問題集を1冊やってTOEIC705取る(優先目標)
②某機械関係業界必須資格取得(優先目標)
③某機械関係社内必須資格取得
④もしもの時に備えて履歴書を作り転職サイトに登録してみる
投資 ①買った株を売らない
②相場に関係なく予定通りの金額を毎月投資する
③年末時点でリスク資産元本1830万円、キャッシュ500万円に到達する
生活 ①現在100㎏の体重を78.0㎏以下にする(優先目標)
②結婚相談所に入りお見合いする(優先目標)
③つまらないと思った本を最後まで読まずに捨てる
④健康診断結果と生活習慣病、痛風について調べて生活改善する
⑤8時間睡眠する
⑥マナーが良く読む人が不快にならない礼儀正しいブログを書く
長期目標 ①独身の場合は2030年までに1億円もってリタイアして旅をして生き、スナフキンのように生きる方法を追求するブログを作る
②結婚した場合は60歳になる前にリタイアする



ポイントは2点。
転職と婚活です。
どちらも35歳以降難易度が上がるとされています。
もうすぐ33歳になるので、今後2年位が分岐点です。

転職に関しては、いつでも転職しやすいように今一番欲しい2つの資格は取っておく。
それから、もししたくなったら35歳くらいまでは柔軟に会社を移るなりしてしまうと思っています。

婚活は、これもまたとりあえず結婚できる状況は整えておこうと。
おそらく最大の障壁になるこのデブな体型を78kg以下までに整えて、まず結婚相談所に1回いってみようと思います。
前回の結婚で、壮絶な恋愛結婚は最後と思っています。
実は自分はもはや結婚に向いてない思想や生活の持ち主ではないかと思ってしまっているのですが
とりあえず一回お見合いなどしてみて、ぜんぜんピンと来なかったら、独身でアーリーリタイアを早めればいいや
程度に思ってます。
そのうち自分の結婚に対する考えもブログに書くかもしれません。(本筋と違うので書かないかもですが)

勉強嫌いなので資格もですが、78kgが相当厳しいですね・・・むかし大規模なダイエット自体は成功したので心を入れ替えるしか方法がない事自体はわかっているのですが・・・
がんばります。
  1. 目標設定
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『30代からの資産運用ブログ』さんの提案する『有名投資家の犬投資法』は優れている可能性が高い

『30代からの資産運用ブログ』さんが言及している『有名投資家の犬投資法』という戦略があります。

【米国株】有名投資家の犬投資法のパフォーマンスが凄まじい

何故か眉毛や耳毛が凄い人について語りだし、それが本編にまったく関係ないという
あんたが一番凄いよと思わせるミゲルさんの記事ですが

米国のトップ投資家14人の上位保有銘柄をコピーして均等に保有する戦略です。
ミゲルさんのブログでは、この投資方法が2016年5月からの1年間で、S&P500の17.4%のプラスに対して
30.34%プラスの成績を出しており、優れた戦略である可能性が指摘されています。

結論から言います。
ミゲルさんの仰るとおり、この戦略は優れている可能性がとても高いです。
いくつかの当然の事実を考えるとこの戦略が優れていることが想像できます。

・上位有名投資家は職務的責任として市場平均を当然上回らなければならないので優れた銘柄選定をしている(市場平均に負けを繰り返すと彼らは失職します)
・アクティブ運用はパッシブ運用に比べて手数料分不利だが、この手法はファンドに払う手数料が発生しないタダ乗り手法である
・ジョン・ミハルジェビックが『バリュー投資アイデアマニュアル』の中で指摘するには、有名投資家の売買がほとんど市場心理に影響を与えていない

とくに最後の1項目が重要なのですが、たとえば先日、バフェットがIBMを売却したときに、市場が反応して下げたように見えましたが、実はあの状況は特殊で、通常有名投資家(たとえバフェットでも)の買いや売りのニュースが流れても、基本的に市場は無視するという研究結果があるのだそうです。
すると、「後追いなので彼らが買い、ニュースになり、そしてそれに市場が反応して高くなった後でしか有名投資家銘柄は買えない」「彼らが売り抜けて、それに市場が反応して値下がりした後でしか売れない」というのは誤解なのがわかります。

