靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資

ウォーレン・バフェットが個人投資家に与えてくれたものは平易な言葉の中に

9ヶ月間、個別株戦略で悪戦苦闘してきた結果、個別株戦略に敗北して撤退することを考えています。
なぜそうなったのか、どう考えているのか、言い訳と方針は、今後ながながと書くつもりなので、そのときに笑いにきてもらえれば幸いです。

さて、結果的には惨敗撤退する個別株戦略ですが、得たものは非常に多かったです。
様々な本、サイト、バフェット、レイ・ダリオ、ETF、バリュー、グロース、小型株、高配当、無配当、PER、CAPE、PBR、FEDモデル、フレンチ・ファーマのモデル、ネット・ネット株戦略、ROA、ROE、人口増加率、成長の罠、この9ヶ月で本当に多くの新しい知識を得て、楽しかったです。
完全に比率をFIXして全く勉強に興味がないまま先進国と新興国のインデックスファンドを持っていた時は知ろうとしなかった世界がありました。
知らないままインデックスファンドに投資するのと、今のようにいろいろと知った後にインデックス投資に戻るのでは景色がぜんぜん違って見えます。
今後は、いろいろな観点から見るバリエーションを重視したバイ・アンド・ホールド型のETFインデックス投資家としてやっていこうと思います。
リターンが改善するかは疑わしいですが、以前のようになにも知らずにインデックスファンドに積み立てていたときより、とても楽しめるでしょう。(ロナルド・リードおじさんのインデックス投資バージョンみたいなスタイルを目指します)

バフェットは個人投資家に本当に多くの身になるアドバイスをくれましたが
バフェットの言葉のなかで、個人投資家にとって(とくにぼくのように頭の悪い個人投資家にとって)
真に価値が高いアドバイスは、平易な言葉の中にあると思います。
たとえば、レイ・ダリオやガンドラックはすごい男だと思うし、ぼくもポジションの参考にしていますが
彼らが金の価値やバリエーションについて難しい理論の話をはじめても、僕は頭を抱えてしまいます。
しかし、バフェットは金についてこう言っています。(今週のバロン参照)


『これまでにとれた全ての金を手に入れたら、一辺が20mの立方体になる。一方その価値と同等のお金を使って、全米の農地を購入して、さらにエクソンモービルを16社買って、それから1兆ドルのお小遣いをもらうこともできる。巨大の金の塊とどちらが大きな価値を生み出すと思うだろう?』


ぼくはアンチ金ではないし、むしろ金の特性はすごく役に立つと思います。
しかし、ここでのポイントは金が良いか悪いかではなく、バフェットの視点と、それを平易にぼくのような一般市民に伝えてくれるセンスです。
レイ・ダリオやガンドラックが金のバリュエーションについて難しい金融工学を使ったツイートをするより、バフェットのほうが一般市民が、「あ、そうか」と意味のわかる本質を教えてくれます。



将来、たとえば仮想通貨が大流行して、仮想通貨に投資しないと馬鹿だ、とみんなが言い出した時、バフェットの言葉は普遍性、あたりまえの事実をぼくたちに突きつけます。

また、話がまた戻りますが、この言葉も好きです。

ポーカーをやり始めて20分たっても、まだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ。

この言葉を学んだだけでも、どうしてインデックス投資をしているかわからず、「とりあえず世界の株式インデックスに分散投資してれば年間5~6%リターンが出続けるらしいよ?」と思って投資してきたぼくと、個別株を通して多くを学んでインデックスに帰ってきたぼくには明確に違いがあると思います。
自分がなにをしているか分かる範囲でだけの投資を心がけたいと思います。
スポンサーサイト
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

この3ヶ月間の靴磨きおじさんのポートフォリオは新興国ETFで稼いだ利益を米国個別株がぶち崩していく、そんな塩梅です(その他雑感)

何回か書いていますが、現状ぼくの株式ポートフォリオは57%が新興国ETF、43%が米国個別株戦略です。
このポートフォリオですが、過去3ヶ月間で、新興国が6000ドル稼いで米国個別株戦略がそのうち3000ドルをマイナスで奪っていく、そんな状況です。
米国個別株で選んだ10銘柄のうち、短期間で4銘柄(!)の-10~-25%の下落を引き当てており、なんか逆の意味での才能を感じており恐ろしいですね・・・
というわけで米国個別株戦略はVOOやVTIに余裕で負けており、新興国株式様のおかげて息してる状態です。
(米国株式から新興国株式に資金逃しとけってアドバイスくれたレイ・ダリオさん、ガンドラックさん、シラーさん、ありがとう・・・)
この急落銘柄を引き当てる才能を使って株式投資を米国株1本に絞っていたら今頃そうとう悲しいことになっていました。

