FC2ブログ

ETFを使ったグローバルマクロ戦略

続マーケットの魔術師 前半(株式トレーダーたち)気付きメモ

好きな投資家であるグリーンブラッドとレイダリオのインタビューが載ってたので購入。
前半を読み終わったので参考になったことメモ

第2章 マーティンテイラー
ロングオンリー戦略 新興国市場マネージャー
・新興国市場では情報通の賢い投資家は海外ではなく国内にいる。
・新興国の債券には本質的に魅力がない。すべてうまくいけばクーポンが支払いされるが国が債務不履行になればすべて失う。
・ロングオンリーの新興国担当がマネージャーの85%は指数に負ける。理由は管理手数料が1~2%と割高だから。そして新興国市場の参加者のかなりの割合が現地の個人投資家なのでうわさや陰謀説などの非合理的的理由で動く。
・新興国のロングオンリー戦略ファンドがひどいパフォーマンスなのに生き残るのはなぜか。マークモビアスのテンプルトン新興国市場ファンドは指数を大幅に下回るが、マーケティングイメージ戦略(新聞にのっている)で顧客を捕まえる。顧客が相対的パフォーマンスを見ない馬鹿である。また新興国指数ファンドすら高い手数料で指数を下回るために指数を上回るかもと望みをかけてロングオンリー戦略ファンドに投資する。
・バブルの上昇で優れた運用者はアンダーパフォームする可能性がある。ばかげたファンダメンタルズの割高バブル株を買わずに上昇に乗らないからだ。そういった上昇に乗らないのは投資家の手腕が悪いということではない。むしろ優れているケースがある。

第3章 トム・クローガス
・価格変化は平均回帰する。たとえば1932年(大恐慌を含まないため)からのS&P500のチャートを用意する。
すべての月の価格データの自然対数に対し、すべての月の95%が含まれる二本の平行線をひく。
そのバンドが大底と天井を表す。
下限で130%のロングと20%のショート、上限で90%のショートと20%のロング、真ん中のとき100%のロングと50%のショートとなる。
・投資家の犯す間違いとして結果を重視しすぎる点がある。70%の確率でA、30%の確率でBになる取引でAを選ぶのは正しい。30%があたり結果BになってもAを選んだことが正しい。
・収益源が一年以上さきの要素である場合はマーケットはそれを株価に盛り込まない特性がある。それまでホールドする投資家なら一年以上さきに大きな増収する種をもっている会社に投資する戦略は優れている。

第5章 ケビン・デーリー
バフェットを忠実に再現して長期リターン平均20%
ロングオンリーで非常に小さい規模のファンドを自宅で運用(開始時は300万ドル)
・外的要因による危機的要因で株価が適正価格より安いときに株を買えば長期的には報われる可能性が高い(テンプルトン卿もこれができる時点でほとんどの市場参加者に勝てると指摘している)
・割安で買って本質的価値に達したら売れ。次の投資対象を探せ。
・スクリーニングの際に金融関連企業とそれ以外の企業はまったく違う尺度を使うべきなので気をつけること(グリーンブラッドも同じことを指摘している)
・参考になる雑誌はウォールストリートジャーナルとバロンズ
・バリューインベスターズクラブ(グリーンブラッドが運営)とゼロサムという会員専用サイトを参照する
・ビッカーズストックリサーチは機関投資家が保有する銘柄を追跡する。トンプソンロイターは証券会社のリサーチと決算報告を書き起こした議事録を見る 。
・バリュートラップを回避する方法について。指標で割安でもずっとそのままの会社を避ける方法。キャッシュフローを増やして本質価値を拡大できない会社を避ける。悪い事業例はイエローページ、新聞、レンタルビデオなど。
・1ドルの価値がある会社を50セントで買えれば相場下落時もある程度歯止めがかかる可能性が高い

