靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資

2017年3月 短期投資方針変更

最近自分の中で言っていることがコロコロかわるので、超えちゃいけないラインだけ作って受け幅の広い投資指針にまとめて頭を整理したいと思います。


以下の短期投資方針は独身であり生活状況が変わらないかぎり有効とする

①投資の資産配分は現金と株式で持つ
②現金比率は10~20%とする(生活費2年分の480万円以上が目安)
③株式内の地域バランスは 米国20~40%:先進国20~40%:新興国20~40%
④株式資産の50%以上をインデックスファンドで持つ
⑤個別株は1銘柄あたり株式総額の5%を目安にもつ(手数料負け対策)
⑥個別株式銘柄選定はジョエルグリーンブラットの低PER高ROA戦略の考え方をフォローする
⑦個別株式の最低保有期間は1年間(手数料負けおよび税金負け対策)
⑧個別株式は1銘柄を1度に売り・買いして、分割売買しないこと(手数料負け対策)
スポンサーサイト
  1. 投資指針
  2. | コメント:0

読書感想文『株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」』~①今まで読んだ中でベストのバリュー投資本といえる

『株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」』という本を読みました。
著者はジョエル・グリーンブラットという20年間で年間平均40%といわれる異常なリターンを出し続けた実績を持つファンドマネージャーです。
題名といい、実績といい、うまいはなしすぎてうさん臭かったのですが、投資手法はバフェット、グレアム、シーゲル、カツェネルソンといったど真ん中バリュー投資家の基礎を踏襲した超正統派です。
本を読んではっきりわかったのですが合理的であたりまえのことしか言っていません。
また、バフェットが哲学的な言い回しで抽象的に言っていることや、シーゲルが理由はとくに述べずに事実としてデータを示していることを、なぜそうなるか最も簡単に述べた本です。
今まで読んだ個別株投資の本の中でベストでした。
同じことを書いた本はたくさんあると思うのですが、最もわかりやすいのはこれだと思います。


この本の要点
・小学生は言い過ぎだが中学、高校生でも理解できるバリュー投資の本
・抽象的なことは一つもなく、具体的な投資方法まで示されており、その方法はダウの犬戦略とほぼ互角くらいに再現性が高く容易
・作者の主張は一つ『高ROAの上場企業銘柄ランキングを作りそれを低PERのものだけに絞り込み30社に分散しろ』
・株価=EPS x PER なので、PERが普通(15程度)より十分低く、EPS(1株あたり利益)が毎年あがる銘柄は結果的にかならず株価が上がる。ではなぜROAが高いと毎年EPSが上がるのかということを、駄菓子屋の経営を例にして中高生でもわかるレベルで説明。僕ははじめてバリュー投資の仕組みの基本骨組みを理解できました。
・ほとんどの個人投資家は銘柄選定するスキルがない、来年の業績を予想するレベルではないので高PER低ROAだけ追い求めなさいとアドバイス。
・毎年、インターネットのスクリーナーを使って(著者指定ページでもYahoo financeでもなんでもいい)30銘柄の高ROA低PERの銘柄をホールドする。1年後に入れ替え検討をして高ROA低PERじゃなくなってしまったものは、条件を満たすものに入れ替える。
全米3500社から高ROA低PER企業をランク付して成績上位30社に投資した場合の17年間の年間平均リターンが30.8%(同時期P&P500年間平均リターン12.4%)、全米時価総額上位1000社から高ROA低PER企業をランク付して成績上位30社に投資した場合の17年間の年間平均リターンが22.9%(同時期P&P500年間平均リターン12.4%)という冗談のような、異常なバックテストの結果が示されている。
著者は「銘柄検討も他のデータも一切素人には不要。高ROA低PERに分散投資だけしてればよい」と断じている。
・うさんくさい題名や異常に良すぎる投資成績でトンデモ本に見えるにもかかわらず、グレアムやバフェットが言っているのと同じ当たり前の事実をひたすらやさしく書いている。
・ものすごく儲かっている企業(高ROA)が、すごく安く売っていたら(低PER)、それを買えば儲かる、そんな簡単に株式投資で勝てるのか?はい勝てますよ、という事実をデータ付ですごく簡単に言っている本。
・しかもページも少なくすぐ読み終わる。
・著者はグレアムが好きだが、グレアムの指標が現代では厳しすぎて該当する銘柄がないと言っている。
・翻訳はひどい、けど意味はわかる。

この本は好きすぎるので、また細かく読書感想文を書きたいと思います。

1985年の設立以来年率40%のリターンを挙げてきたゴッサム・キャピタルの創業者であるジョエル・グリーンブラット氏の現在の米国株式市場の相場観とは?
http://www.everythingislearning.com/usa/joel-greenblatt-on-markets/

