靴磨きおじさんの米国ETF投資

ジェームズ・P・オショーネシーの本高すぎ問題とパンローリングがバリュー投資本のキンドルアンリミテッドを全部やめちゃったよ問題

定量分析のバリュー投資の本っていいですよね。
ぼくは、投資の本は、言葉で説明、抽象的、文章的になるほど苦手で
定量的、グラフ、式、豊富なデータで示されているものほど好きです。
グリーンブラッド氏の『魔法の公式』本も定量分析の最たるものですよね。
同じく米国トップに位置するバリュー投資家のパブライ氏の『ダンドー』などは、逆にちょっと上記の理由で苦手ですね。
なぜこのような傾向があるかというと、自分で考えて解釈して投資してうまくいくほど頭よくないからです。
グレアム先生やグリーンブラッド氏のように『こうやってスクリーニングしろ、1銘柄につきこれだけホールドしろ、売買基準はこう!推奨保有銘柄数はこう!これでアウトパフォームできたバックデータがこれです!』と馬鹿なぼくにも手とり足取り教えてもらったほうが助かるわけです。

さて、そういうわけでオショーネシー氏の
ウォール街で勝つ法則
大逆張り時代の到来

この2冊は読む前から100%好きになるとわかりきっている本ですが、このたびウォール街で勝つ方法を注文しようとしてびっくりしました。
6090円なんですよ・・・
え?絶版だからプレミアついちゃってるんだろうなーと思ったら・・・定価なんですよ・・・
価格設定やりすぎじゃないですかパンローリングさん?
もちろん6000円などこういった定量分析の優れた本がくれる一生モンの情報にくらべたらタダみたいなものですが
(たとえばシーゲル教授が民衆に知らしめた、200年間かならず株式はインフレ差し引きリターンで6%になっていて、他の資産よりリターンがいいというもっとも重要な表には1万円にも10万円にも100万円にも換算できない価値があるでしょう)
しかし・・・せめて3000円くらいで売ってくれればなあと・・・


それから!
パンローリングさん!
バリュー投資本を全てキンドルアンリミテッドから引き上げましたね!!!酷い!!(言いがかり)
今まで、パンローリングバリュー投資本をとりあえずアンリミテッドで読む→よかったら書き込めるように紙本注文
というのを繰り返していましたが、これからはある程度は厳選してキンドル本を買わないといけませんね。
有料ですから・・・がっかりですが、今まで格安で何冊も読ませて頂いてたのがラッキーなだけと思います。

また気が向いたらパンローリングさんアンリミテッドでおなしゃーーーーーーーーーーーすすす!!!
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テンプルトン卿の流儀は良い本だ

現在テンプルトン卿の流儀を途中まで読んでいますがとてもいい本です。

世間が米国株一辺倒の時に、低PER、低PBRを基準に、世界各国の安い地域を買い漁って高くなったら売り払う、というのはまさに自分がやろうとしているのと同じことであり、国際バリュー投資をする人には学びの多い本です。
現在であればレイダリオがこんな感じですね。

とはいえ現在は、新興国や環太平洋、ヨーロッパといった地域に維持手数料0.1%のETFがボタン一つで注文でき、PERやPBRいった指標もネットでわかりやすくまとめられています。
そしてレイダリオのような人間がポジションを公開してるのもネットで簡単に見れて、世界的なグローバルマクロ戦略のバリュー投資家が何に投資しているかも一目瞭然でわかります。

テンプルトン卿の本を読んでますます逆張り投資が好きになりました。
来月はロシアETFをさらに買い増しして、株式の中の新興国比率を53%から57%くらいまで、さらに引き上げようと思います。

株式の大半をPER13〜14で買い集めた新興国でもち、そのなかでもPER6のロシアをとくにオーバーウェイト。
残りを米国株のバイオやアパレルといったPER10前後の個別株で買い集める。
自身のことをみると完全に米国株ブログのみんな(アマゾンやグーグルに投資するグロース派とコカ・コーラやJNJに投資するシーゲル派の方々が毎日毎日論争してますね 笑)と明後日の方向を向いた超逆張り投資家だと思います。

最初はふざけて、初心者である自嘲もこめて靴磨きおじさんと名乗りましたが、そろそろ逆張りおじさんにハンドルネームを変えるべきかもしれません。
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あまり一人の投資家や著者を信じないで色々な本をつまみ食いすることが大事

僕らのような株式投資をして日の浅い人間は、いろいろな人がいろいろなことを言っているのを見て、だれが正しいのか、どれが普遍的な意見でどれがその人特有の主張なのか、どれが突飛なアイディアなのか、聞いていてわからない節があります。
ですので、有名な本を1冊よんで、それを全面的に信じてしまうのは危険かと思います。
とくにシーゲル、マルキールの読者などは、それだけを読んで狂信者のようになってしまって広い視野を切り捨ててしまうような人も中にはいる気がします。