第7章 ジョエル・グリーンブラッド
ファンド立ち上げから10年間で年率50%リターンを出したバリュー投資家
・現在実施しているシステマチックなバリューアプローチについては三番目の著書 the big secret for small investerで記載(一種のスマートベータ指数と思われる)
・1981年に修士論文でグレアムのネットネット株について調べた。するとグレアムが何十年前に書いた公式がいまだに上手く働いた。S&P株価指数を大幅に上回る結果を得た。
・魔法の公式のはなし。2003年にプログラマを雇って自分のスクリーニング法をバックテストにかけてもらった(単純な収益利回りと有形資本利益率でだしたランキング)ところ時価総額上位1000社のうち魔法の公式上位30社をもつだけでS&Pを年間10%アウトパフォームするという驚くべき結果がでた。さらに魔法の公式で市場全体を10のグループにわけたところ、寸分のくるいなく公式とリターンのランキングが1位から10位まで一致した。
・2~3年マーケット平均に負ける可能性があるが、だからこそこの戦略には持続性がある。(2~3年インデックスに負けて戦略を継続する人はマレだから)
・将来予想は使わずスクリーニングには実績の数字を使用している
・現在グリーンブラッドのファンドが使っている複雑化したシステマチックなスクリーニングを使っても、単純な魔法の公式戦略を使っても、少なくとも20~30の分散したポートフォリオを使っても、かなりうまくいくだろう
・ラッセルやS&P500のインデックスの問題は時価総額加重である。これらの同銘柄をもし均等に加重した指数で運用すれば2%高いリターンを得られる。しかし多くの人が均等加重を採用すると小型株側が買われ過ぎて価格がゆがんでしまうので運用会社はそれができない。
・ラッセルバリュー指数のような既存バリュー指数も時価総額加重がかかっているので同様である。
・わたしはラッセル3000に小型株効果があるとは思わないが評価に誤りがある可能性が高いので過小評価株を探すのに適している。
・バリューインベスターズクラブは250人の機関投資家および個人投資家で構成される。発端はヤフー掲示板でグリーンブラッドたちしか気づいていないと思っていたある銘柄に対する複雑な割安株分析が乗ったこと。書き込んだ人物は当時スーパーマーケットの店員だった。そこでそういった才能のあつまるアイディアサイトをつくった。グリーンブラッドが講義をしているコロンビア大学ビジネス専攻の生徒の上位2~3人しか取れないレベルの投資レポートを提出すると会員になれる。
サイトは非会員でも90日遅れで、サイト登録すれば45日遅れで閲覧できる。
多くはその程度遅れて公開されても十分使えるアイディアだ。
・感情を投資に介入させるな
・会社をきちんと評価できるレベルの投資家は1~2%程度
・魔法の公式スクリーニングのホームページを作ったときに面白いことがあった。スクリーニングされた同じ銘柄群からランダムに20~30銘柄をグリーンブラッドが運用した場合と、個人投資家が自分でそのスクリーニングされた銘柄から20~30銘柄をピックして運用した場合で、2年間で個人投資家が25%も成績を下回った。(魔法の公式自体はダウの犬のように完全にマニュアル化されたシステマチックな手法)
相場が下げるとポジションを減らす、個々の株かポートフォリオが市場平均以下になると売る傾向があったと思われる。また買うのが苦痛な銘柄を避けたせいで最も利益になった銘柄のいくつかを逃したのではないか。
・株価の的確な評価ができたら98%は相場と評価が一致するまでに2~3年で十分(つまりそれを越えるならバリュートラップにはまっている可能性が高いということだろう)
・無リスク金利あるいは6%のリターンの高い方と比較してそれ以下の株式には投資しない
  1. 大事なメモ記事
  2. | コメント:0

続マーケットの魔術師 グリーンブラッドのインタビューで指摘される時価総額加重インデックスのリターンは成績が下がるという事実

世の中の株式インデックスは時価総額加重です。
ぼくは前からこのインデックスのリターンが優れているわけないと思ってました。
理由は、ある株式がアマゾンのようにすごく割高になるとします。
すごく割高になると時価総額加重の中ではその銘柄の比率が大きく増えます。
しかしすごく割高になると将来リターンを押し下げるからです。
ネット上でたまに、時価総額加重インデックスはリスク調整後リターンが一番よくなるみたいに書く人がいますが、ソースどこ?と思います。
8等分バランスファンドが時価総額じゃないからと悪く言われる理由もわからない。
8等分だとリスク調整後リターンが下がって時価総額加重だとリターンがあがる理論的根拠は?と。
シーゲル教授は著書の中で、米国株/外国株の有効フロンティア曲線を示し、リスク調整後リターンで米国株60%の合理性を示しました。
これは納得できます。
しかし時価総額加重で有効フロンティアのようなものでリスクリターンが最適化されるというデータをいつぞみたことがない。

続マーケットの魔術師のなかのインタビューで、ぼくの好きなグリーンブラッド師匠がその疑問の明確な答えを解答してくれました。

・時価総額加重されたインデックス(S&P500など)値上がりした株を自動的におおくもつ。つまり割高株をおおくもつので効率が悪い。
・そこで米国マーケットを均等加重したインデックスのリターンと同じ構成の時価総額加重のインデックスのリターンを40年間測定したところ均等加重が年2%上回った。
・ではなぜ均等加重インデックスが作れないか。S&P500の500個目の銘柄は一番でかい銘柄よりはるかに小さい。バンガードやブラックロックが両銘柄を同じ金額買い付けたら、この小さい銘柄はめちゃくちゃ値上がりして株価がおかしくなってしまうので運用会社はそれができないだけである。