冗談半分(しかし半分は本気である)の感想は置いておいて
やはり定量分析による個別株戦略はグリーンブラッドのアドバイス通り、10銘柄では少なく20~30銘柄必要なようです。
(これは中央値と平均値の問題が非常に大きいのですが、前も触れましたがまたそのうち書きます・・・ようは爆あたり銘柄が平均を押し上げるので銘柄が少なすぎると中央値でインデックスに負けるという研究があるのですが・・・)
そしてやはりこの戦略は少なくとも3~5年継続しないと成績は安定しないようなので、2020年までか、2022年くらいまで継続して、それでも明らかに米国株式インデックスに劣るなら、米国株もインデックスにシフトします。

それから、米国がどのくらいの水準になったらお買い得と感じるかですが
現在VOOは222.9ドル 実績PER21.8、予想PER20.4
VTIは124.2ドル 実績PER21.5 予測PER20.4です。
ということは現在の予測PERで判断して、なおかつ今の利益を本質的に米国企業が稼ぐ実力を持ってるとすると
超長期平均のPER15、もしくは少なくとも2000年代平均のPER17程度になったら買っても悪くないと思えます。
ということは、今の73%程度の水準、少なくとも今の83%くらいの水準を下回れば、米国株式を通常のウェイトで持ってもいいかもしれませんね・・・
対してVWOは42.9ドル 実績PER15.0、予想PER14.2
IEMGは52.4ドル 実績PER15.2 予測PER12.9です。
かなり値上がりしたのに嬉しいことにまだまだ買える水準です。
今は韓国がバーゲンセール期間なので、韓国を含むIEMGのほうがお買い得になっています。
本来東アジアの比率が少ないVWOのほうが好みですが、今の傾向が続くなら、IEMGのほうがほしいです。
現在新興国を株式内で57%まで持っていますが、62%ホールドしてるレイ・ダリオおじさんを見習って60%まで比率を引き上げていきたいですね。
(ちなみにVEAは米国ほど高くないけど新興国ほど安くない、そんな状況です)

やや調整が見えてきた局面になると気になるのが、株式:債券比率の戦略です。
①バフェット、シーゲル、ロナルド・リードなどが実施するのは、余裕資産のほぼ全てを株式に投入する戦略です。
60%評価額が落ちても鼻で笑って追加投資できるメンタルがあれば効率が良いです。
②ボーグルやレイ・ダリオなどが推奨するのは、たとえば50%なら50%と株式の比率を決めて、残りを債券や金、キャッシュにしっかり分散する固定型分散です。
③もっとも難易度が高いのが、株式と債券の比率を相場環境を読んで変える方法です。
最も難易度が高く世紀の天才や経済学者でもしばしば失敗してすっからかんになります。
有名で簡単な考え方だと、たとえばFEDモデルなんかが参考になりますが、だれも保証はしてくれません。(FEDモデルは考え方が単純で合理的で好きなのでそのうちブログでも触れたい・・・)

個人投資家はもちろん実力を必要としない①か②の戦略を取ると失敗がありません。
すでに大きな資産を持ち守りたい人は②が良いでしょう。
今は資産が小さく、これから数千万円、1億円という目標がある人はリスク許容度に応じて①か②がいいでしょう。
③はぼくも興味がありますが、最も難しく、失敗しても誰も助けてくれない道です。
また、もっとも最悪なのは、好景気のときに①の戦略をとり、株価が暴落したら意気消沈して②の戦略に資金を移すような後追いです。
それだけはやらないように気をつけようと考えています。
(逆に、普段は②の戦略をとっていて、世界的な恐慌のときにだけ①の戦略を取るならぜんぜん合理的ですがね・・・)
どちらにしろ、ポートフォリオの株式比率はフィックスして、そのポリシーに反する行動を取らないほうがあとあと後悔する可能性は低いと思います。

投資以外では先日ヘッドホンが壊れてしまいましたのでゼンハイザーのHD598CSを注文しました。
この値段でこんなに性能が良いなんてなんてリーズナブルなんだ!と言われているヘッドホンで、まさにバーゲン好きのバリュー投資家向きです。
使うのが楽しみです。