ここでもグリーンブラットは大型株ではアップルやHPが気に入っていると言っており、本当に単純に、自分でも、低PERの高ROA株を買う、を実践している投資家のようです。

この本に書いてあることが事実なら、この優しく書かれた200ページ足らずの本に書いてある2個の指標(PERとROA)だけを使ったスクリーニングで毎年銘柄選定しているだけで、市場平均を10~20%もアウトパフォームするなら、いったい世の中に膨大に出回っている本や知識や沢山の専門家はなんなんだという話になるのが、一番おそろしいことでしょう。
これについて著者は、数年間(2~3年)くらい連続して市場平均に負けるときもあるので、機関投資家は顧客確保や自分の職を守ることを考えたらこの戦略をキープできない、個人投資家もまた、数年間も市場平均に負けるような戦略をフォローするほど忍耐力はない、結果このアノマリーはこれからも有効性を失わないのではないか、としています。
また、具体的にROA〇〇以上、PER〇〇以下ではなく、市場の中で順位付して銘柄選定するのでどんな状況でも汎用性があると言っています。
またぼく個人の考えでは、低PER(株価が安い)高ROA(企業が儲けている)の銘柄選定というのは、アノマリーや、バレたら有効性をなくす類の戦術ではないのではないかと思います。
というのも、もしみんながこの戦略を実践した場合、ある低PER高ROAの銘柄はPERが押し上げられて適正な価格まで株価が上がってしまうのですが、その場合、その銘柄の次に魅力的な別の低PER高ROA銘柄を選定することになるからです。

自分の持っている銘柄だと、インフォシス(INFY)なんかはものすごく魅力的であり、また僕の大好きな台湾セミコンダクター(TSM)なんかも新興国では非常に強力な銘柄ということになります。
米国市場の大企業では、ギリアド(GILD)、マイケルコース(KORS)といった企業がPERやROAといった数値でとびぬけていますが、そうなるのには色々な理由があるでしょう。
しかしこのグリーンブラットは
①その色々な予測を盛り込んだ結果を検証するほどの実力はほとんどの投資家にはない
②結局低PER高ROAを機械的に買うだけで市場を大幅にアウトパフォームしてきたバックテストの実績がある
この2点を根拠に機械的に数字でふるい落としなさいと言っています。


そして最後には
・この方法を実践した場合、あなたは大変な資産を持つことになるであろう。しかし株式投資というのは資金を企業に提供しているだけでなにか自分自身で生産しているわけではない。将来資産をもったらそのお金の一部で、本当に自分が有意義だと思うことを為すべきだ。(財産を増やして家族や自分の生活を守るため、だけではなく、なにか得た資産で成し遂げることを薦めます)
・大きな利益を得たときには作者に感謝の手紙を送ること。

この2つをアドバイスとして残しています。
バリュー投資の本としては、本当に今まで読んだ中で自分のベストです。



※追記
それからもう一つ、作者はインデックスファンドへの投資がベターな方法のひとつであり、なぜアクティブファンドが負けるかも十分理解しています。
また低PBR、低PER、高配当戦略といったものの有用性も理解しています。
このあたりを理解していない人間が書いた本だと、ぼくは一気に読む気が失せてしまうのですが、上記のことをわかったうえで、どのように市場をアウトパフォームするか理論的にしっかりしている投資家が好きです。
この戦略が市場をアウトパフォームする原因として作者は以下のように分析しています。

①長期的には株価は実力に対して正しく付く(効率的市場仮説はおおむね正しい)
②しかし1年間の短期で株価が大きくあがったりさがったりするのを見ればわかるように、1年間程度だと俗にいうミスターマーケットが好き勝手暴れるせいで滅茶苦茶な株価がつく(高ROA企業が滅茶苦茶に割安なPERになることが頻発する)
実際の企業の価値が1年間程度でそんなに大きく上がったり下がったりするわけがない。
③それを買うだけで大きく儲けることは容易であり(作者の運用成績は20年間で年平均40%という冗談のような実績)、多くの投資家がいつまでもランダムウォーク理論を信じて疑わないことを願っている。

つまり長期的な効率的市場仮説はただしいが短期では成り立っていないので、それを利用して市場をアウトパフォームするという考え方のようです。
  1. 『魔法の公式』戦略研究
  2. | コメント:0

世界の市場平均に勝つような再現性が高く簡単な投資方法はあるのか

前回、『インデックス投資は個別株投資の平均値なのだから個別株によるアクティブ投資がインデックス投資に負けるはずがない(両者の平均は同じに収束するはず)』という自分なりの意見を書いたのですが、この超過疎ブログに珍しくコメントをいただいたり、ブログで取り上げていただき、大変うれしかったです。
ありがとうございました。
このテーマは面白いので、今後も本など読んでよく勉強したいと思います。
このテーマに関してはかなり以前から興味をもっており、ぼくのポイントは以下の点です。


