靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資

2017年6月 目標ポートフォリオの決め方について④

最後は、株式内の詳細バランスの決め方を少し説明します。



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前述の通り、自社株は前に買ったものをもっているだけで、調整できない部分です。
それを取り除いて、残りを米国に半分、それ以外の国(これから米国を抜く可能性も高い中国インド周辺)に半分ずつ、ベットしています。
ヨーロッパおよび日本は勢いがなく感じるので、切り捨てています。
しかし思いの他、ヨーロッパや日本が今後最高のリターンを出すかもしれません。
日本やヨーロッパのPERがありえないほど低く、それなりのROAであった場合は、VGKやVPLを使って、新興国のかわりに積み立てると思います。


米国個別株ですが、現在7銘柄しかありませんが、来月末までに、10銘柄まで増やす予定です。
10銘柄というのは、(どうにもならない自社株は無視して)株式クラス内で、1銘柄に託すリスク比率にして5%程度と認識しているからです。
これは、ジョエル・グリーンブラッドの「魔法の公式」戦略における銘柄数を20~30(つまり1銘柄あたり3.3~5%持つ)にするように、というアドバイスの影響もあります。
彼の考え方だとこうです。
単純な指標買いをして企業の内情をまったくシカトするバリュー投資の場合ボラティリティを打ち消すために20~30銘柄買う必要がある(例:シーゲルの本を読んだところ、低PERはリターンがよくなるので知らない低PERの会社を内容を無視して20銘柄買った)
企業分析を十分に行い、絶対に自身のあるバリュー銘柄を買い集める場合は5~8銘柄もあれば十分だろう(例:非常に多くの研究を重ねて絶対の自信のあるアップル、ウェルズ・ファーゴ、コカコーラ…といった5社だけを買ってホールドしている)
自分の場合は前者の例なので、1銘柄あたりの保有量を自分で5%と決めているわけです。
ちなみに初心者にかんたんなのは前者です。

次に米国以外の地域のETFですが、最初はバリュエーションが良いなと思った地域に、とくに新興国を中心にヴァンガードのETF(VWOとVGKとVPL)をひたすら買い集めて売却せずにホールドする作戦を考えていました。
こうすれば、悪くとも米国以外の世界平均リターン前後の数字が手に入り、手数料もタダ同然だからです。
しかしどうしてもギャンブルバリュー投資家の遊びも組み入れたくなり、ETF全体を80%のコアと20%のサテライト(遊び)に分けることにしました。
リターンのほとんどはコアで決まるが、20%の遊び部分で(買っても負けても影響が小さい範疇で)個別国ETFのような手数料が高くリスクも高いものを売ったり買ったりできるという寸法です。
さて、コア部分ですが、現状ずっとVWOを積み立てています。もしVPLやVGKが極端に安い時期があったら、そっちを買う可能性もありますが、一度買ったらもう売らないという方針をたてています。
サテライト部分ですが、全額をロシア株ETFに投入しています。
ロシア株ETFの保有ルールですが、完全に米国個別株を買っている「魔法の公式」ルールを採用しています。
つまり低PER高ROAと判断したから数字で購入したものであり、年に1度チェックをしてそうではないと数字から判断したら売ります。
ロシア株ETFに株式全体の10%(ETFの20%)を投入するのは、米国個別株1銘柄に株式全体の5%を投入するルールから、感覚的に決めました。
倒産リスクがなく20銘柄程度で分散の聞いている(しかし非常に不安定な)1国のETFにかける割当は株式全体の10%程度が妥当だろうと思ったのですが、少なくとも5~20%のあいだが妥当だと思います。

自分のポートフォリオに決め方の紹介は以上でおわりです。
ロシア株ETFはかなり好きなオモチャなので、そのうちつっこんで書きます。







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2017年6月 目標ポートフォリオの決め方について③

さて、次に株式クラスについてです。
引き続き前回のグラフをみます。

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自社株は実は売却できなくて仕方なく持っています。
なので調整余地がありません。
しかし皮肉なことにここ数年間の自社株のリターンは厳密には知りませんが年率20%以上、もしかしたら30%あります。
偶然暴落したときに買って急騰した状況です。
まあ、興味はありません。

自社株以外の資産を、米国とその他の国の株式で、半分ずつになるようにしています。
米国株式は個別株を買っています。
その他の国の株式はETFです。
なぜならマネックスの米国株口座でのラインナップがそうなっているからです。
株式に関して、米国株にだけかける人、全世界に分散する人、日本だけにかける人。
いろいろなタイプがあります。
自分がベットしているのは、米国に半分、その他有力な新興国(中国および周辺国とインド)に半分です。
よほどPERがありえないほど低く、それなりのROAがあればヨーロッパや日本に積み立てる可能性もありますが、基本的には、自分の生きているあいだは、米国経済が一番強いままか、数十年後に中国およびインドが米国以上の影響力をもつか、どちらかだと思っています。
これは実際にインドや中国、アジアの会社やエンジニアと仕事をしたり街に住んで肌で実感したことです。
株式投資では実績の数字と(PERやEPSやROAや配当率や・・・)、自分で見たもの(街にあるもの、仕事で触れたもの)を信じています。
逆に信じないのは、予想の数字(予想PERとか5年後のEPSとか)、見たこともない経済新聞の記事(ロシアがあーだこーだ、アメリカがあーだこーだ)です。

