靴磨きおじさんの米国ETF投資

米国のボラティリティが低く、高リターンを持続することは不可能であると思う

リーマンショックの底からの米国株チャートの上昇を見たことがありますか?
まるで超高利回りの債券のごとく、ほとんど調整らしいものも見せずにハイペースで上昇し続けています。
近年はとくにそうです。
このことはよく指摘されています。
ボラティリティが低いと言われています。
ボラティリティが低いとは標準偏差の値が小さいということです。
これは持続可能だと思いますか?
ぼくは不可能だと思います。

Sin título

なぜ不可能だと思うか。
シーゲル教授の「株式投資」だったか、「株式投資の未来」だったか、推薦者の人がこんなことを書いていたと記憶しています。
「株式は債券に対するボラティリティがリスクプレミアムとして追加されなければならず、そうでなければ持続不可能だ」
この考え方はぼくは大事だと思っています。
リスクが高いとリターンが大きいのではありません。
ぼくの考えですと、リスクが大きいので、リターンが相応に高いレベルまで価格が調整しているのです。

つまりあるところの標準偏差20で年利益の30倍で売っている金融商品があります。
またここには標準偏差5で年利益の30倍で売っている商品もあるとします。
すると前者を選ぶことは合理的ではなくなる。
よって前者は価格のブレを許容すると参加者が思う水準まで値下がりする。
さて前者が半額になったとしましょう。
年利益の15倍で売られ、標準偏差20で売られるため、後者のリターンが3.3%程度期待されるのに対して
前者のリターンは6.6%期待できます。
これが株式市場の正体だと思っています。

話を戻しましょう。
もし米国が安定して上昇を続けボラティリティが小さい性質を身に着けてしまった場合
リスクプレミアムが消滅しリターンは減るはずです。
もしくは今が偶然のときであり、あるとき突然過激なボラティリティが復活し、市場参加者をめちゃくちゃにかき回すはずです。
ぼくはボラティリティが復活するほうだと思います。


This time is not different also.
Very very obviously true.

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  1. 株式投資に関する疑問
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IBMが一晩で9%の上昇を演じる。ぼくはいいたい。Congratulation ! Congratulation !

IBMが146ドルから一晩で160ドルまで、9%の上昇を見せたとのことです。
バフェットがIBMを売却して株価がより一層下がりましたがそのときに

いや、バフェットよりもむしろ俺が正しい

と考えるほどの肝のすわったバリュー投資家が報われた反発といえます。
ぼくはそういう投資家が好きです。
バフェットの真似をしてそれっぽい理由をくっつけてIBMを買い
今度はバフェットの真似をしてあの会社は終わっただなんだとそれっぽい理由をつけてIBMをさっさと売る人より
バフェットが売って株価が落ちたらお買い得じゃないかと買い増す、自信家で頑固なあなたのほうが好きです。
IBMが長期で本当に優れた投資先なのか、市場平均に負けてしまう銘柄なのか、ぼくは知りません。
しかしIBMが今後大きく上昇して、そういったまわりに愚かと思われている反逆のバリューハンター達が
市場を打ち負かせば痛快です。

しかし知っての通り、株式投資、とくに個別株の売買は生き馬の目を抜く世界。
安く買って、知らないやつに高く売りつける、だれもが獲物を狙って舌なめずりしている魔境です。
ぼくもあなたの金を狙っていることをさとられないないように今回は笑顔でこう言おう。

Congratulation !  Congratulation !

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株式投資に必要なマインド

気になる女の子にメンヘラばりのしつこいウザ絡みを続けてしまい女の子の心が離れていくのを感じる靴磨きおじさんですこんにちわ。
だめだよね。
毎回だめってわかってるんだけどなんかLINE10連打みたいなのやっちゃうんですよね。
軽くしにたい。


さて、話題はかわりまして、あるブロガーさんが投資と麻雀の資質を比べる記事をアップしていました。
それを読んでけっこうわかるなあと思いました。
というのも靴磨きおじさんは昔、トレーディングカードゲームをやっていたのです。
ちなみに、なんとトレーディングカードゲームではカードを買った額は30万円かそこらですが最後にやめて売却した時は130万円くらいまでの価値になっており、バフェット並の年率リターンでした。
しかし今回は年率リターンの話ではなく、トレーディングカードゲームの試合そのものと投資の類似性に思いを馳せます。
そして、株式投資に向いている資質というものを考えています。


①確率と分布と統計への理解
カードゲームをやっていて、あきらかに一つのボーダーラインがありました。
確率をわかっていない層の人とわかっている層の人がいるのです。
つまりコンビネーションの何ターン以内に何%でそろうかとか
起こる確率とそのリターン期待値がわかっているかどうかで、投資家もまた、ぶっちゃけ2つの層にわかれると思います。
なんじゃらほいと思わず高卒や文系の人も簡単な統計や確率分布の本を読んだほうがいいと思うんだよなあ・・・