・インデックス投資の平均リターンは個別株の平均リターンの集合体であることは自明
・しかし最近米国の研究で、インデックスの成績中央値の銘柄リターンは、インデックス平均リターンに勝てない
なぜなら上位のごく少数の銘柄がリターンを押し上げているからだということが発表されていた
・であればある市場では インデックス平均リターン>成績中央値の銘柄のリターン が常に成り立ち
その2つの差は、個別株投資の場合、銘柄数を分散するほどインデックス平均リターンに近づいていくはず
・であれば何社程度に分散すればほぼ市場平均と連動するようなリターンになるのか?
・大きなヒントはVTIとS&P500とダウ30がほぼ互角のリターンになる点
30程度の大型銘柄に分散すればその市場のインデックスの値動きとほぼ同等のリターンになるのではないか?
・しかしもう一つ大きな疑問があって、ダウ30は随時銘柄を入れ替えることでリターンが底上げされている。
銘柄入れ替えをしない30銘柄分散投資が長期ではVTIに負けるとすれば、どのタイミングでどのように銘柄入れ替えすればダウ30のように市場と同等リターンになるのか。


ぼくが個別株をはじめて以来、いろいろと本を読み今、分散とリターンについてポイントだと思っているのはこのあたりです。
これからも勉強を続けたいと思います。(趣味ですので)


さて、題名の『世界の市場平均に勝つような再現性が高く簡単な投資方法はあるのか』についてですが、1つアイディアを持っています。
まず前提になる研究ですが、ジェレミー・シーゲル氏およびビタリー・カツェネルソン氏の書籍上で
米国の大型銘柄市場(おそらくS&P500やそれに準ずる市場)において、PERの数値順に銘柄を数グループにわけ、そのリターンを調査したところ、低PERグループは市場平均にアウトパフォームし、リターン成績はPERと逆相関する。
という内容が出てきます。
内容的に不思議でもないしおそらくその通りだろうとは思うのですが、たとえばS&P500を5グループに分けても、低PERグループに投資するには100銘柄必要になるわけで、個別株投資で再現するのは難しいと言えます。(たわら男爵さんのブログに返信しているときにふと思いました)

しかし同様の理論が機械的に応用出来て、再現性の高い方法があります。
世界分散投資するスタイルの人に合った方法です。

まず世界の地域別の標準分散比率を決めます。
ここでは靴磨きおじさんが好きなバンガード社のETFを使って、4地域にわけます。

新興国:VWO
米国:VTI
ヨーロッパ先進国:VGK
パシフィック先進国:VPL

残念ながらこれをやると主要国の中ではカナダが漏れてしまいますが、ドンマイです。
ある人の標準的な時の好みのバランスを決めます。
VWO:20%
VTI:40%
VGK:20%
VPL:20%
とします。
これを基準に、その時々のPERの割高割安で各地域を上下させて積み立てます。
たとえば、先進国PER15、新興国PER13を割高割安の標準値とします。
VWOがPER10
VTIがPER14
VGKがPER24
VPLがPER19
という時期があるとしたら
標準バランスに対して
VWOがPER10→割安なので20→30%までアップ
VTIがPER14→やや割安なので40→45%までアップ
VGKがPER24→割高なので20→10%にダウン
VPLがPER19→すこしだけ割高なので20→15%にダウン
このようなバランスに近づくように積み立てます。
各地域の比率バランスの見直しは定期的に(たとえば年1回とか)します。

低PERの銘柄集合群が市場平均をアウトパフォームしたという研究結果を利用しています。
こうすることで単純にフィックスした世界分散投資にアウトパフォームする可能性が高いのではないでしょうか?

この方法のメリットは

・十分に(数千銘柄に)分散投資されており、10~30銘柄の分散投資のような『市場平均リターンの大部分を形成する大幅暴騰銘柄』を取りこぼす可能性は全くない
・小型株も含めたインデックス指数を取り込むので、数十銘柄での投資のように、『ダウ30がやったように旬の銘柄を取り入れてリターンを押し上げられるか』という心配をする必要がなく、ずっと4銘柄もっていればいいだけ
・例にだしたETFの場合、4銘柄で再現できる
・PERを基準に4銘柄の積立比率を上げたり下げたりするだけで再現性が高く簡単(ダウの犬なみ)
・米国内での研究ではあるが、低PER銘柄群が市場平均をアウトパフォームするという過去の研究によるバックボーンもしっかりある

といったところで、安心してできる方法かと思います。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:0

パッシブなインデックス投資はアクティブな個別株投資の平均リターンに勝てない。勘違いしている人が多い気がする。

ネットの書き込みで、有名な本を読んでミスリードしているのか「アクティブ投資、個別銘柄投資はインデックス投資に負ける」ということを言う人がいますが絶対にそんなことはありえません。
それどころか信託報酬分を考慮すると個別株の期待リターンのほうがおそらく上でしょう。