次は最後に株式クラスの詳細を書いて締めます。
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2017年6月 目標ポートフォリオの決め方について②

 『株式:債券等』、の比率を決めたら、次に具体的に投資するクラスを選定します。

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まず、『債券等』について説明させてください。


金ETFに全資産の10%、残りの枠に、日本円現金と、米国総合債券ETFを半分ずつ投資しています。
金ETFは非常にいいと思います。
金はそれ自体が利益を生む性質ではないので否定的な考えの人も多いですが、とくに債券が低金利の状況であるとよいと思います。
なぜなら現在の金ETFの幾何平均名目リターンの期待値は長期で3%程度と、米国や日本の債券を上回るからです。
債券があがりすぎたということです。
歴史的に超長期で見れば金は債券よりリターンが低く、ちょうどインフレを追従するのですが、今は債券が上がりすぎたためにそうではなくなってしまっています。
米国や日本が十分に利上げを行い、最低でも3%、4%という国債金利を確保した時に「金はリターンを産まないので不要」という意見は再び妥当になります。

次に米国総合債券です。
現在利回り2%程度と、日本や欧州にくらべて、マシ、です。
日本や欧州の利回りは、現金でもっていたほうがマシ、という水準まで落ちています。
ところで購買力平価説ですが、僕はまったく信じていません。
物心がついたころから米国と日本の為替の関係は1ドル100円を前後して変化しませんが、常に米国のほうが債券金利が高く優秀なためです。
米国債券の株式相関関数ですが円で見ると0.5程度あります。
意外と高いです。
具体的にはリーマンショック時に円で見ると15%程度下落しています。
しかし実はドルで見ると10%近く上昇しているのです。
つまり、日本円という通貨が25%上昇したということです。
株式暴落時に日本円通貨は高騰します。
日本国債ではありません、特殊なのは日本円という通貨だと思います。
ドルの立場から見れば米国国債は十分優秀な株に対する逆相関資産です。
天動説と地動説みたいに、そもそも座標軸をどこにおいているのかというだけの話です。
実は僕のものとほぼおなじの、株式:債券等=65:35のポートフォリオは、日本円換算だとリーマンショック時に44%も暴落するのですが、ドルの立場から見ると、たったの24%しか下がっていないことに気づきました。
ここで重要なのは、ドルまたはそれに準ずる通貨で生活しているか、円で生活しているかです。
なぜなら株式暴落時に為替に合わせて、日本のカップ麺が2/3円になったり米国の車が1.5倍ドルになったりしないからです。
ちなみにぼくは現状でも日本円で払っているのはせいぜい年金と保険くらいなので実はそんなに円の視点からものを見なくて良い立場にいると思います。
老後もおそらく海外に移住すると思います。
日本円というのは、インフレにたいして常に負けるが異常に株式と逆相関する特殊な資産と見たほうがいいですね。

最後に日本円について。
上で日本円について思うところはほとんど書いてしまいましたが・・・
「わたしのインデックス」さんの、リーマン・ショック時に自分のポートフォリオバランスでどこまで落ちるか、というのをいつも非常に重要視しています。(過去20年リターンは無視します、見るのはリーマンショックでいくら落ちたか、です)
それを見て、日本円、米国債券、金ETFにバランスよく分散するのが、自分の感覚と考えに合っていると思いました。
もちろん今後、欧州や日本の債券金利があがれば、そちらに資金を移します。
日本国債は10年金利が現在0.05程度だそうで、とくに現金からかえる意味合いもないので現金でもっています。
日本円自体が株式と力強く逆相関するクラスなので、リターンは毀損しますが、一定数いれるという考えも一理ある特性だと思います。
もちろん、日本の長期国債金利が2~4%以上と、まともな数値になって、日本国債に投資するほうが、はるかに理想の姿ですが・・・



次回は株式クラスについて書きます。






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2017年6月 目標ポートフォリオの決め方について①

今回は現時点での目標ポートフォリオについて語りたいと思います。
目標といっても、実際のポートフォリオもほとんどこれと同じようなものになっていますが、リファレンス用の数字を決めておくことで、どういう思考回路でこのポートフォリオを作ったのか書いてみたいです。

まず最初に決めるのは、広義での『株式:債券』比率です。
広義というのは、債券のかわりに、現金、ゴールド、現物不動産、その他、投資規模が大きい人ほどいろいろな資産が・・・対象として入ってくるかと思うからです。
しかし大枠では、株式→大きなリスクを取りリターンを目指す資産と、債券→インフレから資金を守り小さなリスクで株式との低相関を目指す資産、この2つに大別することができるかと思います。
ちなみにカナダの年金を運用するCPPIBは、株と債券以外の資産を、そのリスクから『株式と債券何%ずつに相当する』と分解するそうです。
面白い考え方です。
これにより、あらかじめ決められた『株式:債券』比率のリファレンスポートフォリオに、さまざまな資産をアジャストするわけです。
ぼくの場合は、債券と同レベルに株式との相関関数が低い資産を、全て債券側にカウントする、という方法を自分で考えて勝手にとっています。
なぜなら、僕にとって大事なのは大暴落のときにその資産がどう動くか、だからです。
普段10%あがろうが20%下がろうがわりとどうでもよく、肝心の株式大暴落のときにいかに株式の動きを無視してくれるか、を債券クラスに求めています。