ここから面白い事実が判明しますね。
個人は投資額が小さいし運用会社でもないのでわざわざ時価総額比で買うのに付き合ってあげる必要はない。
憎々しい煽り記事が持ち味のバフェット太郎氏の均等加重は実は合理的なのであなたのS&P500インデックスに年2%ほど勝ってしまう可能性が高い。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

国際バリュー投資をする日本人にとって救世主『投資日記』と、人口増加率とリターンについての雑感

『投資日記』さんは定量分析が好きで、国際バリュー投資をしたい日本人にとって、知らないことをたくさん教えてくれる救世主のようなサイトです。
投資ブログはどちらかというと初心者向けのサイトだったり扇情的なタイトルをつけたり生活感あるサイトが大人気ですが(すみません 笑)、実際シーゲル教授のごとく本格派分析をするバリュー投資サイトはけっこうひっそり、しかしものすごい(お金に換算できないほどの)有用かつ濃い情報を公開していたりしますね。
その筆頭の一つがこの、『投資日記』さんです。
イールドカーブ、PERやCAPE、人口増加とリターン、ファーマとフレンチの研究、バリュー投資をする人が本当に知りたいと思うこと「じゃあどの国がやすいの?どういった傾向になるとリターンが上昇するの?」という定量分析がとても豊富です。

最近の記事で好きなのは、『人口と経済成長は株式リターンにとって重要』で、やはり完全に人口増加率と株式リターンが正相関するのか、と納得しました。
じつはいぜん『わたしのインデックス』で各国の20年リターンと人口増加率の縦横グラフをつくったところ、相関していたため(残念ながらブログに載せる前にデータ消失)前からそうだろう、と思っていたのですが、見れてよかったです。

なぜ人口増加率と株式リターンが相関する疑いを持ったのか、についてですが・・・
①シーゲル教授が著書の中で「リタイア世代の売り圧力で米国株式のリターンが下がる懸念があるが、新興国投資家が買い支えてリターンを維持する」→ぼく「ということはカントリーバイアスで自国の株をみんな多めに買うから、買い圧力によって新興国中心に人口増加国株式のリターンが押し上がって当然では?」、と以前思った
②長期の国別のリターングラフを見ると南アフリカやオーストラリアのような人口増加国が先進国新興国かかわらずいつも最上位にいる
③そこで自分で20年リターンと人口増加率のグラフを日曜日につくってみたらやっぱり・・・

という経緯が前にあったのです。
ですので今でも、十分割安なところまで落ちてくれば、インド、南アフリカ、アメリカ、オーストラリア、イスラエルなどが、優秀なリターンになると思っています。(どれも今は割高ですが)



投資日記



  1. 大事なメモ記事
  2. | コメント:2

あなたは逆張り投資家(バーゲンハンター)ですか? 僕の米国個別株の平均取得PERは10程度 ETF平均取得PERは13程度です

あなたは逆張りのバーゲンハンターでしょうか?
みんなと逆のことをするのが好きですか?
悲観的になっている国や銘柄を買いますか?
人気があるとそっぽをむき、無視されているものが欲しくなりますか?

ぼくの米国個別株の平均取得PERは10程度です。
(もちろん、安いだけではなくROAが十分高く、5年間以上EPSが上がり続けている儲かっている企業を買いますが)
また、ETFに関しては投資をはじめた2013年からPER12~13で停滞する新興国インデックスに毎月給料を積み立ててきました。
今年前半に入って、上がってくる気配を見せる新興国をまたPER13~14の状態で大幅に買い増しました(株式内の新興国の比率を45%から55%まで、さらに引き上げました)
今は新興国が十分高く、PER14~15まであがったし、十分すぎるほど(気の済むまで)ポジションを引き上げたので、PER6のロシアにサテライト投資の積立をしています。
というわけで新興国を中心にインデックスファンドおよびETFも平均PER13程度で買っています。