インデックス投資がアクティブな個別株投資に勝つと思っている人はこういう人間を思い浮かべてください。
ある乗客が飛行機の上で、他の乗客に向かって「わたしの進む速さはあなたたちより上でしょうね。」なんて言ってたら、他の乗客は彼の正気を疑うでしょう。
つまりそういうことです。

すべての個別株投資家のリターン平均がインデックス投資の平均です。
なので個別株投資にインデックス投資が勝つなんてありえないのです。
むしろインデックス投資の場合、継続して信託報酬を払っているので、個別株を半永久的にバイアンドホールドするタイプの投資家と比べたら、信託報酬および手数料を含めた期待リターンは個別株長期投資に負けていると考えるほうが妥当です。

ではなぜ、インデックス投資が勝つというミスリードが生まれるのでしょうか。

一つめは、アクティブファンドは期待リターンがインデックスファンドを信託報酬の差額分、下回るという当たり前の事実がありますが(再び言いますが、インデックスファンドとアクティブファンドは同じ飛行機の乗客なのでどちらかの平均スピードが上なんてこと起こり得ないのですから、手数料が安い分、インデックスファンドが勝つという単純な話です)それを勘違いして個別株に投資するアクティブ投資家がインデックスファンドに平均リターンで負けると勘違いしているのかもしれません。
個別株は購入時に僅かな購入手数料をはらえば、あとは維持費0円なのでインデックスファンドに負ける理由がありません。

二つ目は中央値と平均値の問題です。ある銘柄が100円の場合、大暴落や倒産で株価は0円に近づきますが、暴騰の場合は200円ではききません。10倍にも100倍にもなります。
つまり期待幾何平均リターン年間6%といった場合は、10ある銘柄のうちの5位、6位の銘柄の成績は6%ではなくもっと低いということです。
1位の銘柄が大きなリターンで平均をひきあげるからです。
日本の平均年収と中央値年収の議論と同じです。
中央値が平均値より小さい構造になります。
ですので10人中、5位、6位の人の成績はインデックスファンドの成績に負けるでしょうが、これは平均値ではなく中央値です。

それでは個別株投資家はもし特別な(市場を出し抜く)銘柄選定眼を持っていないと仮定すると、どうすればインデックスファンドに負けないのでしょうか。
それは多くの銘柄に分散投資することです。
多くの銘柄に分散投資すると、自然とインデックスを引き上げた戦犯である、大暴騰銘柄が組み込まれます。
この銘柄が投資家を少なくとも市場平均までは引き上げるということです。

市場平均に勝ちたいのなら、たとえば、シーゲル氏や、他にも多くの研究者が出している結論ですが、高配当、低PERの銘柄の平均リターンは、低配当、高PERの銘柄の平均リターンに勝ちます。
ですのであるインデックスがあるときに、その配当率の上位半分かつPERの下位半分の銘柄だけピックアップして投資すればおそらくこのインデックスにリターンで勝つでしょう。ダウの犬等も原理は同じです。
  1. 株式投資に関する疑問
  2. | コメント:4

リタイアに必要な資産と目標リタイア年齢

以前アーリーリタイアについて少し書きましたが、計算方法等を少し変えて、スケジュールし直したいと思います。
今回は結婚をあきらめてはやめにリタイアするプランについて考えます。

①必要資産
必要資産を現在紙幣価値で計算します。
プランA 伝統的な分散方法 株式:債券=6:4で分散投資し、毎年全資産の3%を切り崩すことで生きる。
プランB すべての資産を高配当株式に投資して配当のみで生活する。

まず必要生活費ですが、住民税所得税、年金、保険料の全て込で、現在紙幣価値で年間240万円で生きていくとします。
(実際は東南アジアなどに移住して月15万円以下の出費で生活しますが)

プランAの場合、キャピタルゲインの税金、配当税、取引手数料など込々で引落額の20%程度だと思いますので
毎年300万円を引き落として手取りが240万円です。
そこで現在紙幣価値で換算して、株式6000万円、債券4000万円が必要です。
このリターン3%というのはインフレ差し引き後リターンを想定していますので、永遠に減りません。
実際、インフレ差し引き後の株式のリターンを5%、債券のリターンを0.5%程度で想定すると
5 x 0.6 + 0.5 x 0.4 = 3.2%となり、まあこんなものかなと思います。
(実質60%もっている株式部分が5%リターンで、債券部分がほぼインフレと同等の値動きなら総リターンは3%です)
また、債券クラスは、国債を中心には据えますが、ゴールドETFやヘッジ付の先進国債にも分散して資産を守ることになると思います。(大事なのは分散しつつ株式と逆相関させることです)