また、ジョン・ミハルジェビックは同書の中で、もっとも気をつけるのは、有名投資家の運用ポジションの報告書はロングしか報告義務がないため、なにかのポジションをショートしているのは見えない(ロングとショートを組み合わせて、対になっている銘柄保有戦略を見破れない)ことを指摘しています。
ですので、この戦略を採用する際は、長期のロング(バイアンドホールド)を好み、ショートをしない、まさにバフェットのようなタイプの有名バリュー投資家をピックアップするとより安全でしょう。
以前どなたかの米国株ブログで、『有名米国株ブロガーの犬戦略』を紹介されていましたが、ミゲルさんの戦略は、その完全上位互換(しかも世界最高レベルの上位互換)でしょう。
あなたがレアル・マドリードと同じ強さのチームを作ろうとすると不可能ですが、なぜか投資の世界ではタダでそれができます。
なぜなら有名投資家はポジションの開示を強制されて、嘘偽りなくポートフォリオを公開しているからです。
そして、あまり売買しない長期ホールドタイプの有名バリュー投資家のポートフォリオを真似していると、その世界的バリュー投資家達の平均成績とあなたの成績は近似していきます。(しかも手数料はタダなのです!)
なぜレアル・マドリードと同じ強さのチームは作れないのに、投資の世界ではこんなに凄いことが、素人にタダでできてしまうのでしょうか。
わからないですが、できるのです。

まったく割安や成長性、利益率を見ない面白い投資法だと思います。
ぼくも『魔法の公式戦略』を実践していなければやりたいくらいです。
この戦略をフォローするのも手だと思いますよ。
有名ブロガーの方々の成績を大幅にアウトパフォームすることになる可能性が高いです。

この手法に限らず、じつは投資の世界では、非常に単純な戦略で市場をアウトパフォームすることが研究でわかっています。
例をあげましょう。
・実は有名投資家のポートフォリオの人気銘柄を集めてホールドするだけで市場をアウトパフォームする(有名投資家の犬)
・実は低PER銘柄を集めてホールドするだけで市場をアウトパフォームする(シーゲルなど)
・実は高配当銘柄を集めてホールドするだけで市場をアウトパフォームする(シーゲルやダウの犬など)
・実は低PER高ROA銘柄を集めてホールドするだけで市場をアウトパフォームする(このブログの使う魔法の公式戦略)
・実は小型株を集めてホールドするだけで市場をアウトパフォームする(小型株効果)
・実は反社会的な軍事銘柄をホールドするだけで市場をアウトパフォームする(Sin銘柄戦略)

なぜたくさんの投資家が難しい理論を多用してそれでもたかだか平均に負けるのでしょうか?
バフェットの言葉を借りれば
There seems to be some perverse human characteristic that likes to make easy things difficult.
(人間というのは簡単なことをわざわざ難しくするのが好きな連中だ)
というわけですね。
  1. 株式投資に関する疑問
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株式フルインベストメントの適切なキャッシュポジションについての雑考

投資に投入可能な資金は株式にフルインベストメントというのも一つの合理的な解答の一つです。
みなさんの中にもそれを実行している人も多いかと思います。
では、株式フルインベストメントのスタイルを堅持する場合、どのくらいキャッシュポジションを取ればいいのでしょうか。

ここでは前提として、市場の暴落タイミングを計れない、なおかつどんなに株式が数年間暴落しても精神的に全く問題ない、という人の例を考えます。
また生活防衛資金とは、ここでは全く為替の影響を受けない、ほとんど値動きしないという点から、日本円現金、日本国債、日本国債インデックスを考慮します。(日本国債インデックスは人によっては嫌がるでしょうが)

まずバフェットは、妻に推奨するポートフォリオとして
S&P500ETF:米国債券=90:10を推奨しました。
これは別途もしものときの現金を別にキープするのかどうか、不明です。
しかしこの米国債券に、生活防衛資金の性質も持たせると仮定します。
ここで注意するのは、バフェットの奥さんが引き継ぐ資産はあまりにも膨大だと言うことです。
はっきり言って、たぶんこの10%の米国債券だけでも、奥さんが一生遊んで暮らしても、とてもとても使い切れないでしょう。
ですので、この情報からは、バフェットが「一般人の投資は資金のほぼ全てを米国株式インデックスに積み立てるのが良い」と考えている以外の情報は読み取れません。

