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ETFを使った株式投資

バリュー投資家の3Q13F

9月末の各投資家のポジションがだいたい出そろってるので少しだけ見たいと思います。

モニッシュパブライ
RACEを売ってFCAUだけになりました。
230Mドル/800Mドルなのであいかわらず30%弱はFCAに賭けたままです。
ここに出ないインドの株式もまだ相当もっているはずですが
それにしてもキャッシュポジションを上げている気がするのは気のせいでしょうか。
何%くらい株式にかけているのか気になるところです。

ガイスピア
FCAUは変わらず17%保有です。
AXPを減らしてSRGを買ったそうです。

マンガーは変更なし。
バフェットはまだ未公開。
ハワードマークスもまだ未公開。

セスクラーマン
FOXAとFOXをさらに買い増し全体の1/4をここに賭けています。
話題のSYFは大きく減らしました。
さて、21世紀フォックスはディズニーに事業の大半を713億ドルで売却し、小さな会社になると報道されています。
現在21世紀フォックスの時価総額は880億ドルです。
単純に事業売却713億ドル+残った会社の価値>880億ドルとクラーマンの中で判定しているのかもしれません。
ちなみに1年前のFOXの時価総額は560億ドルだったそうで、このとき買えば100%株主は得な案件でしたね。

レイダリオ
大きな変化はなく、大体1/3くらいが新興国株のETFです。
ブラジル株を減らしてVWOやIEMGを買ってますが小さな比率です。
ダリオは以前50%~57%まで新興国株の比率を高めましたが
下がり始める前に大きく売却し、そのままになっています。
とはいえ米国側の公開株式ロングポジションの3割が新興国株なので、それなりにベットしています。

ところで景気後退局面が疑われはじめると、キャッシュポジションをあげるという考えについてですが
ダリオはいつも「現金を持つのは最悪の選択だ」と言っていますので
どんな局面にせよ、なにかインフレをヘッジする金融商品をもつべきだそうです。
Billionaire Ray Dalio: Why saving in cash is 'the worst thing you could do'

※クラーマンのFOXについて追記
クラーマンはインタビューに答えませんし、あまりネットでもクラーマンのポジションの説明というのは見かけないですが
やっぱり売却がらみなのではないかという考えがあるそうです。

Seth Klarman Doubles Down on 21st Century Fox

By far, the most substantial addition to the Baupost portfolio during the quarter was Twenty-First Century Fox (NASDAQ:FOXA). Klarman boosted his holding of the stock by 48% during the quarter to 39.4 million shares. This holding is now worth $2 billion, making it the firm's largest position.

The second-largest holding, Synchrony Financial (NYSE:SYF), only accounts for 8.8% of the equity portfolio (compared to 17.6% for Fox), amounting to just under $1 billion.

It looks as if Twenty-First Century is a merger arbitrage trade. The company was being fought over by Disney (NYSE:DIS) and Comcast (NASDAQ:CMCSA) before the latter dropped its bid last month. At this point, it looks like a reasonably risk-free trade for what could be an attractive risk-adjusted return.

コムキャストとディズニーが一生懸命FOXの事業買収争奪戦をして値段を釣り上げたので
それがよいアービトラージとなると考えたクラーマンが大きくベットしたのではとのことです。
どのタイミングでクラーマンはFOXを売るんでしょうかね、もう落札額は決定しましたが。
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  1. グローバルマクロ戦略に影響する投資家の発言・ポジション
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10月後半のハワード・マークスのバロンズインタビュー

先月末にハワード・マークスがバロンズのインタビューに答えたのですが
一部面白かったのでメモしておきます。


10月後半のハワード・マークスのインタビュー(一部抜粋)

Q:新著では、積極的な時とディフェンシブな時との調整が極めて重要だと書かれている。現時点で投資家
はどうすべきか?
A:私にとって重要な問いは、攻撃すべきか守るべきかだ。今は守りの時で、100%ではないが守勢に重きを
置くべきだ。機会を逃すことよりも、資金を失う方を心配する(具体的な発言は避けたが、現金を保有する
ことや借り入れを避けること以外にも、下落相場でアウトパフォームしてきたミューチュアルファンドを選
ぶことも今の時期を安全に切り抜ける方法の一つだと述べた)。