僕はインデックス投資法、バリュー投資法が好きです。
インデックス投資法では、マルキール、エリス、シーゲル、山崎元、カン・チュンド、朝倉智也ほかにも有名なのを何冊か(少なくとも10冊、20冊は)読んでみました。
いろいろな意見に触れるのが大事かと思います。
また何がインデックス投資戦術の核か、どれがその人特有の主張かわかります。

バリュー投資では、グレアム、バフェット、シーゲル、ジョエル・グリーンブラット、ビタリー・カツェネルソン、オヒギンズ、他にも少し読みました。
バリュー投資はみんな同じことしか言っていないことに気づきました。

①安く買う
②利益率が成長し続ける企業を買う

この2個しかないです。
①をPERでPBRで判断しようが、高配当など、他のことで判断しようが
②を高いROAやROE、またはEPSが5年連続で上がっていることなどで判断しようが
はたまた独自の他の計算法をもっていようが、著名バリュー投資家はほぼ全員この2つの指標で購入売却判断しているようです。
(ですのでその中で一番単純なジョエル・グリーンブラットの戦略を使っていますが、みんな結局一緒だと思います)

多く本を読むことで(投資を研究する人間がみんな共有している)普遍的な事実が見えてきます。
また、その人独自のアイディア部分(実は事実ではないかもしれない)は何か、見えるかと思います。
ですので僕はこれからも投資関係の本は定期的にいろいろと読もうと思っています。
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『邪悪な世界のもがき方』アジア買春クソ野郎じいさんが書いた全うなバリュー投資指南書

『邪悪な世界のもがき方』という鈴木傾城という人が書いた本を読みました。
先に書いておくと、わざわざお金はらってまで投資家が買うほどの本じゃないと思います。
なぜなら書いてあることはバフェットやシーゲルが言っていることと同じなので、とくに新しい発見はないであろうからです。
しかしキンドルアンリミテッドに含まれているのでタダで読める人は読んでも損もしないでしょう。
少し面白いのは、海外(主にアジア)で長年買春生活をフラフラしてきたじいさんなので、その視点が投資に生きている点です。

鈴木傾城という人は投資とはぜんぜん関係ありません。
アジア買春を中心にアングラライターを前からしているので、海外系アングラライターを知っている人には知られた名前です。
ぼくは(別にこの人みたいに買春トラベラーではないですが)もともと途上国のアングラカルチャーや書籍が好きで、自分も各国に行ったり住んだりの経験があるのでこの鈴木氏も知っています。
この人のそっち方面の本を読むと、面白い反面、あまりのエグさにドン引きするのですが、(酷いバージョンの深夜特急みたいなものです)めずらしくこの鈴木氏が株式投資本を出してるのをキンドルアンリミテッドで見つけたので読んでみました。
つい先日発行されたようです。

書いてある内容は全て非常にまっとうなバリュー投資についてでした

・ピケティのいうように資本収益率r>経済成長率gは長期にわたって成り立ち格差社会で搾取側にまわるには資本側(rつまり株式)を保有するしかない
・働いたら負けとおもっている、と言ったニートはある意味ただしく、この世はいかにgでためた資金をr側に移して、働かないで収入を得る仕組みを作るかのゲームで成り立っている
・あたりまえだが不動産は需要が減り続ける日本では価値が減り続け、それを持つことは投資でもなんでもない
・世界で最も裕福な8人は世界の富の大きなウエイトを独占しているが、彼らがやったのは、6人が自分の創業した会社を大きくしてその保有株式の価値が増大した(ゲイツなど6人)、もしくは優良な会社の株式を長期保有して株式の値上がりにより資産増大した(バフェットなど2人)であり、世界トップの金持ちは全員、優良企業の株式を長期保有して金持ちになっている。それ以外の方法などない。
・金持ちはキャピタルゲインの短期の鞘取りなどしない。買って、死ぬまでその株式を持つ。それだけだ。
・頻繁な売り買いでAIや機関投資家のエリート集団やインサイダー情報を持った連中にどう勝つのか。しかし優良企業を保有だけして二度と売らなければ、そもそもそういったゲームに参加する必要がない。
・市場が総悲観の暴落時は数年に1度かならず来るので、その時に買えばよい。そんなときは新聞が資本主義や国の終わりと言い出して、ソロスもバフェットも株をこぞって買い始めるので一目瞭然。
・相場観の将来予想はずべて外れるので無視してよい。
・安いときに(低PER)、利益率のよい会社(高ROE)を買ってずっと保有するのを死ぬまで繰り返す。
・多国籍企業をいうドラゴン(化け物)は政治も戦争もすべてをコントロールするが、なぜか一般庶民は簡単にこのドラゴンの背中に乗ることができる。その多国籍企業の株を買うだけである。
・変わらないものに投資するのは強い。変わらないものとは人間の動物活動の部分にかかわる企業で、すなわち飲む食うをつかさどるグローバル企業は強い。(コカ・コーラなど)
・合法ドラッグの企業は強い。合法ドラッグとはビール会社とタバコ会社で、この二つが弱くなることはどんな世界でもありえない。