投資の本に置いては、生活防衛資金としてキャッシュをどけておけという指示があります。
一般に生活費の3ヶ月~24ヶ月とかかれており、あまりにも幅が広い。
これでは「犯人は30歳以下、もしくは中年、初老の男性もしくは女性」と言っているみたいです。
しかし3ヶ月はあまりにも少なすぎる。
その人の想定するリスクを、失業や病気も込めて検討して、1年~2年分の生活費、とするのが妥当かと思います。
ぼくの場合は仕事が得意ではないのである日ふらっと会社をやめたくなることがしばしばあります。
そんな時は南の島でゆっくり人生を考えて、数ヶ月人生を考えたいな~と思いますが、そのような正確なので、生活費の1~2年分は現金で持っていたほうが無難でしょう。
しかし世の中には健康でバイタリティ溢れ仕事もできる方もいるので、そういう方は僕ほど長く生活防衛資金の月数を考慮しなくていいかもしれません。
いずれにせよ、そういう人でも、1年分くらいは生活費を避けておいたほうがいいと思います。
なお、日本国債や現金をポートフォリオの円グラフの中に組み込んでいる場合、これは生活防衛資金としてカウントしていいと個人的には思っています。(だめな理由がよくわからないので)

株式フルインベストメント型の投資家にとって、最低限のキャッシュは、現役生活中は生活費1~2年分でしょう。
しかし僕は独身の立場で書いているので、教育中の子供がいる場合は、(より大きくマージンを取ったほうが良いという意味で)もう少し検討が必要かもしれません。

次にリタイア後のキャッシュポジションです。
全ての資金をキャッシュポジションにするという考えも一つの手です。
リターン期待値は株式比率が高いほど高まるので、それも一つの合理的解答なのです。
とくに、資産が数億円、10億円以上になる本当のお金持ちの方は、今年使う予定のお金以外全部株式で保管してるよ、という考え方もまったく合理的で理にかなった話です。
資金と毎年そこから得るリターンが膨大すぎて、株式価格の暴落により生活資金を暴落中の株式から取り崩した時の損失によるデメリットを大きく凌駕するであろうからです。

ではごく普通のリタイア目標達成者の場合(彼が株式フルインベストメントを好むとして)どのくらいキャッシュポジションを取るべきでしょうか。
これはずばり、資金のうちの何%か、ではなく、生活費と、想定する株式暴落期間の長さで設定するのが良いのではないかと思います。

過去の市場暴落と回復年数

このデータは、優良サイト『わたしのインデックス』さんの中でも、とくに重要なデータです。
あなたが米国株式インデックス、もしくは世界分散された株式インデックスに資金をフルインベストメントしているとしましょう。
1929年の暴落では株式が83%暴落して、15年後に株価がもとの水準に戻りました。
しかし他の期間を見てください。
一貫して、6年以内に株式はもとの水準に戻っています。
当然暴落期間というのは、暴落した株式は取り崩さないほうがいいに決まっています。
株式はよく利益が乗り、上昇志向のときにその一部を取り崩し生活資金とするほうが効率がいいのです。
たとえば株式:債券=60:40をフィックスして自動的に暴落時に債券による株式のナンピン買いをする戦略もありますが、ここでは余裕資金は全部株式フルインベストメントする人のキャッシュポジション戦略の話なので、違う視点で考えるべきではないかと思います。
話は戻りますが、暴落時はキャッシュ(生活防衛資金)を切り崩し、株式には一切手を付けない、それどころかそういった下落した期間は、たとえリタイア生活中であっても、株式配当を全て再投資して保有銘柄の枚数増大に努めたほうが経済的合理性が高いでしょう。
とすると、「長くておおよそこのくらいの暴落期間がありえるな」と思うタームの生活費をキャッシュもしくは日本国債としてキープしておけばよいということになります。
たとえば、もし独身で1億円を持ってリタイアした中年の人がいるとします。
生活費が年間240万円~300万円、過去の米国市場のデータから、最長6年程度の暴落を見込んで6年 x 300万円 = 1800万円
よって、2000万円を生活防衛資金としてキャッシュや日本国債に温存し、8000万円で株式フルインベストメントを実行すればいいのではないでしょうか。
もし想定した最長6年間の暴落が来た場合、生活防衛資金を毎年少しずつ取り崩して生活費にあてます。
この間、株式の配当はすべて再投資します。
そして6年間で株価がもとの水準に戻ったら、またあらためて毎年の株式利益の一部から生活費を捻出すればいいのです。
また、次回の暴落に備えて、再度、株式を取り崩すことで生活防衛資金を作ります。
もし想定して用意した生活防衛資金より長く暴落が続いたら?
もし1929年のように、15年間のあいだ、株式が大暴落したら?
その時は働けば良いのです。
投資というのは変動リスクを受けいれてその代わりにプラスサムの運用をするゲームです。
リスクは受け入れる必要があります。
しかしもし15年間の暴落があって働いても、別に死ぬわけではない。別にそれはそれでいいでしょう。