投資をはじめたばかりで、本を少しよんでネットを少しみただけの状態の2013年のときにすでに、高いPERより安いPERのものをたくさん持ちたいと思っていました。
根っからの逆張り主義だと思います。
今は今まで安い値段で仕込んだ新興国が、今後数年間、仕事をしてくれないかなと思っているところです。
新興国PERも14~15になり、仕込みたいほどの値段ではなくなってきました。
とはいえ平均的な値段のものをそこまで嫌ではありませんが。
平均より高い値段、PER16~17になると、ぼくはいよいよ買いたくなくなる性質です。
平均より高いものなんて・・・
ロシアのような国の株式ETFやPER12くらいでぐずついているフロンティアマーケットETF、もしくは米国やヨーロッパの株なら十分にPERが低くEPSが毎年あがっている会社がいいかもしれません。

生粋の順張り好き、流行りモノ好きは、そもそも逆張りを理論的に納得しても感情で苦痛に感じるかもしれません。
ぼくは小学生の頃からサッカーのスパイクを買いにいったら、みんなが最新のナイキの定価8000円のモデルを買うなかで、2年前の流行っていないディアドラの16000円の本皮モデルが半額割引の8000円で売れ残っているのを買うような子供でした。

テンプルトン卿はKIAの成長性と割安感を高く評価し、自分でもKIAの自動車を乗りたいとある日、代理店に行ったのですが、買わずに帰ってきたので会社のスタッフがどうしたのか聞きました。
するとテンプルトン卿は「いい車だが、わたしにはちょっと高すぎた」と答えたそうです。
KIAは大衆自動車、当時のテンプルトン卿は全米最高レベルの投資家として知られた大富豪です。
もちろんテンプルトン卿と自分を似ているなんて恐れ多いことは言いませんが、そもそも逆張り投資好きが貧乏性、割引好き、バーゲン好き、天邪鬼という、理論以前に子供時代から性格として備わっているキャラクターかもしれないと思います。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

専業主婦を養う場合24年間で実質コスト4700万円 そこに子供1人を加えると実質コスト1億400万円となりアーリーリタイアは難しい

さて、ぼくはバツイチですが、再婚しなくてもいいやと思っています。
前の結婚のように、一目惚れして、好きで好きでしょうがない、この人のためならなんだって耐えられるという人間にまた出会わないかぎりは、婚活など、「結婚のための結婚」をする気はありません。
理由はアーリーリタイアをするためには結婚が足かせになるからです。

ぼくの仕事の都合上、結婚するなら相手には専業主婦になってもらう可能性が高いです。
結婚して専業主婦を養った場合、さらに子供がいる場合、どのくらいのコストインパクトがあるか考えたことはありますか?
家族を養うことで失う生活費用を株式インデックスに投資した場合と比較して、巨大な機会損失を生みます。
どのくらいでしょうか。

ここでは2個のモデルケースを考えましょう。
①結婚して、24年間、2人で生活して専業主婦を養う場合。
②結婚して、2年後に奥さんが子供を一人出産し、奥さんを24年間、子供を大学卒業まで22年間養う場合。
生活費はインフレを無視して、すべて名目額の出費で、固定とします。
よって株式リターンもインフレを無視して、すべて名目リターンとします。
株式リターンについては配当に30%の課税がかかり、購入手数料0、年間維持費0.2%、世界に分散したインデックスのバイアンドホールドとします。
また、最後まで取り崩さないで資産がいくらになるか見るため、キャピタル・ゲイン税はかけません。(ずっとホールドしている状態)

①さて、独身世帯が月生活費17.2万円であるのに対して、2人世帯は生活費25.8万円であるというデータがありますのでこれを使います。
妥当な数字だと思います。

家計調査の見方・使い方

よって専業主婦を養う場合、月あたり負担増加は8.6万円、年間103.2万円になります。
しかし実際はこれによりあなたは年間103.2万円、株式に投入する額を減らしているので、それを考慮しなくてはなりません。
株式投資のリターン予測にはJPモルガンの資料を使います。

57資産の期待リターン長期予想を発表

世界株式の長期期待リターン(幾何平均)は5.75%です。
ここから維持費、毎年の配当税を引き、名目リターン5.0と推測できます(インフレ考慮なし キャピタルゲイン税考慮なし)
よって、年間103.2万円の積立を、5.0%の複利で24年間運用した場合どうなるかということです。

積立計算(複利毎課税)

上記サイトでの課税方式はキャピタルゲイン税は払わないで積立し続けるので非課税です。
年複利です。

結果、24年間での元本が24,768,000円、利益が22,406,002円、合計で47,174,002円
4700万円、これが投資家のあなたが24年間、専業主婦を養って失うお金です。