Q:サイクル上のどこにいるかを判断する際、留意しておくべき重要な点は何か?
A:2~5 年の期間で考える時、攻勢と守勢の配分を適切に行うことこそ最も重要な決定事項となる。攻勢と
守勢の関係を適切に定めたなら、あとは何を選んでも構わない。米国株式であれ外国株式であれ、グロース
であれバリューであれ、何であれポートフォリオをディフェンシブにするか、あるいはもっと積極的にする
かに関しての調整を間違うと、何をしても助けにならない。

Q:バリュエーションより重要か?
A:銘柄選別よりもかなり重要だと思う。2005 年や 2006 年に慎重になり、2008 年後半から 2009 年前半に
積極的になってさえいれば、他のことはあまり重要ではない。2008 年後半であれば、成功に必要だったのは
投資資金と確信だけだ。その確信の出所は投資環境の理解だろう。私はこれを市場の体温を測ると言ってい
る。例えばニュースの扱い方で、好材料にのみ執着し、悪材料を無視しているとか、その逆だとかというの
もある。買収案件は買い上がっているか、買われ急いでいるかとか、新しいファンドにすぐに資金が集まる
かとか、私がパーティーに呼ばれた場合に私の話を聞きたがるか否かとかいうのも目安になる。

Q:市場のサイクルを本当に査定できる人がいるか?
A:本当のことを言えば、投資は簡単ではない。誰もがもうけたいと思っているのだから、競争が激しい。
しかし、規律を守り、研究し、感情を抑えることができるなら投資はできる。本当に重要なカギの一つは感
情を抑えることだ。全てのことが共謀して判断を誤らせようとしており、何もかも好調で価格が高い時に買
い、事態が悪化して価格が下落している時に売る羽目になりがちだ。本来すべきこととは全く反対のことを
やってしまうのも感情ゆえだ。われわれは抵抗しなければならない。


重要な点があります。
ハワード・マークスは、ある程度、マーケットサイクルを読むべきと主張する投資家です。
つまり大きな流れとしてのタイミング売買によって、アウトパフォームできる、資産の下落を防げるという考えです。
その前提で彼の発言を読む必要があります。

現在をリスクを落とすべきとき、つまり
・株式や高リスク資産の比率を落とす
・キャッシュや同等の資産を持つ
・レバレッジを解消する
・下落相場に過去つよかった投資信託を選好する
といった点を推奨しています。

米国株or米国外株
バリュー株orグロース株
良い銘柄のピック

こういったことよりも、その前段階の、ディフェンスに振るか(そもそも株式を減らすか)
といったこと、大枠でサイクルのどこにいるか、ということのほうが遥かに重要だと言っています。
そして、記者が決定的なことを聞きます。
現在がサイクルのどこか、言い当てることは可能か?
これに対し、研究する・規律を守る・感情を排除する、これにより可能であるとしています。
それが、どのレベルの人物にとって可能と思う、なのか、はかりかねますが・・・
何もかもがうまくいき価格が上がっているときには売り、すべてが悪い状況で価格が下がるときに買えとのことです。

マーケットサイクルへの対峙のしかたにも方法があります。
もっとも安全なのは、どの位置にいても、価格変動が少なる分散されたPFを持ち、変えないことです。
これは一番たしかで地味なやり方です。
テクニックはいりません。
結果の確実性は高い。

靴磨きおじさんが実践するのは、サイクルのどの位置にいても、株式を非常に大きく持つ方法です。
これは、期待されるリターンを、分散する方法より高くします。
また、テクニックはいりません。
しかし価格変動が最も大きくなり、感情をコントロールすることが要求されます。
結果の確実性は20年ほどのスパンで見れば高いですが
1年や2年でお金が1/2や1/3になる恐怖に打ち勝つ必要があります。

最後の方法は、ハワードマークスのいう、マーケットサイクルのなかでどこにいるのかを判断する方法です。
これはもっとも難しく、勉強が必要で、テクニックを要します。
うまくいくかはわかりません。
うまくいけば、ハワード・マークスや多くの有名投資家のように巨万の富を築けます。

