靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資

靴磨きおじさんの愛する『魔法の公式』戦略、最初の2ヶ月はS&P500に圧勝 その実力は本当なのか

本格的にはじめたのは4月後半からの『魔法の公式』戦略。
『魔法の公式』というと胡散臭いですが、単なる『低PER高ROAスクリーニング戦略』であり
『ダウの犬』の次くらいにかんたんなバリュー投資の実践法です。
詳しくは関連過去記事をお読みください。

さて、4月18日からはじめて2ヶ月以上たったこの戦略ですが、じっさい今のところどうなのでしょうか。
簡易的にS&P500と比較してみます。

※注釈
S&P500とのきちんとした比較測定は
4月18日~6月末にすべての銘柄を均等にもった場合
7月1日~12月末まですべての銘柄を均等にもった場合
1月1日~6月末まですべての銘柄を均等にもった場合
というふうに、今後厳密に、ちゃんと配当込みで出していく予定です。
今回は簡略化した比較ですが、たんなる気休めなので怒らないでください・・・


4月18日~6月23日のS&P500の値動きをVOOで確認してみます。
https://finance.yahoo.com/quote/VOO?p=VOO
213.78USD→223.37USD
なんとプラス4.29%です。
米国株インデックスはバリュー株投資の勉強をはじめると、本当に本当に強い、と驚きます。
たしかにボーグルやバフェットの言うとおり、米国株式インデックスに積立を続けるのはいつでも最も正解に近い、と思わされてしまいます。


ところで靴磨きおじさんが『魔法の公式』戦略銘柄を買ったのは以下の日付です。
INFY(購入日2017/2/9)
IRMD(購入日2017/4/18)
RGR(購入日2017/4/18)
GILD(購入日2017/4/18)
KORS(購入日2017/4/18)
USNA(購入日2017/5/1)
TARO(購入日2017/5/1)
しかし今回は申し訳ないですが、非常にめんどうなので、4/18に買ったVOOとの値上がり益の単純比較をさせてもらいます。
(後日、ちゃんとすべての銘柄を4月18日に買った場合のパフォーマンス差をYahoo financeで調べますのでご勘弁を)

米国株状況

上記7銘柄のパフォーマンスを見てください
INFY 3.60%
IRMD 22.38%
RGR 17.65%
GILD 6.69%
KORS -4.31%
USNA 16.23%
TARO -1.51%
平均 8.68%

なんということでしょう。
非常に好調なS&P500の2倍以上のパフォーマンスです。
1銘柄だけ買ってそれが大化け、というならまぐれですむ話ですが、はたして7個も銘柄を買って、その平均値が市場平均の2倍以上のパフォーマンスを出すのは、投資法が正しいからでしょうか、たんなるまぐれでしょうか。
なんともいえませんが、一つ言えるのは、この投資法が非常にかんたんなことです。
なにしろ低PERで高ROAの銘柄をランキングにして上から投資してるだけなので、ぼくにもあなたにも即日はじめられます。
ダウの犬の次にかんたんな投資法です。

グリーンブラッドは1年間この方法で投資した場合の市場に勝つ確率を75%としており、ほぼ確実に(95%以上の確率で)市場に勝つには、バックテストの結果3~5年のあいだ継続しなくては適正な評価はできない、と言っています。

個人的には、IRMD、RGR、USNAなどといった、聞いたこともない、単に低PER高ROAで選んだだけの中小企業の成績が、世界に名だたる巨大企業銘柄を揃えた他の投資家のパフォーマンスをアウトパフォームする様は、地方弱小高校のバスケ部がいきなり全国で大暴れするがごとく痛快で面白いと感じるので、ひねくれ者の人にはおすすめの投資法かもしれません。
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  1. 『魔法の公式』戦略実践成績記録
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仕事がうまくいかないで辛いおもいをするほど絶対アーリーリタイアしたいマンになる

いまは仕事がうまくいっていません。
部署を移動して、業務内容はほぼ一緒なのですが、上司からの評価は、「いいところもわるいところもありつつまあいろいろ頑張ってるよな」から「モチベーション低くミス多くスキルがないサボり癖があるマネージャー任さられるかよこいつに」というような感じに捉えられているのをひしひしと感じています。
ちなみに前の部署と今の部署で極端にやり方を変えたわけじゃありません。
毎日わりと一生懸命やってるつもりですが、なんでこんなことに?と仕事の疲れと共に悲しくなります。