暴落期間を考えた時、1929年の米国や、現在日本に1989年から続いている30年近くの暴落を世界に分散した株式投資で心配する必要性は低いかもしれません。
また、そもそも米国でも日本でも、その暴落直前の急騰した短期間に、全資金を全力投入したなら、この暴落被害をまるまる被るわけですが、実際はみんな10年、20年と積み立てて、購入価格は均されているのですから、別にこの超長期の巨大な暴落の全ての威力を受け取るわけではないと思います。
まあいずれにせよ、所詮は株式市場なのですから、想定を超える巨大かつ長期の大暴落に巻き込まれた場合は、そういう人生もある、と労働すればいいのです。
命まで取られるわけじゃなく、賭けに負けただけなのでそれほど悲観することではないでしょう。

それにしてもフルインベストメントで、なるべくリスクを減らしたいなら
数銘柄より、数十銘柄、数十銘柄よりインデックスファンド、1国より世界分散と
世界中のインデックスに投資するファンドに資金投入すれば、1社や1国と運命をともにする必要はなくなります。

以上、今日は株式フルインベストメント派のキャッシュポジションのとり方について考えてみました。

前回の新興国の記事はいつもどおり、全然アクセスがなかったですが(泣)自分では会心の出来だと思っていますので良かったらぜひ読んでいただけたらと思います・・・
  1. 株式投資に関する疑問
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新興国株式インデックスやロシア株式インデックスは成長性でS&P500に劣るので長期投資には向かないのか?

靴磨きおじさんが投資先地域を決めるときには
その地域の株式インデックスや地域データを見て

①まずPERが十分に低く、ROA・ROEが平均以上か(割安性と収益性)
②人口が増加する成長中の国か
③その国の人や文化、技術に勢いを感じるか?(オカルト)

この3つを重視しています。
そして現在、米国に半分、新興国に半分という投資をしていますが

米国
①株式インデックスは割高だが低PER高ROA個別株のみ選好
②Yes
③米国に関してはオカルトといわず世界が認めるであろう勢いがありYes

新興国(中国、インド、中国周辺国および東南アジア)
①低PERでROAおよびROEも十分高い
②Yes(新興国株式インデックスの平均として見て)
③これはオカルトであるが、数々の国で仕事をしてこの部分で間違いなくYesと言いたい

新興国(ロシア)
①異様に安い
②No
③知らない(たぶんNo)

こういった地域に資産を割り振っています。
・米国に関しては現在割高と感じていますが、靴磨きおじさんの買う銘柄の平均取得時PREは10程度、ROA15~20程度の割安株のみ買っています。
・中国インドおよび東南アジア諸国を中心としたETF(VWO)に関しては、全ての条件を満たし、とくに現地の人々と一緒に働いて、現地の技術や発展を見て、今後数十年まちがいなく経済の中心になる(すなわち現在の米国のように自国に有利になるように株価が推移する)と思っています。
・ロシアに関しては人口も日本よりはマシですがほぼ停滞しており、中華圏やインド圏、東南アジアのように、国に勢いがあるかも知りません。
しかしPERとPBRが異様に安く放置されており、ROEおよびROAが十分に高い、また先進国と違い主要産業の原油採掘の際の採算がとれるコストが異様に低い、という記事を読んだことで、今経済制裁や原油価格で株価が大きく下がっても、長期的には実力通りの位置に戻り可能性がある、としてサテライト戦略で投資しています。


さて、とくにリーマンショック以降に各国の株価が反発をしたあと、2010年以降、米国市場はきれいに右肩上がりだったのに対して、その他先進国、新興国は長期のボックス圏から抜け出せないため、米国株式は長期保有に向くが、その他の地域は長期保有に向かないのではないか、と新興国などを手放す投資家が増えています。

EEM(新興国)10年チャート
EEM.jpg


VTI(米国)10年チャート
VTI.jpg

なるほど、たしかに両者は2010年あたりを境に、米国は上昇、新興国は停滞、過去7年はっきりと明暗がわかれています。
これをみて「新興国は右肩上がりではないので長期投資に向かない」という話になるのは最もです。