個人的には、精神的に負荷を嫌う人は1つ目の方法
負荷を受け入れて、大きな変動とリターン期待値を受け入れる人は2つ目の方法を推奨します。
  1. グローバルマクロ戦略に影響する投資家の発言・ポジション
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マーク・ファーバー 8月6日 中国とインドが日々世界への支配力を強め、貿易戦争が米国一強の衰退を加速させてしまうだろう

ファーバーが貿易戦争と米国の孤立、米国から中国・インドへのバトンタッチについて言及しています。
正直、同感です。
長期的な視野をもてば、米国は自分の首を絞める悪手をうっているようにみえる。

Trade Wars to Accelerate Decline of US Empire as China and India Dominance Grows

US influence on the global economy has been gradually falling, and emerging economies like China and India can overtake the US as global leaders, according to Marc Faber, editor and publisher of The Gloom, Boom & Doom Report.

アメリカの世界経済内の影響力が弱まってきており、中国とインドは背中をみている。

“The US as an empire against the rest of the world peaked in 1950s or 1960s. Then, there have been other countries that have become more powerful, in particular China and now increasingly India. The US empire and its influence on the world is diminishing and has been diminishing for quite some time,” he told RT. The trade war may accelerate this “mutation” in the global economic balance “with other countries becoming more important and the US less important,”Faber said.

米国の世界への影響力のピークは1950年代と60年代だった。
そして、その後、パワフルな新興国が生まれ、中国とインドがその筆頭となった。
US帝国の世界経済への影響力はだんだん減少している。
貿易戦争はこの世界経済での中のパワーシフトの動きを加速させる可能性がある。

According to Faber, the US is likely to be the biggest loser from the trade war it started. “The winners in a real trade war would be everyone except the US. The Europeans would trade more with Asia, and the Asians would trade more with Europe than the US. There would be more trade between the emerging economies and China and vice versa,” Faber said.

米国は貿易戦争の最大の敗者になる可能性が高い。
「貿易戦争の勝者は、米国以外のすべての国だ。アジアとヨーロッパは貿易が活発になるだろう。
中国と新興国も貿易が活発になる。」

Another winner from the trade would be Russia since China would buy more resources from the country, while Moscow would buy more from Beijing, he said.

それからロシアも貿易戦争の勝者になる。
中国はロシアからたくさん資源を買うようになり
またモスクワも北京からたくさん買い物するようになる。

The US stock market has thus far ignored the news about the global trade war, Faber notes. “But if there is trade war, it is not good for the global economic growth. The global economy is slowing down already. I think it would be a big mistake to go ahead with the trade war.”

いままで米国株価指数は貿易戦争の悪影響を無視してきた。
しかし貿易戦争は世界の経済成長にとって悪材料だ。
すでに世界経済の成長は鈍化をはじめた。
貿易戦争をはじめたことは大きなミステイクだ。

The countries most exposed to the trade war in emerging markets are Brazil, Turkey, and Argentina, due to their fiscal problems, growing deficits, and weak currencies amid large amounts of foreign debt, Faber said.

貿易戦争でもっとも被害を被るのはブラジル、トルコ、アルゼンチン。
財務問題をもち、債務が拡大し、通貨が弱く、大量の外貨建て債務のある国だ。

With the global economy financed by soaring debt since the last global crisis of 2008-2009 another recession is likely to come, but its shape is not yet known, according to the investor.

巨大な債務拡大により資金調達された世界経済の拡大が2008-2009クライシスの後に行われたため
リセッションがくるだろうが、どのような形をしているのかはまだわからない。

※世界的な低金利で国が、企業がレバレッジをかけまくって投資・商売・消費をしまくったってことです
ない金で遊びすぎたツケを払うときが近づいているのでしょう

Despite the recent strength of the US dollar, especially against the currencies of emerging economies, Faber says the trend will not continue in the long run. He says the best way to protect individual investments in times of turmoil is to diversify the portfolio with cash, bonds, precious metals, and real estate.