②結婚して、2年後に奥さんが子供を一人出産し、奥さんを24年間、子供を大学卒業まで22年間養う場合。
つぎに上記にプラスして子供を1人育てる場合です。

一人の子どもの出産から大学卒業までの総費用

小中高が公立、幼稚園が私立、大学が私立文系というごく普通の安めの出費で済ませる場合、22年間で3180万円かかります。
年間144.5万円、月12.0万円の出費とわかります。
これを22年間払い続けると簡易的に仮定します。
株式投資については上記①と同じリターン率5.0%で22年間を考えます。

結果、22年間での元本が31,680,000円、利益が25,274,312円、合計で56,954,312円
5700万円ですね。
よって①の主婦を養う費用と合計すると104,128,314円(元本56,448,000円)
主婦1人を24年間、子供1人を22年間養うことで投資家が失うお金は1億400万円です。


上記計算から、専業主婦と24年間一緒に過ごすとアーリーリタイアに向けて、同じ額を貯めるために約4700万円のビハインドがあり、専業主婦と子供1人と24年間一緒に過ごすとアーリーリタイアに向けて、同じ額を貯めるために1億400万円のビハインドがあることがわかりました。

ですので、奥さんと20年以上一緒にいて、まだリタイア資金がたまっていない人、実はすごいんですね。
実際は今持っている資金+5000万円相当のお金を稼いだということです。
また、奥さんを20年以上養って、子供1人大学を出していたら、もし無一文のお父さんでも、実は1億円の貯蓄相当をすでに奥さんと子供に使っているということで、これはすごいことです。
家族は感謝しなくてはいけません。

さらにこれにプラスして、アーリーリタイア後も、奥さんも一緒に生活費がかかるので、1.5倍の資金を貯める必要があります。
これが米国でもアーリーリタイアをするのは独身の人間が中心になる理由ですね。
また、そもそも日本の一般的な家庭の奥さんは、米国のアーリーリタイア家庭のような理解がないのが一般的です。
夫に60歳、70歳と働いてくれることを願っているのが一般的な感覚ですね。
「二人で貯蓄して株式投資にまわしてはやくリタイアしましょうね~」なんて日本人女性はそういません。


こういったことを考慮して、自分は今のところ、よほどまた人を好きに(それもベタ惚れするくらい大好きに)なった時は運命と思ってその人と子供を養うために働きますが、そうでなかったら、独身ではやくにリタイアしようと考えています。
上記計算の通り、非常に大きなコストインパクトがあるためです。
なにより、子供を1人、奥さんを1人養うたびに、(あ、これで5000万円リタイアが遠のいた、1億円リタイアが遅れる)と頭によぎっているようでは、夫としてふさわしくはないでしょう。
そんな考えは最後には見透かされて、家族仲が悪くなったり離婚してしまうかもしれません。
それなら、孤独に気楽に、誰にも干渉されずに、スナフキンのようにフラフラ好きなときに好きな場所を旅して生きたいと思いました。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

IBMが急落してFAANGが上がると、ではIBMに投資するのは『クソダサい』『残念な投資家』『失敗』と言葉が並びますが・・・

短期的に、四半期決算などでMr.マーケットは期待と失望を繰り返し、その銘柄の本質的価値とは的はずれなところに自由に上下します。
IBMに関してもしかりです。
この結果をみてあがったから、さがったから、『クソダサい』『残念な投資家』『失敗』というのはあまりにも見る期間が短すぎます。
自分のもっている、重視しているデータでIBMの株価が本質的価値よりじゅうぶんに低いと思っていれば、長期的にホールドすれば上がるはずです。
もしあなたがバフェット型、グレアム型のバリュー投資を実践しているなら、一般的に個別銘柄の実際価値とMr.マーケットのミスプライシングを修正するアービトラージは2年か、長くて3年程度だろうとモニッシュ・パブライが指摘しています。
ですので、IBMが会社の持つ価値より低すぎる値段を付けられて今後アービトラージが働くと考えた人間は、待ったほうがいいのです、2年3年と、十分な期間を経た時に答えが出るはずです。
ぼく自身はIBMは自分の基準での定量分析の割安銘柄ではないため持っていませんが、ホルダーはそうするべきでしょう。

僕も、そういったミスターマーケットのミスプライシングを利用した割安株投資をしていますが、個別株の場合、あたりはずれがあると思うのでなるべく20社近くまで銘柄数を増やしたいという考えです。(僕レベルだと見かけ上やすく見える、いわゆるバリュートラップ銘柄に引っかかるためです、たとえば今ならGILDやロシア株式ETFがバリュートラップではないかと疑われています)
また、あなたがバフェットやグリーンブラッド、パブライという全米トップのバリュー投資家と同レベルの銘柄選定をする場合、銘柄数は4~8でも十分だ(むしろそのほうがいい)と彼ら自身が指摘しています。