プランBの場合、シンプルに配当の税金を30%として、年間生活費を240万円で見てみます。
高配当株を中心に持ち、配当平均を3%にします。
必要株式評価額240万円 = X x 0.03 x 0.7 より X = 1億1430万円必要です。
しかし株式の評価額の上がり方はインフレ率より高いので、こちらだとインフレ差し引き後でも資産額が上がり続けるという強みがありますね。

②積立期間
・プランAおよび高めの積立額(年間408万円)を今後維持した場合
現在の資産が株式2100万円、現金200万円です。
現在紙幣価値で換算して毎年400万円を積み立てて、世界に分散投資した株式の幾何平均トータルリターンがインフレ差し引き後、かつ配当税金支払い後、年間4%程度です。
ファンドの海様 積立と複利計算
http://guide.fund-no-umi.com/tools/comp.html
ここで計算すると、現在資産2100万円、年間リターン4%、積立毎月34万円として
13年間で1億400万円です。
13年後、45歳の時に現在紙幣価値で1億円分の金融資産を得てリタイアします。

・プランAおよび低めの積立額(年間300万円)を今後維持した場合
現在はとても特殊な部署にいるので、今後数年間はおそらく高い収入を維持しますが今後、現在の会社でもっとも低い収入の部署にうつった場合を想定します。
本社の内勤で、ほぼ残業もない部署にうつった場合、おそらく現在の基本給を元に換算して年収550万円~580万円、(手取り430万円~460万円)ではないかと思います。詳しくは知らないのですが・・・
家賃はほとんど全額に近い額が支給されるはずです。
また毎年少しずつそこから昇給すると思われます。
そういう部署になったら節約にはげみ、せめて年間300万円を積み立てると想定します。
株式資産2100万円+現金200万円でスタートして、月25万円の株式への積立をし、インフレ差し引き後の株式リターンを年4%とします。
現在紙幣価値で1億円ためるまでに15年かかります。リタイアは47歳です。

・プランBおよび高めの積立額(年間408万円)を今後維持した場合
配当のみで生きていく場合は現在紙幣価値で1億1430万円必要です。
株式資産2100万円+現金200万円でスタートして、月34万円の株式への積立をし、インフレ差し引き後の株式リターンを年4%とします。
14年間で現在紙幣価値換算の1億1430万円以上がたまりリタイアできます。
46歳です。

・プランBおよび低めの積立額(年間300万円)を今後維持した場合
配当のみで生きていく場合は現在紙幣価値で1億1430万円必要です。
株式資産2100万円+現金200万円でスタートして、月25万円の株式への積立をし、インフレ差し引き後の株式リターンを年4%とします。
17年間で現在紙幣価値換算の1億1430万円以上がたまりリタイアできます。
49歳です。

・プランAかつかなりの高収入を維持した場合
前述しましたが、すでに数年間、社内でも特殊な部署にいて収入が良い状態です。
もし十分に節制すれば年間600万円積立ということも可能かと思いますが、ストレスも多く自分の性格上そこまではストイックになれないので、年間100万円程度は散在する予算を確保しても、今の部署なら年間500万円程度を積立にまわせます。
もし偶然が続いて、今後ずっとこの部署に残り続けた場合の、プランAの1億円でのリタイアを考えてみます。
株式資産2100万円+現金200万円でスタートして、月42万円の株式への積立をし、インフレ差し引き後の株式リターンを年4%とします。
11年間で現在紙幣価値換算の1億以上がたまりリタイアできます。
43歳です。

もし独身が続いてしまった場合はこのあたりのプランを目標にしていけば、日々の仕事のきつさもある程度はまぎれるかもしれませんね。
  1. アーリーリタイア
  2. | コメント:0

2017年3月ポートフォリオ

暇なら毎月ポートフォリオを整理して載せていこうと思います。
投資歴は2013年1月にはじめたので4年と2か月です。


総資産額 23,250,740円
キャッシュ 2,388,486円
リスク資産評価額 20,862,253円

リスク資産元本 17,295,912円
損益通算(2013年1月~) +3,566,341円(リスク資産元本に対して+20.6%)
※ただし損益通算は確定済の損益も支払済の税金を差し引いた上で含んでいます


損益管理表

  現在 原価 利益
マネックス日本口座 インデックスファンド 10,904,739 9126702 1,778,037
マネックス日本口座 現金 円 591,114 591114 0
マネックス外国株式 預り金 円 0 0 0
マネックス米国株式 預り金 米ドル 70,103 7400000 -7,329,897
マネックス米国株式資産評価額(銘柄) 7,388,131 0 7,388,131
持株会 2,569,383 1120000 1,449,383
みずほ銀行(円) 1,633,972 1633972 0
みずほ銀行(ドル) 5,103 5103 0
BBVA(ペソ) 88,194 88194 0
金融資産利確済分(~2015年12月) 0 -346768 346,768
金融資産利確済分(2016年1月~12月) 0 80552 -80,552
State bank 利確(2016年9月) 0 -14471 14,471
total 23,250,740 19,684,399 3,566,341