新興国通貨に対するドルの強さだが、長くは続かないだろう。
このような混乱の時代に個人の資産を守りたいなら分散することだ。
現金、債券、貴金属、実不動産がよいだろう。
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マーク・ファーバー 8月13日 株価調整の可能性について

Marc Faber on the possibility of stock market prices adjusting downwards
Marc Faber reflects in his latest Gloomboomdoom post on the possibility of stock market prices adjusting downwards

"If in an economic system prices in one or several sectors increase over an extended period of time far more than the overall price level, a reversion to the mean will sooner or later take place. The adjustment in prices can take place in two different ways. Prices in the inflated sector can stagnate for a while or increase more slowly than the overall price level.

Another possibility which is more likely is that grossly inflated sectors and assets revert to the mean by crashing altogether.

I believe that stock markets around the world are at an important crossroad: Growth (represented by the NASDAQ 100) is out and Value (real estate, REITs, Telecoms, food, consumer staples, financials, and energy (as represented by the Russell 1000 Value ETF – IWD) is beginning to outperform."

Marc Faber on the possibility of stock market prices adjusting downwards


マークファーバーが株式の調整の可能性に言及しています。
1つか、複数のセクターの経済システムの値段が長期にわたり全体平均より強い増加をした場合
遅かれ早かれ平均への回帰が起こるだろう。
価格の調整には2つの異なったルートがとられうる。
・オーバーバリューしたセクターは停滞するか、ゆっくり上昇する
・オーバーバリュー↓セクターの価格がクラッシュする(もっと可能性が高い)
世界中の株式が重要な分岐点に差し掛かったように見える。
ナスダック100に代表されるグロースが終わり
IWDに代表されるバリュー株(不動産、リート、テレコム、食品、生活必需品、金融、エネルギー)が
アウトパフォームをはじめたように見える。


ほんとうに最近英語がよめなくなってきた。
勉強はじめようかな。
  1. グローバルマクロ戦略に影響する投資家の発言・ポジション
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GMO 2Q レター概要 方針変えず

GMOの2Qの4半期レターがトップにはっつけてありますね
中身はながなが英語で書いてあるので読む気せず

GMO

トップに軽く概要書いてありますが、方針はかわらないようです。

Emerging equities are more volatile than developed market equities. This owes little to the volatility of emerging stock markets in local terms and much more to the strong positive correlation between their local stock markets and movements in their currencies. The spring of 2018 was a classic example of this, with USD strength driving significant emerging weakness. Emerging markets do exhibit momentum, so it would not be odd for the weakness to persist for another quarter, although after transaction costs the momentum effect is probably not capturable. Our analysis of the underlying fundamentals for emerging markets, on the other hand, gives us confidence that the assumptions behind our forecasts are sound and emerging value stocks represent the most attractive asset we can find by a large margin, and in the longer term we believe valuation is much more predictive of returns for emerging than momentum is.

新興国株は先進国より変動が大きい。
これは現地建て指数と通貨が強く正相関する場合とくにそうなる。
今年春はその典型的な動きで、ドル高と現地通貨安が問題だった。
そのようなモメンタムがあるため次の四半期も同じ展開であって不思議ではない。
しかしモメンタム投資は取引コスト差し引き後では超過リターンを出すのは難しい。
新興国株のファンダをみると、GMOの予測を裏付ける過程はたしかであり
新興国株式がもっとも大きなマージンをもつ魅力的な資産です。
そして長期的な投資ではバリューがモメンタムより有効であるというのがGMOの意見です。




片腕骨折して片手でタイプしてますが
くっそ面倒なので1か月更新しないかも。
高卒非正規さんの低CAPE戦略の記事の引用がめちゃくちゃ面白いですが
そういうわけで翻訳しないので興味あったら頑張って読んでください。
じぶんも勝手にがんばってよみますがここにはたぶん書かない
一つ思ったのは、新興国経済にも各個別国で様々のファンダメンタルズがあります
たとえばいま騒がれるトルコだと
インフレが酷く、債券利回りを超えそうなので通貨価値を棄損しそうとか
その逆にロシアは平気そうだとか。
ところが予想は外れます。
ただしいままで低CAPEの国のグループがリターンでエッジを持ってきた事実があり
高卒非正規さんの引用元記事だと、ドローダウンも非常に小さかった。
すべての個別の国の事情を分析せず、グループで持つのが一番安全かもしれない。
高卒非正規さんの引用元記事だと11か国/44か国程度のようです
8~11か国程度にすると適切に分散し、リターンを拾えそうです
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