近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失うだろう。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

これからは債券ではなく安全資産に金をもつほうが優れている可能性がある

債券について多くの著名投資家が、今後確実に利回りが上昇してリターンがほとんど0かマイナスになってしまう(少なくともインフレ調整後では確実にマイナスになる)ことから、債券を持たないほうがいいと主張しています。
なぜなら現在ほとんどの先進国の債券利回りが0近辺で、もうこれ以上利回りは下げられない、あげるしかないが、あげたらマイナスリターン化する、値段が変わらなくても利回りは0近辺のまま、常識で考えて八方塞がりです。

まずバフェットからして、現在は債券を持つのは最悪の選択肢であると今年に入って発言しています。
ピクテの萩野社長が、動画の中で、「なんだかんだ債券はずっと利回りをさげてリターンを吐き出してきたが、ついにインフレに期待リターンが負ける水準になった。これは金融業界の人間のあいだでかなり衝撃的な話題になった。つまり株式債券でバランスをとる一般的なポートフォリオ理論が通用しないという状況になった。」
と言っていて、ファンドの中のひとたちまでそういう認識なのか、とぼくはとても驚きました。

もちろん持てる資産のほぼすべてを株式で運用して、大きな上下に揺られながらも期待リターンを高める戦略もあります。
しかしもう一つ、庶民でもできる有用な戦略があるのではないでしょうか?

ピーター・シフ:真の安全資産は円じゃなく金

金というのは円ベースでみたときに日本国債および日本円以外で唯一、株式暴落時に逆相関または相関関数0付近をキープする特殊な資産です。
米国債券もドルベースでみれば株式に逆相関しますが、株価下落時にそもそも逆相関して上がる特性がある円ベースでみてもなお、無相関~逆相関付近にいるのが金なのです。
つまりリンク先を見てもらえばわかりますが、金と日本円は同じ方向に動くのです。
そして金には、日本円や日本国債にはないメリットが1つ、そしてデメリットが1つあります。

メリットは、金はインフレに追従して値上がりします。
JPモルガンが今後10年の金の円ベース年リターンを3%とみていますが、日本国債は0.3%、日本円は0%です。
そして維持費はETFのIAUで0.25%程度です。
インフレ追従して株価に逆相関する資産としてみたら非常に優秀です。

そしてデメリットですが、金は値動きがあらいです。
ボラティリティが高いのです。
日本国債やドルで見た米国総合債券のように、ほぼ動かず長期でゆっくり増えていく、というような特性じゃないです。
がっくんがっくん動きます。
しかしがっくんがっくん動く中で、しかし株価が落ちると世界中で金が買われるのでぐっとあがり、しかもインフレ並の年間期待リターンがあるのです。
しかも年間維持費は0.25%です。

これからの投資ポートフォリオ(とくに株価暴落時のストッパーが欲しい人)は、金を債券代わりに使うという考え方もあるかもしれません。
実際、債券より魅力的に見えます。
レイ・ダリオはじめ、一般的な有名投資家は金を5~10%いれることをすすめますが、実は大量に金を取り込む投資家もします。
マーク・ファーバーは資産の25%を金で保管して特殊な不況に備えています。

マーク・ファーバー:投機は金から仮想通貨へ

株式:債券=60:40なんていう伝統的なリタイア後のポートフォリオがあるそうですが
株式:金ETF=60:40のほうが、これからはリターンをとりつつ株式に逆相関する資産がキープできるので優れているかもしれませんね。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:2

ぼくの年初来リターンは嬉しいことにドルベースで10%くらい・・・みなさんどうでしたか?

ちょっと電卓を叩いてみたら、今年のドルベース年初来リターンは10%くらいでした
株式に投資してるのが年初からの平均値で180,000ドルくらいで、リターンが18,000ドルくらい
でも今年はETFへのリレーで3,000ドルくらいキャピタルゲイン税を払っているので、実際に口座が増えた額は15,000ドルくらい。
ドル換算リターンで投資した株式に対して8%くらいですね。

VWOがドルベースで年初来13%のリターン、VTIが年初来7%程度のリターンですので、半分ずつに近い割合でもっている自分のリターンが税引前10%程度というのは納得です。

今年の前半は非常に満足できる素晴らしいリターンを得ました。
みなさんも満足のいくリターンを得た人がほとんどかと思います。
年の後半戦はどうでしょうかね?
これだけあがったから後半は調整に入ってマイナスリターンかもしれませんね。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

ロシア株式に投資することの恐怖 他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときに買ってホールドできるか?