②投資は人間の行動と心理が影響するから完全に算数通りの結果にはならないことへの理解
①と相反するのですが、投資は人間の行動と心理が影響し、完全に算数通りになりません。
それが良いところなのですが・・・
また面白いことに、この心理および行動というのは、株価やインデックスを動かす群衆心理と
自分自身のバイアスを理解する自分の心理の2つのポイントがあります。
これを実際の自分の行動にフィードバックとして取り入れる人は強いと思います。
具体的にはものすごく売買が少ない人や、指数に対して自分のリターンが劣るときに冷静に戦略をつらぬく人や・・・
また算数通りではないというのは、たとえば「根拠なき熱狂」発言や、ロングターム・キャピタル・マネジメントのロシア債務不履行や
ソロスの米国株ショートなど、非合理的でほとんどおこりえないことが市場でたびたびおこり天才や数学者ですら
逆のことをしてしまうという意味です。
これに対抗するのはレバレッジをかけないことや、信じられないような最悪のリターンを想定し戦略をたてるしかないと思います。


③頑固で人の言うことを聞かない
世界の株式インデックスに分散したETFに定年まで毎月一定額を積立つづけるのがほぼ最高のリスク/リターンを約束するとして
それを平然と50年間続ける人のメンタルはどのくらい頑固で初志貫徹型で人の言うことを聞かない人間でしょうか。
やってみればわかりますが、難しいことです。
しかしたとえばVTに毎月一定額を50万円積み立てれば、ほとんど全ての投資家相手に勝ってしまいます。
しかしそんなことはほとんどの人間ができません。
できたら世の中はロナルド・リードさんだらけです。
みんな10億円も持っていないということは、できていないのです。
また、割安株のバリュー投資戦略をはじめるとして、それが長期間インデックスにすら負けて
どれくらいの人が平然とクズ株を持ち続けられるでしょう。
これまたわかっていてもほとんどの人ができません。
ぼくも挑戦しましたがわずか9ヶ月で挫折しました。
みんなができたら、世の中の投資家はかぶ1000さんだらけです。
また一度戦略を決めたら他人や権威的投資家が何を言おうと平然とホールドする肝の強さもまた重要です。
あの人がああいったこういったとフラフラ売買しているようでは儲かるのは証券会社と日本政府だけです。
(靴磨きおじさんの手数料支払っぷりを見ればわかると思います)
その戦略がなんであれ、たとえば、他人がなんと言おうと
「うるせーおれは米国の低PBR小型株が最強だと知ってるんだ他人は全員馬鹿なんだ」と信じ続けて
今後50年間いっさい他に目もくれずVBRに毎月一定額積立てる超頑固な人がいてその人は売買を何度もしてしまう他の90%の投資家とは比較にならないリターンを得ると思います。


もちろん靴磨きおじさんもここまで書いたことを全く実践できていません
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7月に購入してから14%以上上昇したロシア株ETFのERUS 今のバリュエーションを再評価

靴磨きおじさんや一部マニアが大好きなゴミクズ株代表のロシアETF
7月に29.8ドルで買ったところ、34.0ドルまで14%以上の上昇を短期間で演じました。
むずかしいことはいいません。(というかわかりません)
きっと原油が上がったから連動したのでしょう。
そんなロシアのETFの現在バリュエーションはいかがなのか。
正直、ERUSは2016年初期に22ドル程度で取引されておりそこからとんでもなく高くなってしまいましたが、まだ買う価値はあるのだろうか。
いまだサテライト戦略の銘柄としてギャンブルする妙味は残っているのだろうか?

新興国のバリュエーションを多角的に評価する方法についてはたけぼうさんが採算記事にしています。
とても勉強になります。
新興国株投資で気をつけたい事とBRICS経済状況
ぼくもクラブとかでわりと頻繁にブロ達と「Take-Bowさあ...いいよね...」と話題になります。
しかし靴磨きおじさんはまだそこまで総合的な判断をするほどリテラシーが高くなく
そういう記事を読みつつも、超簡略化された激安国投資戦略を実施しております。

それが何度かあげたCAPE激安法です。
世界で最もリスクの高い株式市場とは?(WSJ ロシア株投資について)

この記事を読んでもらえばわかるのですが、1980年~2014年の測定結果で
国のCAPEが7を割るとその後5年の平均リターンが21%になりました。
単にそれを使う方法です。
ちなみにこの測定時期の35年間で対象国44カ国で、合計800件のデータを集めたところ、CAPEが7を割ったのは28件だけだったそうで、年1回(1カ国)、対象があるとラッキーな程度の頻度ですね。

現在のロシア(ERUS)を見ると・・・
Yahoo finance のHoldings で見ると
https://finance.yahoo.com/quote/ERUS/holdings?p=ERUS
PE6.84 PB0.72です。
低いですがどのタイミングでの測定結果かは不明。