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さて、この32%なのですが、基本的に年齢くらいで考えています。
オールドスクールですね。
ただ、これは投資をはじめた2013年はじめからずっとそうしており、体感的にとてもバランスが良いので自分に合っていると感じます。
現在考えているのは、35歳程度までいったら、債券側の比率を35%で、上限にしようかな、ということです。
現在カルパース等、攻撃的な運用をする年金機構の債券等比率が35%というのに影響を受けています。
守備的な年金機構は日本など、債券等の比率を50%程度にしています。
各年金機構の株式比率は年々高まっています。
なぜなら債券の金利が低く押さえつけられているために、非常に魅力の薄い資産になってしまっているからです。

なにはともあれ、自分はポートフォリオを決める場合、この大枠『株式:債券等』を決め、次に細かいものを決めていきます。
債券等、は株式と相関関数が非常に低い資産を指し、先進国債券、日本債券、日本円現金、ゴールド、ヘッジ付き債券、現物不動産のようなものです。
逆に、自分が債券等資産に含めないのは、新興国債券、各国REITなどで、これは株式との相関関数が非常に高いためです。
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2017年5月ポートフォリオ

可能な月はポートフォリオを整理してブログに載せます。
投資歴は2013年1月にはじめたので4年と4か月です。

総資産額 25,071,954円
キャッシュ 2,638,489円
リスク資産評価額 22,433,465円

リスク資産元本 18,450,140円
損益通算(2013年1月~) +3,983,325円(リスク資産元本に対して+21.6%)
ただしこの通算損益は証券口座の入金額と現在評価額から割り出しており
各種支払い済み税金、支払済手数料、キャッシュバックキャンペーンなど全て盛り込んだ通算損益です

2017年5月のポートフォリオは前月比で
総資産額で230万円の増加
損益通算で120万円の増加
という非常に資産が増えた月になりました。
為替、各国株価の上昇、新たな入金というすべての要素が資産増加の要因です。
総資産額、損益通算共に過去最高額になりました。

しかし、4月中にインデックスファンドから米国個別株およびETFへの資産のリレーを行っており
170万円程度の利益を確定させ、34万円程度の税金を吐き出してしまっており、実際の運用成績はさらに高いものです。
まさに自分にとっては今年の「市場に稲妻が落ちた日」はこの1か月のどこかだったようです。

また、この1か月で、止まらない株価の上昇と米国株式比率の資産内増加に違和感をおぼえて
米国債券、ゴールドETF、新興国ETFといった資産に資金移動を行った期間でもありました。
現在、米国債券+ゴールド+キャッシュに資産の30%を配置しており満足のいくリスク低減と分散投資を実施できています。
今後は自分のリスク許容度をよく考えて恐怖を感じない程度に資産運用をやっていきたいと思います。

損益管理表
  現在 原価 利益
マネックス日本口座 インデックスファンド 0 0 0
マネックス日本口座 現金 円 746,810 -1000000 1,746,810
マネックス外国株式 預り金 円 0 0 0
マネックス米国株式 預り金 米ドル 23,050 19100000 -19,076,950
マネックス米国株式資産評価額(銘柄) 19,826,118 0 19,826,118
持株会 2,607,347 1120000 1,487,347
みずほ銀行(円) 1,439,568 1439568 0
みずほ銀行(ドル) 89,566 89566 0
BBVA(ペソ) 339,495 339495 0
 
 
 
total 25,071,954 21,088,629 3,983,325





ポートフォリオ
銘柄 評価額 米国株 先進国株 新興国株 米国債券 ゴールド キャッシュ
マネックス日本口座現金(円) 746,810 746,810
マネックス外国株取引・出金可能額(円) 0 0
マネックス米国株式資産評価額(キャッシュ)(ドル) 23,050 23,050
BND 2437566 2,437,566  
IAU 2,370,290 2,370,290  
GILD 1,055,670 1,055,670  
INFY 1,022,050 1,022,050.0  
IRMD 1,081,423 1,081,423  
KORS 1,084,680 1,084,680  
RGR 1,188,552 1,188,552  
TARO 1,002,332 1,002,332  
USNA 1,210,751 1,210,751  
VWO 7,372,804 7,372,804  
持株会 2,607,347 2,607,346.9  
みずほ銀行(円) 1,439,568 1,439,568
みずほ銀行(ドル) 89,566 89,566
BBVA(ペソ) 339,495 339,495
   
   
合計 25,071,954 7,645,458 2,607,347 7,372,804 2437566 2,370,290 2,638,489
パーセンテージ 100% 30% 10% 29% 10% 9% 11%
株式内% 43% 15% 42%  
               









5月
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