いったい小さな会社という組織の中で、上の人に努力を認められたいと休みも夜も仕事をし、その結果あいつはやる気がなくサボってるんじゃないかなんて言われて、人生はなんなのでしょうか。
さっぱりわかりません。
アイフォンは使わないのですがスティーブジョブズのとても好きな考え方があります。


私が17歳のとき、私は次のような句を読みました。 「もし、あなたが毎日を人生最後の日のように生きるなら、いつかまさしく、その通りになる。」 それはとても私の印象に残りました、それ以来33年間、私は毎朝鏡をのぞき込み、自分に問いかけました。「もし今日が人生最後の日だったら、私は今日しようとしていることをしたいと思うだろうか?」と、そして、答えがNOの日が、何日も続くようなら、私は何かを変える必要があります。

自分はいずれ死ぬのだと考えることは、私が人生において大きな選択をするときに、自分を助けてくれる、今までに出会った最高のツールです。 なぜなら殆ど全てのこと・・・・即ち全ての外部の期待、全てのプライド、恥じをかくことや失敗への全ての恐れなど・・・これらの事は死を前にすれば、なんでもなくなり、本当に重要な事だけが残るからです。 自分はいずれ死ぬのだと思うことは、あなたが失う何かを持っているという思考の罠を避ける最高の方法です。あなたは既に裸であり、自分の心に従わない理由はないのです。


まるっきりぐうの音も出ない正論でその通りにしたいのですが、上記のような状況なので
今日が人生最後の日だったら間違いなくしたくないようなことをして、生きている状況です。
プランは2つあると思っています。

①労働そのものを、本当に自分のやりたいことに昇華させるべく、転職をする。

しかも普通の転職ではありません。
ぼくはそもそも日本の企業の労働文化が好きではないのです。
いろいろな国で出張して働くとき、その現地の技術者たちが羨ましいです。
人の人格を否定するような立ち入り発言をしない、業者や部下を怒鳴りつけない、まともに休暇をとる、アフターファイブを取る、わざわざ時間外の飲み会やゴルフに参加しない。
これらはすべて自分が求めているもので、どこの国に行っても現地社員が羨ましくてなりません。
ですので転職するなら、そもそも日系企業で働くの自体が嫌なのです。
駐在員も現地採用者もいやです。
関係ない国の、外資系企業で、海外で働きたい。
しかしそれをするには英語力も低いし、ツテもない、スキルも微妙。
しかしジョブスの言葉に従うなら自分にはこのコースが正しいということになります。
給料は月に20万円、30万円程度もらえれば、十分です。
バフェットのこの言葉も好きです。


給料が一番多くても、
打率が2割だったら
ふさぎ込んでしまいます。
逆に給料が一番少なくても
4割打てれば、
それこそ大喜びするでしょう。
大事なのは、
自分が好きな事を
とびきり上手にやることです。


いうなれば僕は、一番高い給料を提示されて、毎日打率2割で陰口をたたかれている、そんな心境です。
自分の人生が間違ってるという思いが強く強くあります。
もし毎日仕事がきつく休みがなくても、君のお陰で助かっている、よく頑張っていると思ってもらえ、職場が和気藹々としていればぜんぜん違います。
前の部署はそうだったので好きだったのですが・・・



②苦痛で高待遇の仕事を続けて最低限の金をためてとっととリタイアする


これがもう一つの選択肢です。
①は労働で好きなことを求めて飛び出す方法です。
リスクもかなりあるかと思います。
(いきなり外国に行って専門の技術者として20万円、30万円もらって外資企業で働けるかという話、日系企業への就職なら容易ですが)
対して②は我慢していれば確実に到達します。
また、「やりたいこと」が労働でなくてもよくなります。
最低限の運用成績と、あとは明日死んでも後悔しない、自分のやりたいことを特別うまくやる、ドローンで世界を撮ってまわっても、アフリカで学校を作る手伝いをしても、自由です。
この問題のもっとも大きな問題は、結婚できない、子供をもてないことかと思います。
自分で計算したこの方法に必要なコストは約7600万円程度と出ています。
しかし奥さんも一緒にリタイアする場合は1.7倍の費用がかかり、1億3000万円、さらに子供も最低限好きな大学にいかせてやりたいと思ったら一人養育費3000万円、もし妻1人、子2人で、慎ましやかに、しかし子供を大学に行かせるような状況をリターンしつつ作り出すなら1億9000万円必要です。
7600万円と比べたら、一気に非現実的な数字になります。
とすると、まともに動けるうちにとっととリタイアして自由を手にするには、家族のいない寂しい人生を選ぶという勇気が必要になります。