ぼくのポジションの中で、いちばん面白く、不安で、いつも売りたいのがロシア株式です。

『魔法の公式戦略』はたしかに逆張りの最たる戦略です。
しかし米国を代表するバリュー投資家のジョエル・グリーンブラッドが十分にバックテストを重ねた、実績ある投資法です。
心のなかに、わるくてもS&P500に多少負ける程度だろう、そこまで恐ろしい結果になるとは思えない、という慢心があります。

また、新興国ETFに株式の半分以上を投入するという戦略も、奇異にうつるかもしれませんが、レイ・ダリオやガンドラックがすでに実行しており、そんなに変な戦略じゃないのです。
意外と正統派、低リスク、セオリー通りのやりかたというわけです。
ましてレイ・ダリオなんて世界最大のヘッジファンドの運用者ですから、他人様の莫大な金をそういう戦略に投資しているのです。
一か八かじゃ~なんてわけのかわらないことができるはずなく、世界で最高レベルの金融工学の使い手達が、最高レベルのリスクリターン計算をして、そういう戦略をとってるわけです。
これを真似しているのだから、正直たいして怖くないわけです。


唯一、自分がグルの真似事ではなく、自分で、これは安いだろう、と思っている投資先がロシアETFなのです。
だから恐怖を感じるということです。

さて、このことに関してバフェットもテンプルトンも同じようなことを言っています。

『競りの時、買い手がひとりしかいなかったら、好きな価格で買えることは容易にわかるだろう。』

『最高のバーゲン・ハンターは、ある株式の買いが正しいかどうかについて大勢に
 認めてもらう必要を感じない。不人気のものを買うには独立心をもち、自分の判断を
 信頼できなくてはならない。』


『バークシャーが買いを入れるのは、他の投資家がレミングのごとく一斉に売りに傾くときです。』


これらは彼らが強烈な逆張り主義であることを表していますが、偉大な逆張り投資家たちも、ロシアの株式を買い漁っているという話は聞きません。
唯一きくのは、いつも予想を外す楽しいジム・ロジャーズおじさんくらいです。
高名なグルたちですら見向きもしない、だれも買っていない。
でも自分は安いと思う。
だから買う。自分の正しさは誰も証明してくれない。
この恐怖に打ち勝つのが本物の逆張り投資家の第一条件だと思います。
第二条件はその購入判断が正しいかどうかです。(これができたらだれも苦労しません)

さて、ロシア株式をなぜ安いと思ったか、ですがPERとPBRが十分に低く、ROEを見る限りきちんとした(世界標準程度の)利益率をもっているからです。
PERは6~7で常に推移し、PBRも常に0.7~0.8でさまよっているのがロシア株です。
つまりバリュー投資の観点で見れば完全に安いのです。
しかし問題があるから誰も買いません。
その問題とはなんでしょうか。

①原油価格と連動する株価なので下がり続けている
②経済制裁を受けているリスク
③汚職や資本規制によって投資収益を没収される、資産を没収されるリスク
④1998年にデフォルトも実行した不安定な財政と通貨の下落
⑤マイナス成長するGDP
⑥日本と同レベルの人口増加率停滞(0を前後している)
⑦2011年から株価が下げ止まらない

なんという国でしょう・・・
問題点を羅列してみましたが、まったく投資したくない国だと実感しました。
なるほど、これはPBRも1を割りますね、とんでもない国です。
反論の余地はあるのでしょうか。

①原油価格と連動する株価なので下がり続けている
はっきりいって僕は原油のことはわかりません。
しかし米日欧各国は2040年に向けて石油が110~120ドルになると見ています。
原油・天然ガス価格の見通し、日本の原油輸入価格は2040年に125ドル/バレル想定
つまり今が底値で、2040年に向けてインフレよりややはやいペースで原油はあがると各国は見ています。
つまり株価が原油に連動するのは、各国のシナリオどおりにことがすすめばいいことなのです。

②経済制裁を受けているリスク
今後の経済制裁のシナリオは
1制裁解除 2制裁続行
この2パターンです。
1なら株価はあがります。2ならこのままです。
つまりマイナスになるリスクのない、ダンドーのパブライ風にいうと、わりのいいかけというわけです。

③汚職や資本規制によって投資収益を没収される、資産を没収されるリスク
そのとおりです。
没収されたらあきらめましょう。

④1998年にデフォルトも実行した不安定な財政と通貨の下落
じつは最近インフレペースが下がって通貨が健全になってきているとのことです。
またデフォルトしたことで逆に(笑)今は財政健全国だそうです。
政府総債務残高(対GDP比)の推移
デフォルトしたから逆に(笑)いわゆる国の借金がGDPの17%しかないんですねえ。
日本もデフォルt(略)