ポートフォリオ管理表

銘柄 評価額 米国株 先進国株 新興国株 キャッシュ
ニッセイ外国株式インデックス 301,564 196,017 105,547.4  
たわらノーロード先進国株式 2,246,996 1,460,547 786,448.6  
たわらノーロード新興国株式 1,596,410 1,596,410  
SMT新興国株式インデックス 2,422,828 2,422,828  
SMTG株式インデックス 3,346,480 2,175,212 1,171,268.0  
野村インデックスF新興国株式 990,461 990,461  
マネックス日本口座現金(円) 591,114 591,114
マネックス外国株取引・出金可能額(円) 0 0
マネックス米国株式資産評価額(キャッシュ) 70,103 70,103
BRK.B 884,841 884,841  
BTI 976,747 976,747.0  
GILD 112878 112,878  
INFY 1,042,037 1,042,037  
JNJ 932,989 932,989  
LMT 896,496 896,496  
SSL 1,027,746 1,027,746  
TEVA 191,529 191,529.0  
VWO 1,322,868 1,322,868  
持株会 2,569,383 2,569,383.2  
みずほ銀行(円) 1,633,972 1,633,972
みずほ銀行(ドル) 5,103 5,103
BBVA(ペソ) 88,194 88,194
   
   
合計 23,250,740 6,658,980 5,800,923 8,402,350 2,388,486
パーセンテージ(キャッシュは10~20%もつこと) 100% 29% 25% 36% 10%
リスク資産内%(目標35:25:40) 32% 28% 40%  
一つの銘柄を持つ推奨金額(株式全体の5%) 1,043,113        



糞エクセルなので恥ずかしいのですが・・・一応こういう感じでブログはじめる前から、自分でポートフォリオバランスと損益通算がわかるようになるべく1か月に1回(すくなくとも3か月に1回)はアップデートするようにしています。


無題


各地域の株式のバランスについては満足です。
米以外の先進国を、ヨーロッパと環太平洋の2つに分けて管理しようかどうか考え中です。
分けると地域管理が今の3地域から4地域になります。

キャッシュがもしもの時を考えると足りていないので、20%まで引き上げ予定ですので、6~10か月くらい投資積立を中断予定です。
  1. ポートフォリオ
  2. | コメント:0

円高になる数日前に余裕資金が尽きるまで115円/ドルで目一杯をドル転!

靴磨きおじさんは数日前に投資に追加できる余裕資金をありったけドルに替えました。
1ドル115円でした。
すると数日してドルはぐっと下がり110円台に落ちてきました。
おどろいたことに投資ブログの方々はこのタイミングで一斉にドルに両替。

自分にとっては、いつものことです。
あらためて自分に為替やチャートを予測するセンスや能力は0と実感しました。

これからも株式チャートの動きはまるっきり無視してPER等バリエーションのみを参考に投資。
為替もチャートや動きを無視して投資したいときに投資したい量だけドル転。
そんな投資を続けます。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

『ContrarianJapan』様 最も勉強になる米国株式情報の翻訳サイト~大切なのは年平均6%のリターンなど得られないと自覚することだ~

『ContrarianJapan』様は米国の株式に関する投稿掲示板?の翻訳サイトなのですが、そこで非常にハイレベルで勉強になる記事が多数アップされてます。
最も勉強になる個人サイトの一つと感じます。

最近の記事で素晴らしかったのはこれです。

『ContrarianJapan』様
CAPE シラー指数:これは単なるデタラメ(BullShit)だろうか?ーーPart 1
http://zerohedgejapan.blog.jp/archives/1065031503.html

このランス・ロバート氏が有名な人なのかどうかはわからないのですが、内容がすごくいいです。
もっとも重要な点として

・CAPEレシオ(インフレ調整済の10年平均利益率を使ったPER)は割高割安判断として最もマシな指標
・しかしCAPEレシオが高いからといってバイアンドホールドをやめて株を売れという意味ではない
CAPEレシオが割高のまま株価が上昇し続けることは歴史で頻発している
・CAPEレシオの値が高いと、その後10年のリターンは単調に減少する
・現在の米国CAPEレシオ26から見ると歴史的には米国のインフレ調整後年間リターンは今後10年間、平均3%程度になる確率が最も高い
・2000年以降PERは高いが(20以上あるかと思います)PER適正値は15から変わったわけではなく原点回帰でまた15周辺に戻っていくだろう
・予想収益(予想PER)は信じるな。アナリストは常に利益率を事実より楽観しすぎて高く見積もり続けた。
実績PERで見るべきであり、今後10年後の収益予想に関してはCAPEレシオが最も信頼に足る。
・再三いうが株式をキャッシュに戻せという主張ではない。
米国の期待リターンが今後10年はインフレ調整後3%の期待値だという事実を資産運用計画に盛り込むこと。
下落・調整局面のリスクが高まっていることに留意する、資産配分に気をつけろということ。