仕事では、1年間、合わないなあキツイなあ、と思う部署で働いていましたが、行きたいなーと思っていた部署に転勤の可能性が高まりました。
まずは2ヶ月そこの部署でヘルプで働くことになりましたので、そこで頑張ってパフォーマンスを発揮して引き抜いてもらえないか、試してみます。
(今のところ、2ヶ月のレンタルという名目で行きますが、本当に所属が移る可能性は50:50くらいでしょうか・・・ぼくは下っ端なので謎です)
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

iFreeから超低コストのS&P500インデックス発売か

iFreeからS&P500インデックスが信託報酬0.243%で今月末に出るという噂が回ってきました。
インデックスファンドを取り巻く環境は年々よくなっていきますね。
ぼくのように超低コストかつある程度地域を分けた投資が好きなETF組も数年のうちに欲しい商品をインデックスファンドで選べる状況になるかもしれません。
今はまだ自分にはETFのほうが使いやすいですが。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

シーゲル教授の本を曲解して「新興国は成長の罠があるから米国100%」派には悲報 シーゲル教授が新興国など国外投資を推奨

ロバート・シラー vs ジェレミー・シーゲル

Yahoo financeがシラーとシーゲルの愛すべきじいさんコンビにインタビューしています。
面白いのは、50年来のマブダチらしい二人のイチャイチャぶり、あとは、普段、弱気派シラー、強気派シーゲルとしてならしてますが、実際は二人とも主だった主張はおおよそ共通している点でしょうか。

さて、リンク先記事にも書いてありますがインタビューでこんなやりとりがあります。
シラー教授が、そもそも、主要市場の中で米国のCAPEが一番高い、米国外に資金の逃避先はいくらでもありバリュエーションは低い、この点に関してはシーゲルも同意すると思うが。。。と話を振ります。
それに対してシーゲルは、そもそも株式市場の半分は米国外だ。中国などエマージングマーケットの成長率は良く、バリュエーションが安い。と話しています。

再三、このブログでは再三主張していますが、成長の罠の意味を曲解しないことです。
シーゲル教授が著書の中で触れたのは、高成長の中国が一時期バリュエーションで割高になりすぎた状況に触れて、期待で株価が押し上がられたところに投資すべきではないと言っただけです。
今のアマゾン株のような状況です。

結局、シラーも、シーゲルも、往年のテンプルトンと言っていることはかわりません。
世界中のマーケットに目を向けて、将来性があり割安のところに投資をすべきであり、それは米国に限定する必要はないと言っているのです。
そしてこういった著名人の意見がだんだん浸透すれば、今割安の国への資金流入が止まらなくなり、いずれそのマーケットが割高になります。
その時は逆張りバリュー投資家は新たな獲物を探せばいいのです。。。



それにしてもアメリカ人の英語、とくにシーゲルの英語は聞き取りずらいですね。
インドやシンガポールの英語ならおおよそわかるのですが、いまだにアメリカ人は何話してるのかさっぱりわかりません。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:0

『飲む 打つ 買う あと喧嘩』 依存性があり後ろめたくても止められないもの

しばしば語られることがありますが、依存性が強く、人間の欲望に深く根ざしており、資源や技術のバトンタッチにも関係せず、後ろめたく罪悪な銘柄。
これは長期保有すると市場平均には打ち勝つのではないかと言われます。
なぜなら人の欲望は止めることができないし、しかも罪悪感から割安放置されやすいため長期リターンが平均を上回る特性があるためです。
具体的にはこういった銘柄です。

・タバコ
・酒
・軍事
・ギャンブル
・マリファナ
・セックス

まさに「飲む 打つ 買う」ですね。
飲む打つ買うに喧嘩(戦争)の4セットで人類の四大原罪かと個人的には思います。
とくにタバコ、酒、軍事は、歴史が長く、世界的なブランドが多く買いやすいでしょう。
これらの銘柄をPERが低く下落したときに買い進めれば、あなたは大きな金を手に地獄に落ちる可能性が高いかと思います。
ギャンブルとマリファナは上の3つほど世界的ブランドかつ歴史が長い会社はないかと思いますが、割安なときに買い進めれば、大きな利益になるでしょう。
セックスに関しては世界的な伝統企業がありませんね。
もし今後そのような、世界のセックスを牛耳る会社が出てくれば投資する価値は長期では非常に高い。
牛耳るというのは、リアルか、バーチャルか、は問いません。

人類の歴史で人々がこの欲望をとめられたことは有史以来ありません。
ですので、あなたが死ぬまでこれらの分野が衰退するなんてことはありえないでしょう。
僕は人間がこれらを止められる方にベットするなんてありえませんね。人間はそんなに善良じゃないでしょう。

ちなみに靴磨きおじさんは、今でこそ定量的なスクリーニングによる銘柄選定をしますが(数字しかみません)、その前に個別銘柄を買っていたころは、軍事、タバコ、酒の世界的ブランドに投資するのを最も好んでいました。
罪深いことです。あーめん。
  1. 投資雑談
  2. | コメント:2
次のページ