RSX(ロシア)10年チャート
RSX.jpg

新興国の中でもロシアは最悪ですね。
なんとシーマンショックのときのてっぺんの半値にしか戻っていません。
これを見て投資しようとする人間は、靴磨きおじさん同様、相当ひねくれています。

なぜぼくは新興国ETFやロシアETFに投資するのか

それは、7年間がぼくの中での投資スパンではないからです。
20年、30年以上で見ています。
おじいちゃんになるまで持っていたら今の取得単価が安いか、高いかで考えているのです。
ロシアの株式インデックスRTSは1995年にドル建てで設定運用開始しました。
1995年のRTSは100ドルでした。
今はどうなっているでしょうか。

RTS(ロシア株価)1995年~2015年
1995 to 2015 RTS index

RTS(ロシアの株価)は1995年に100ドルで、現在1000ドル前後なのです。
22年間で10倍になっているのです。10倍になっているのに、長期で右肩下がりと思われています。
そう。
ロシアの株価は長期では右肩あがりです。ただ、とても不安定に上下に激しく動いているだけです。
そういった株式市場から正しく安定してプラスの利益を享受する方法は何か。
定期的に一定額をドルコスト平均法で買い付ければいいのです。

つぎに悪名高い新興国。
EEMの元にもなっているMSCIエマージングマーケットはリーマンショックの前はどうだったのでしょうか?

MSCIエマージング VS S&P500(1988年~2009年)
1988 to 2009 -msci-emerging-markets-index-VS-sp-500

実はリーマンショックの前の20年間は新興国にほうが強かったのです。
では今はなにをしているのでしょうか。
調整しているだけだと思います、20年間、30年間のタームでは。
1988年頃から2014年頃までの新興国チャートを見れば一目瞭然です。

MSCIエマージング (1988年~2014年)
1988 to 2014 emarging chart

新興国全体の株価は長期では右肩あがりです。ただ、とても不安定に上下に激しく動いているだけです。
そういった株式市場から正しく安定してプラスの利益を享受する方法は何か。
定期的に一定額をドルコスト平均法で買い付ければいいのです。

このグラフたちと、20年以上のタームでの長期投資、ということを考えたとき、なぜ靴磨きおじさんがいつも新興国に米国と同じくらい資金を振り向けるか、理解していただけると思います。(同じことをする人がいるかどうかは別として)

長期では米国と中国インドを中心とした新興国、どちらがより株価を伸ばしやすい環境になるか、経済的覇権を最後に手中にするのか、50年後の未来がぼくにはわかりません。
ただ、米国が一筋縄に勝つとは思いません。
ですので投資を始めて以来、米国と同じくらい、新興国に警戒して資金を振り向けています。
ぼくには、各国の株式インデックスとは、上がる時も下がる時も、地震を引き起こす地中の巨大なプレートのように映ります。
株式は長期で見る時、性質上インフレ率+5~7%で推移すると負荷がかかりません。
ところが実際の株価の動きはそのラインの上をいったり、下をいったり群集心理や政策で大きく剥離するのです。
すると、地中プレートのように、株価に負荷がかかり、いつか、バチーン!と反発するように動くのではないでしょうか?


まとめると今回の主張はこうです。

①新興国株価は長期では大きく成長している。あなたが20年も30年も運用を続けるつもりなら現在の停滞など問題ではない。
②新興国の不安定な株価の上下の動きから身を守るには一定額をドルコスト平均法で買い続ければ良い。
③新興国の不安定な株価の上下の動きから身を守るには多くの新興国に分散投資すれば良い。
④上記を守ったなら、ロシア株が20年で10倍になろうと、MSCIエマージング指数が30年で20倍になろうと、過去と同じことが起きただけであり、驚くには値しない出来事だ。


  1. 株式投資に関する疑問
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『魔法の公式』VS『S&P500』 第①戦 2017/4/1~2017/6/30

4半期に1度のペースで自分の保有する魔法の公式戦略銘柄とS&P500の勝負を測定していく予定です。
4半期に1度である理由は、この戦略の銘柄入れ替えタイミングと、12月末に益出しでどうしても売却が発生するためです。

実際には1度目に購入した7銘柄は2月~5月に不規則に買いましたが、成績測定のため、4月1日の株価と7月1日の株価(通年の計算時に各月の銘柄増減を掛け合わせるため6月30日ではなく7月1日の株価を使う必要があります)を増加率で比較し、それに配当率の1/4を足したものをを成績とします。