大変勉強になるサイトなので自分用メモという意味もありまとめました。
どういった対策が考えられるでしょうか?
①伝統的な『かまごを一つの籠に盛るな作戦』たとえば資産の40%を日本国債やゴールドなどに分散して調整局面に備える
②米国株の中でも低PER配当株を選好する
③投資先を地域別インデックスで分散し低PER地域にオーバーウェイトする

現在ぼくが実施しているのは②と③です。
②については、米国にかぎらず個別株では高くても19以下(なるべく15以下)のPERの個別株を買っていますので高PER株を買ったことはありません。
ビタリー・カツェネルソンの研究ではレンジ相場(非強気相場)では一貫して低PER株がS&P500をアウトパフォームすることが判明しています。
③については僕の場合は、世界を4等分(新興国、米国、ヨーロッパ先進国、環太平洋先進国)に分割して、バンガードETFにより、低PER地域へオーバーウェイトするようにしています。(今なら新興国と環太平洋先進国オーバーウェイト)

①については僕は実践していません。
また前述のビタリー・カツェネルソンはレンジ相場(非強気相場)でも債券のリターンは株式と同じ程度であるとデータで示しています。
ただ現在ぼくは独身ですが、もし家族がいる場合はライフプランへの影響や家族の不安を取り除く目的でぼくも①を実施すると思います。
  1. 大事なメモ記事
  2. | コメント:0

新興国株式インデックスを超オーバーウェイトしている世界的投資家とは

靴磨きおじさんは生活防衛費以外すべて株式に資産をおいている上に、その株式資産の中の40%は新興国株式という、良心的市民から見たらなかなか〇〇〇〇な人奇特な人です。
靴磨きおじさんの株式内の各地域バランスは、自分の感覚とハーバード大学の基金、シンガポール政府の基金、その時のPERによって決まっていますが、世界的な有名投資家で新興国株を超オーバーウェイトしている人はいるのでしょうか?
最近ネットサーフィンをしていて偶然そのような人を見つけました。

それは、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者であるレイ・ダリオ氏です。
レイ・ダリオ氏の株式ポートフォリオは以下のようになっているそうです。

https://monex.ibillionaire.me/funds/29/ray-dalio/bridgewater-associates

なんと新興国全体への株式インデックスである3銘柄を以下の配分でもっています。
VWO 31.34%
EEM 23.17%
IEMG 2.30%
これだけで株式投資の56.81%になり正気の沙汰ではありません大変アグレッシブで素敵なポートフォリオを組んでいらっしゃいます。
ちなみに他にはS&P500に連動するSPYを21.44%もっており、あとは細かくいろいろな米国株をもっています。
しかし主力はVWO、EEM、SPYの3本であり、この3銘柄で全体の76%を占めることからも、レイ・ダリオ氏は個別株投資家ではなく、インデックス投資家といっていいと思います。
米国株へはこまかく個別株投資していますが、新興国へはEEMやVWOで分散したインデックス投資しかしていないという点は個人投資家の我々にも参考になる事実かと思います。
新興国株式インデックス超オーバーウェイトの理由が、単にこの何年間かバリエーションで安いからなのか、新興国重視型なのか、天才なので色々べつの考えがあるのかはわかりませんが、新興国超選好、ほぼインデックスファンドで投資ということで、バフェット氏とは対照的に見えます。
また、株式への投資が全資産のうち何パーセントか、このページからはよくわかりませんから、債券など他の資産を大きくとってそこでリスクを大幅低減しているのかもしれませんね。
  1. 投資の記事を考察
  2. | コメント:0

靴磨きおじさんなぜかこの株高のタイミングでVWOとSSLを追加投資!総資産に占める株式の割合は未知の92%へ到達!