昔よく聞いた歌でこんな歌詞がありました。

勘違いしないでね、別に悲しくはないのさ。
抱き合わせなんだろう?孤独と自由はいつも


だれにも縛られない人は、だれからも心から愛されず、完全に自由で、孤独になります。



リタイアに必要な7600万円ですが、こう計算しました。
株式:その他(債券や金)の比率を65:35にします。
このポートフォリオの今後15年リターンが4.83%程度とされています。
配当税が年間0.54%、維持手数料が年間0.10%
よってキャピタルゲイン税を考慮しない名目年間リターンが4.20%程度です。
今後15年の日本円のインフレを年1%とします。
また、資産を現金に引き落としたときに、その10%をキャピタルゲイン税として差し引かれるとします。

次に2030年頃の日本の生活費を、いまとほとんど変わっていないと考えて
家賃65000円、その他100000円、国民年金16000円、国民保険2000円
トータルで月183000円、年間220万円とします。

最後にリタイア資産X円が必要とされる式で
X x (0.042-0.010) x 0.9 = 2,200,000
X = 76,400,000円

つまり年金保険支払で年18000円、さらにその他生活費家賃で165000円見込んでのリタイアプランなので
実際はそこまでお金を使う人間じゃないのでかなり安全にリタイアできるかと思います。

ちなみにこの資産を貯めるまでのスピードですが
現在資産2500万円、月の積立額28万円、リターンを上記のリタイア後と同じポートフォリオで持った場合と考慮して
いまから10年、2027年に42歳程度でアーリーリタイアというのはとても現実的です。
(名目資産で上記の7640万円を達成します)
あと10年と考えれば、労働時間も積立量もすでに1/3前後を達成した時期であり、あと10年ならぜんぜんやりたくないことだけど、42歳からの好きなことだけをする人生のために我慢できるかも・・・と考えています。
  1. アーリーリタイア
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株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」の2版原書The Little Book That Still Beats the Marketのまとめ⑥

・我々の初版の発行後に、ウォールストリートで非常に多くの期間が、この魔法の公式が米国外で機能するのかどうかを研究した。
あらゆる外国マーケットでこれが働くことが、彼らの研究で実証された。
しかし我々自身は米国外での魔法の公式のバックテストデータは持っていない。

・過去のさまざまな研究から、我々がPERで判断したディスカウントを、PBRやlow price to salesでスクリーニングしても
世界中のマーケットでこの公式は同じように機能するだろう。

・しかし、非常に確かなことがある。
利益に対して平均以下の取得価格で、資本に対して平均以上の利益率を得ている企業、つまり平均より優れた銘柄を買うこの戦略は
先進国でも、新興国でも、あらゆる国で機能する根本的な仕組みだと考えている。



※靴磨きおじさん注釈
これで2版の追記部分のまとめは終わりです。

追記部分を読む情報価値だけでも、10.48USDの本代くらい
その未曾有のチャンスを考えれば安いもの
10.48USDは非常にリーズナブル 良心的金利でございます(ざわ...ざわ...)

冗談はさておき本はいいものです。
本は出費に対してもっともリーズナブルで得るものの多い文化と、いつも思っています。
とくに投資に関しては、本の出費に対していくらリターンを得たか、数字で比較できます。
ぼくは数十冊、今まで投資の本を読みましたが
仮に50冊の1500円の投資の本を読んだとしても、出費はわずか75000円なのです。
しかしすでに投資で400万円の利益が出ました。
こんなに経済的に費用対効果の大きいものは世の中にはそんなに多くないでしょう。
(僕の考えるに英語と大学受験くらいでしょうか、両方苦手ですが。)
しかもそもそも投資の本自体、面白いので、仮に利益がマイナスでも、やっぱり僕は投資の本を毎週読むでしょう。