Ychartsで見ると
https://ycharts.com/companies/ERUS
実績がPE7.9 PB0.76
予測がPE7.2 PB0.74
10月6日の測定(33.5ドル)ですのでここから1.5%(34.0ドルまで)あがっています。
よって現在は実績PE8.0 PB0.77です。

次にブラック・ロックの公式でみます。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239677/ishares-msci-russia-capped-etf
10月11日(現在株価ですね)測定で実績PE7.0 実績PB0.74です。

次にETF.comで見ると
10月11日(現在株価)測定でPE7.5 PB0.75です。

というわけでERUSはサイトによりますが実績PE6.8~8.0 実績PB0.72~0.77です。

最後に(まあこれが完全にいつもメインの判断先なんですが)
スターキャピタルの例のページで見ると
これはERUSではなくロシアの株式インデックスなのですが
http://www.starcapital.de/research/stockmarketvaluation
9月30日測定でPE8.0 CAPE5.6 PB0.8です。
ここから現在ERUSで見ると33.6ドル➜34.0ドルで1.2%値上がりしたので
PE8.1 CAPE5.7 PB0.8です。

最後にシラー教授がロシアを小馬鹿にしつつもCAPEで見れば激安である旨を
「26か国でCAPEレシオが最低なのはロシアだ。
これだけ低いから、考えてもいい。
別に勧めているわけではない。」
と言及した9月22日のERUSの価格が32.9ドルで、そこから3.3%上昇しています。
http://www.financialpointer.com/jp/%e3%83%ad%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%a9%e3%83%bc%ef%bc%9a%e3%80%8c%e5%bf%83%e9%85%8d%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8d%e3%81%af%e5%bf%83%e9%85%8d%e3%81%aa%e3%81%97%e3%82%8b%e3%81%97/2/

というわけで、各サイトのバリュエーション計算から見るに
CAPE5.7 PE7~8 PB0.7~0.8程度である現在は有名な映画の煽りを借りると

まだマーニーあう!
まだまだマーニーあう!


といえるでしょう。
なにしろCAPEがいまだ6未満とゴミ扱いなので。
ぼくのようにギャンブル好きな方はサテライト戦略で(将来70%くらい下落しても靴磨きおじさんを恨まない範疇で)
ロシアにオーバーウェイトしてもスリリングで面白いかもしれませんよ。
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2009年以降に投資をはじめた投資家はまだ全く真の投資家とは言えない

靴磨きおじさんは2013年の年始に投資をはじめました。
成績は
2013年 20.76%
2014年 25.54%
2015年 0.23%
2016年 -0.92%
2017年 12%(10月前半まで)
です。
そこで年平均利回りを計算すると2017年をざっと年平均リターン換算15%として

5年間のリスク資産の算術平均リターン12.1%程度です。

これは良い成績でしょうか?
しかしちょっとまってください。
VTに投資して寝ていた人はどうなるでしょう。

ためしに世界株式インデックスの配当込みの円リターンをみてみましょう。
FTSE 全世界指数 (All-World) (円)
5年平均+18.9%

はい負けた。



諸経費と配当税差し引いてざっとリターン18%程度といったところでしょうか。
世界の株式インデックスに分散投資して寝てたほうが良かったですね。
一応言い訳させてもらうと外国債券にも時期によって30~40%いつも投資していたので
それがリターンを何%か押し下げたはずです。

このように基本的に個人投資家というのはいろいろこねくり回してますがVT一本つみたてて寝てるだけのおっさんに90%負けるように世の中できてるのです。
クソ雑魚です。
自分はクソ雑魚ですが、だいたいの個人投資家もまたクソ雑魚なのです。


また、そもそも2009年以降はVT(世界株式インデックス)をみてもずっと上がり続けています。
わずかな急落もありませんでした。
2009年以降組は投資の良い面と悪い面の、良い面しか経験していないと言うことです。
標準偏差20とも言われる外国株式に投資していて
40%や30%の暴落すら経験していない世代がまともに個人投資家を名乗っていいものでしょうか?
個人的にはとてもじゃないですが・・・

よって大事なのはポートフォリオとメンタルの準備をしておくこと。
それから2008年以前から投資を(しかも規律を守って)継続している人を注意深く観察することかと思います。
彼らの投資に対する姿勢、ポートフォリオ、距離の置き方、戦略から、きっと暴落を乗り越えるヒントが見つかるはずです。
当ブログにも20年近くの単位で投資を継続している人がいますが
自分は普通のブロガーの人のポートフォリオよりそういった人の戦略を非常に参考になると思います。
またリーマン以前のバリュー投資コミュニティにおいてグルとされていたKAPPAさんという方がいるのですが
(株式に関する書籍は非常に勉強になる良い本です)彼の最終的な着地点や現状のポートフォリオがどうなったのかを知ると
とても興味深いところがあります。
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