先日書いた通り、靴磨きおじさんは新興国投資が大好きで、いつもリスク資産の40%は持っていたいと思っています。
(よほど不自然なバリエーションなら減らしますが)
そして最近エクセルでポートフォリオ管理してたら新興国の比率が下がっていることが判明。
新興国を40%まで引き上げるには40万円の追加投資が必要なことがわかり、いてもたってもいれず、ついつい投資を実施。

その結果、キャッシュポジションは10%から未知の8%まで下落。
キャッシュポジションが少なすぎるので20%に上げるまで投資とめるって決めてたのに・・・
心では駄目とわかってるのですが、投資中毒の身体が勝手に株購入ボタンを押していました。
やばいです。
自分の想定する生活防衛資金(転職、失職、病気、婚活)考えると明らかに足りてません。
というわけでキャッシュポジション20%に回復するまで絶対投資しません!
がんばって現金積み立てるぞ!と心に決めました。

ところで買った銘柄ですが、SSLを20万円とVWOを20万円買いました。
購入日 2017/3/21 2017/3/21
購入額(ドル) 1,680.0 1,680.0
グレアム指標7項目 SSL VWO(ETF.com)
購入株価 28.2 40.1
S&P信用格付けB以上(長期自国通貨) BBB -
負債比率1.1倍未満 0.4 -
流動比率1.5倍以上 2.2 -
過去5年間EPSを伸ばしている(下が2016) 38.9 -
43.3 -
48.2 -
48.7 -
21.6 -
株価収益率(PER)9倍未満(5年平均) 15.3(10.8) 18.9(17.1)
株価純資産倍率(PBR) 1.2倍未満(5年平均) 1.2(1.9) 1.7(1.6)
配当金を出している(5年平均) 3.6(4.5) 2.52(2.11)
靴磨きおじさん指標3項目    
30年単位での株価の推移 -
世界的に独占力を持つグローバル企業 -
嫌われ者セクターorシーゲル推奨セクター -
     
グレアム指標得点 6.0  
靴磨きおじさん指標得点 3.0  
合計得点 9.0  

SSLは優秀ですね~
2016年だけEPSをがくんと落としているのがグレアム指標に沿わないんですが
ストライキ関係か、石油価格がどうのこうのという話なのか、よくわかりません。
情報収集のしかたもよくわかりません。
ただ1年だけなので、この年に何か特別損失的なものを出したのだろうきっとということで、PER、PBR、配当利回りと、全て優等生なので20万円追加しました。
これでSSLはリスク資産の5%に達したのでもう追加投資はなしです。
VWOは上がりすぎてもう旨味はなくなってきました。
PERはバンガードページ基準で18.9、ETF.comで17.1とすでにやや割高に。
それでも米国やヨーロッパよりは割安というところです。
今PER17で買うのと、2年後に同じ株をPER15で買うのはほぼ同義ですから許容範囲です。

というわけでしばらく株式投資の積立は休眠予定。
給与から考えるとキャッシュを資産の20%までかさ上げするのに、おそらく9か月くらいかかるかもしれません。
しかしその間に暴落がはじまってしまった場合はキャッシュポジション低いまま積立再開しますが…

ちなみに現在の各地域のPERは以下のようになります。

emarging total US total US大型 ユーロ先進国 total アジア環太平洋先進国 total
2017/3/21 2017/3/19 2017/3/19 2017/3/19
グレアム指標7項目 VWO(ETF.com) VTI VOO VGK VPL
株価 40.1 122.2 218.3 51.5 63.2
株価収益率(PER)9倍未満(5年平均) 18.9(17.1) 24.9(28.8) 23.5(25.0) 23.7(24.6) 16.8(17.3)
株価純資産倍率(PBR) 1.2倍未満(5年平均) 1.7(1.6) 3.0(3.0) 3.1(3.1) 1.8(1.8) 1.4(1.33)
配当金を出している(5年平均) 2.52(2.11) 1.9(1.4) 2.0(1.4) 3.3 2.4(2.24)


VWO(新興国)、VPL(パシフィック先進国)→すでに標準よりやや高いが、積立をやめるレベルではない
VTI(米国)、VGK(ヨーロッパ)→暴落が起きてもおかしくないレベルで高いので低PERの個別大型株を買うほうがいいかも・・・
という個人的感想です。
ただPERの面白いところは、不当に高い(たとえばPER25)でもそのあと長期(10年単位)にわたり上がり続けることも多々あるので
(そしてPER10前後まで一気に調整することも多々あるので)なんともいえません。
高すぎるときでもポジションを売るのが悪手である可能性が高いです。
するとどうするのがいいという回答はないのですが、持っているものはともかく、これから買う分は高PER相場の時期は、低PER個別株に資金投入することでパフォーマンスがS&P500よりよくなることが判明しているそうです。

しかし先日読書感想文で触れましたが、PERが25を超えたときの暴落による調整ではPER10前後まで落ち込むことが歴史上何度かあり、(なので平均するとPERというのは15前後になるんだとか)、今の状況でPER10になってあと円高にもなったらビビりますよね。
どうしますか自分のもってる株式の価値20~30%になったら。
僕はどうしましょう。
いや~信じられないけど、過去のPERチャートみてると何度も起こってることだからなんともかんとも・・・
  1. 個別株の銘柄選定方法
  2. | コメント:0
次のページ