さて、魔法の公式戦略ですが、ひとつラッキーなことがあります。
それは、日本人である我々は、魔法の公式で選ばれる有象無象がどのくらいヤバいやつらか、ぜんぜん情報が入って来ない点です。
入ってきたが最後、ぜったい欲しくなくなるはずです。
いま僕は、魔法の公式戦略による銘柄をGILD、KORS、INFY、IRMD、TARO、RGR、USNA、そしてロシアETFのERUSと買い集めましたが、もしも本国、米国の投資家が見たら「ファーwww」と言いたくなるラインナップなのでしょう。
しかし運のいいことに僕は米国の会社なんて大して知らないし、グリーンブラッドの言うことが本当なら、かえって各銘柄の内情を知らないほうがいいということになります。
ちなみに現在成績が非常に良い(2ヶ月で20%ずつ上昇した)RGRとUSNAは、有名ピストルメーカーと米国版アムウェイです。
最悪ですね。
一般米国株投資家の方々が、FANGにするか昔ながらのKOやJNJにするかと迷っているところで、こちらは全く別の惑星で天下一武道会を開催しているような心境です。
  1. 『魔法の公式』戦略研究
  2. | コメント:0

株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」の2版原書The Little Book That Still Beats the Marketのまとめ⑤

二つ目の問題について。
市場に勝つことと、利益を出すことはイコールではない。
市場が40%のマイナスを出した年に、38%のマイナス成績で終わるのもまた、市場を打ち負かしたことになる。
ポートフォリオのうち大きな割合を株式に割り当てるべきだが、それが40%なのか80%なのかは
何年間も株式のパフォーマンスが悪かった場合に、どれくらいの割合保有していれば狼狽しないか、で個々人が決めるしかない。
しかし、株式クラス内の戦略の中では、魔法の公式戦略はベストの選択肢の一つだろう。

・新たに付け足した過去10年間の結果を検証しよう。(2000年~2009年の10年間パフォーマンス)
S&P500は珍しいことにパフォーマンスが悪かった。
年率リターン-0.9%というマイナスリターンに終わった。
しかし市場の時価総額上位1000社(時価総額10億USD以上)から構成した魔法の公式戦略では年率リターン13.5%であった。
しかし問題もあった。
この10年間のうち、なんと34ヶ月間のあいだ、S&P500をアンダーパフォームしたのだ。
さらに他のにも13ヶ月間アンダーパフォームした期間があった。
つまり合計すると実に4年間近く、S&P500をアンダーパフォームしていた。

・そして2007年に関しては、魔法の公式の時価総額50ミリオンUSD以上の銘柄による構成であるall cap戦略にとって残念な年だった。
all capは-8.8%、それに対してS&P500 は+5.5%、時価総額上位1000社による魔法の公式戦略の成績は+7.1%だった。
2007年は小型株とバリュー株にとって酷い年だったのだ。
ラッセルの小型グロース株インデックスが、同小型バリュー株インデックスを16.8%アウトパフォームして
大型株インデックスが小型株インデックスを7.3%アウトパフォームしたことから
我々の魔法の公式のall cap戦略にとっては非常にタフな年になった。


※靴磨きおじさん注釈
上のような数年間の傾向を見ていると、これを無視して10年単位で悪評ある小型株銘柄を持つこの戦略がいかに我慢し難い、精神的な難易度の高い戦略かということがよくわかります。
  1. 『魔法の公式』戦略研究
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株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」の2版原書The Little Book That Still Beats the Marketのまとめ④

・また、魔法の公式戦略は、ときに複数年機能しない。
しかしもし毎年、毎クオーター、毎月、機能してしまったらどうなるだろう?
おおよそ全ての投資家が魔法の公式戦略をフォローすることになる。
すると魔法の公式戦略に選ばれる銘柄の株価は直ちに押し上げられて、戦略が機能をとめてしまう。
あまり凄すぎないことこそ、この公式の非常に凄い点である。

・魔法の公式に従うと、きちんと新聞の経済欄を読む人が絶対に買わないような銘柄を何度も買う羽目になる。
そしてそれらを黙ってホールドして、時として複数年、市場アンダーパフォームするポートフォリオを持ち続けるとこになる。
また、みんながすでにこの本を読んでしまったんじゃないだろうかと心配する。
この戦略を継続することは非常に難しいことがわかるだろう。

  1. 『魔法の公式』戦略研究
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