⑤マイナス成長するGDP
じつは2017年からプラス成長に回復します。

⑥日本と同レベルの人口増加率停滞(0を前後している)
その通りです。
そもそも僕はロシアを、好んで投資する新興国(人が増え、技術が進化し、所得が増える、いわゆる勢いのある国)である中国、インド、東南アジアなどと同じ枠と思っていません。
かつて先進国だった衰退国に見えます。
つまりこれはバフェット、グリーンブラッド式投資ではなく、グレアム式シケモク投資(割安銘柄が適正価格に戻ることを利用する戦略)です。


⑦2011年から株価が下げ止まらない
これは怖いです。
以下の記事が面白いです。
世界で最もリスクの高い株式市場とは?
2014年前半に、RTS1100ドルで安すぎるとすでに指摘されています。
しかし今は?1000ドルです。
記事によると、PER7を割った国はその後5年間の平均年リターンが21%なのです。
しかし2011年から6年がすぎ、記事から3年過ぎましたが、まだ1000ドルです。
このまま下がり続けるかもしれません。
でも、エネルギーを十分に溜め込んでいて、これから大反発するかもしれません。




このようなことは、各国の超頭のいいアナリストが、もっともっと深いところまで研究して売りか買いか判断しています。
その上で今の株価ということです。

しかし、以上の拙い考察の末に、ぼくはロシアが「トータルで見ると割の良い賭け」に見えました。
だからホールドします。
その際気をつけるのは、「2倍になったら少しうれしいけど、半分や1/3になっても泣きたくならない」程度の、サテライト戦略相当の保有量を持つに留めることかと思います。
そこで株式ポジションの5%か、持ちすぎても10%、せいぜい自分の場合は100万円か200万円程度を持ってゲームに参加するのが適正かな、と思っています。
今は株式2300万円のポジションのうちロシアは150万円程度持っています。
経験上、10%はあがれば嬉しいし、大暴落してもあまり、気にならない保有量です。(ちょっと気になるけど泣きはしない程度)
5%はあがってもさがってもほぼ体感しないかもしれない保有量です。

  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

バフェット ジェレミー・グランサム シーゲル 『This time is different』

以前も何度か触れていますが、バリュー投資のグル達が『This time is different』を唱えているのが今の米国株です。
いずれの人物もむしろ今まで『This time is different』という考え方は最も危険であると指摘してきた、本当に、最も賢い投資家たちです。


バフェットはなぜ上昇し続ける米国株を「割安」と判断しているのか?=東条雅彦

ジェレミー・グランサム:バリュー投資家は中央回帰を夢見る

ジェレミー・シーゲル:過去とは違う世界にいるんだ

彼ら偉大なグル達の主張は一貫してこうです。

かつて米国国債金利がここまで低くなったことは前例がない。
たとえば今の米国の10年国債金利は2.0~2.5程度だ。
すると株式の10年国債に対するリスクプレミアムというのはせいぜい歴史平均から2.5程度だろう。
すると国債利回り2.5、リスク・プレミアム2.5なので株式リターンはせいぜい5.0だろう。
益まわり5.0とすれば、なるほど、PER20は妥当、割高とはいえないのだ。
つまり『This time is different』といえる。

なるほどとても合理的な『This time is different』です。
一瞬まるめこまれそうに(笑)なりますが、真っ向から反論するグルも多くいます。


群衆よりも良い成績を上げたいのなら、群衆と異なることをしなければならない。


というわけでテンプルトン卿もレイ・ダリオも、ガンドラックもジム・ロジャーズも、米国が高い時はPERが安い国の株式を買い漁るのです。
ぼくも今年に入ってじょじょに米国株式のポジションはすでに42%まで減らし、新興国株式が58%のところまで増えました。
昨年末までは新興国のポジションは40~45%だったので、新興国に資金をかなり集めた状況です。
そして今年、年初来でのドル換算の米国のリターン(VTI)は+7.5%、新興国(VWO)のリターンは+13.2%と
自分のポートフォリオの中での稼ぎ頭が新興国になって、ポジションを増やした行動が完全に吉と出ています。
『This time is different』?しかしやはり今回も割安株のほうがリターンが優れているように見えるが・・・

もちろん誰が正解かわかりませんし、自己責任ですが、投資というゲームはつくづく面白いなあと思っています。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0
前のページ 次のページ