以上のようなことが書いてあり、全面的に同意です。
このじいさんは20過ぎでアジアをフラフラしはじめてから、ほぼ働かないで数十年間ふらついており、その資金調達のノウハウとしていきついたのが、このど真ん中直球正統派のバリュー投資だったのでしょう。
とくに合法ドラッグ企業がぜったいに強く、なくなるはずがなく、世に嫌われ続けるのでいつでも低PER放置される可能性が高く、結果高リターンになる可能性が高い点については大いに同意します。
僕の場合これに加えて、軍事産業の巨大企業群もまた、人のさがとして逃れられない高収益体質になると考えています。
セックス産業もまた同じポテンシャルをもっていると思いますが、今までそれを独占するほどのグローバル巨大企業がないので、投資対象がありませんね(笑)

唯一、書いてある中で自分は意見が違うと思ったのは、数年おきの暴落時にまとめて投資してから長期保有しろという意見です。
暴落時は一目でわかります。
資金尽きるまでインデックスでも暴落した優良企業でも、ナンピンするのはいいでしょう。
ただ問題は、相場があがっているときです。(たとえば今です)
問題は相場が上がっているときに、どこのタイミングで暴落がはじまるかわからないことです。
たとえば2年後に今からさらに株価平均が1.5倍になった後かもしれませんし、明日かもしれません。
これについてはだれも予想できないとされています。
そしてチャールズ・エリスやシーゲルは「相場の暴落タイミングがわからなく、それまでにどこまであがるかもわからないため、いつもホールドのポジションが正しい」
と指摘しています。
自分も同様に考えており、たとえ今が割高でも、なるべく割安の地域への配分を大きくしたり、割安個別銘柄に分散したりして
キャッシュポジションへ資金を退避するようなことはしないようにしています。
(これで債券にまともな利回りがあればまだ、グレアムが推奨するように資金の何割かを債券に退避ということもできますが、債券利回りが史上最低水準なのでどこにも資金を逃せないというのもありますね)
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読書感想文『バリュー株トレーディング ――レンジ相場で勝つ』後半 ビタリー・カツェネルソン やはり個別株の割安判断は難しいがPERは嘘をつかないという教訓

携帯からの投稿になるので長文は無理ですが、自分の忘却録の意味もあり重要な点のメモ

・企業の割安判断の評価式も紹介されたがやはり難しい
たとえば絶対PERモデルでは予測するEPS成長率x0.65
+8を適正PERとしてさらにビジネスリスク、財務リスク、収益見通しで係数をかけるよう言っているが週末サラリーマン投資家が決められるレベルではない。
・ただ1つ明らかなのはEPSが毎年伸びている会社でPERが15を切っていたら将来会社の潜在価値はほぼ確実にのびるのでバリュー投資家にとっては買いだ。
・グレアムのいう「安全域」の計算方法もあったが同じく難解。
・最重要の話。レンジ相場の1966年〜1982年で大手米国400社の名目リターンを1966年時点のPERから5グループにわけて調査したところPERとリターンはレンジ相場では完全に逆相関だった。
最もPERの高い80社(平均29.3)の年平均リターン8.6
最もPERの低い80社(平均11.8)の年平均リターン14.2
レンジ相場では完全に低PERの大企業が強い。
気をつけるのはEPSが上昇傾向の低PER企業を買うこと。
低PERでもGMのように常に日本車にシェアが奪われてEPSを落とし続けるような企業ではリターンを毀損する。
EPSが上昇傾向の低PER企業を買えという考えはグレアム氏と一致。
・質(堀)、成長(EPSの伸び)、評価(低PERで配当えを出している)この三拍子そろった会社を買え
・どんなに質(ブランド、堀)がある企業でも高値で買うな。
コカ・コーラやコルゲートのような歴史ある大企業でも過去高PERで買って大きく下落した人間が多い。
企業の妄信者にならないこと。
・国についても同じで高成長イコール高リターンではない。中国投資した人間が失敗したのは2000年の中国のPERが56だったから。日本のバブルも同じ。アメリカの2000年のITバブルも同じ。みんな異常な高PERで買って損をしているだけという話
→靴磨きおじさんの考えたこと。逆に今の中国株はPERがとても低いところまで調整されてとてもお買い得になっている。
・分散投資は15〜25銘柄で管理を推奨(バフェットのように集中投資して大儲けできると思っているならあなたは自分を過大評価している)
・売却プロセスについては自分は永久ホールド派なので略

このあたりが印象に残りました。
非常に勉強になりました。
低PERでEPSが成長している会社に投資するととくに相場が長期的にわるい時期に大きく市場をアウトパフォー厶するよというのが一番大事な主張でしょうか。

※大切な教訓を書き忘れていたので1つメモ
PERは単年度利益から割り出すと特別な利益や損失で数字が不正確になるので分子になる利益は3年か5年の平均値もとること
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