2017/4/1~2017/7/1 魔法の公式 VS S&P500
株価 株価 株価上昇率(比率) 株価上昇率(%) 配当利回り(%) 1/4期配当利回り(%) トータルリターン
INFY 15.24  15.13  0.9927  -0.73% 3.06% 0.77% 0.04%
IRMD 8.45  8.65  1.0231  2.31% 0.00% 0.00% 2.31%
RGR 55.42  63.00  1.1203  12.03% 3.09% 0.77% 12.80%
GILD 66.56  71.00  1.0625  6.25% 2.94% 0.74% 6.99%
KORS 38.04  36.31  0.9524  -4.76% 0.00% 0.00% -4.76%
USNA 57.10  64.25  1.1113  11.13% 0.00% 0.00% 11.13%
TARO 116.37  113.70  0.9765  -2.35% 0.00% 0.00% -2.35%
魔法の公式平均 1.0341  3.41% 1.30% 0.32% 3.74%
VOO 215.11  223.21  1.0363  3.63% 1.86% 0.47% 4.09%


な、な、なんと・・・
VOOに負けてしまいました。
表の見方ですが

キャピタルゲイン(3ヶ月)
魔法の公式 3.41
S&P500 3.63

配当(年間配当の1/4)
魔法の公式 0.32
S'P500 0.47

キャピタルゲイン+配当
魔法の公式 3.74
S'P500 4.09

いや~S&P500にボコられましたねえ・・・強いですねえ。
ちなみにグリーンブラッドの22年間の測定によると1年間戦略を継続した場合の勝率が市場平均に対して75%(4年に1年は市場に負ける)
3年以上連続測定すると勝率95%程度になるので、市場をアンダーパフォームする期間もせめて3~5年、辛抱強く継続してくれとのことでしたが・・・
いやはやS&P500の強さを思い知ったのでした。つよすぎ。

ほんの数日前に大幅にS&P500を上回ったと書いたのですが、2月~5月に順次個別株を指標を見ながら買っていったので、一律4月1日から測定した数値より、ぼくのほうが安く銘柄を買い集められたのか、それともあの時期偶然株価がそういう状態だったのか、わかりません。
おそらく両方じゃないかなとは思いますが・・・
気を長く続けていきたいところです。





  1. 『魔法の公式』戦略実践成績記録
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ころころと投資指針を変更して売買を繰り返す移り気な個人投資家の未来は暗い・・・

個人の投資においては、がっちりと決めたルールを厳守するバイアンドホールドタイプがとても強いと思います。
ボーグルのように米国株式と米国債券のインデックスに50:50を尊守するもよし、バフェットのアドバイスにしたがって常に資金の90%をS&P500に積み立てるもよし、ロナルドリードのように優良と思った大企業株を買って永久ホールドするもよし・・・
いままで数十年単位で安定して良い成績を残してきた個人投資家は、そういうタイプでした。
いろいろな戦略がありますが、大事なのは決めた戦略を厳守して、がっちりバイアンドホールドを数十年間実施することかと思います。

ところが最近の自分は酷い。
とくに米国株ブログなどを読み出した昨年度後半から乱れています。
それまでは一定割合のインデックスの各資産に分散、しか考えず、投資をはじめて以来数年間、ほぼホールドのみだったのですが・・・

かなりいつも迷って頻繁な売買を繰り返しています。
売買手数料は今年に入って数万円かと思います、(10万円はさすがにいったない・・・と、思いますが・・・)

株式部分はそれでもこの数ヶ月でやっと戦略が安定して自分なりの考えがポートフォリオになりました。
長期的にもこれで固めていけそうです。

しかし現金・金・債券部分が酷い。
大きな変更をこの半年で何回もして考えが安定しません。
基本に戻るために、シーゲルの「株式投資」とエリスの「敗者のゲーム」あたりを熟読しようかなと考えています。

始末の悪いことに、今年は新興国株式も米国株式も非常に好調なため、めちゃくちゃな売買をこの半年間繰り返しているにもかかわらず、年初からのリターンは大きくプラスになっています。
しかし長期で見た場合、このような売買を繰り返す悪癖は非常に大きくリターンを毀損することは広く知られており
はやくどっしりと構えてホールドする立ち位置を見つけて落ち着かなくては、と猛省しています。
  1. 投資雑談
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